死産臍帯過捻転になる原因って?防ぐ方法はあるの?

死産の大きな原因、臍帯過捻転について

臍帯過捻転

臍帯(さいたい)、つまりへその緒はおなかの中の赤ちゃんとママとをつなぐ大切な部分です。へその緒は意外と太く、丈夫で白く硬いホースのような感触だと言われています。それもそのはず、へその緒の中には3本の血管が通っていて、この血管を通して赤ちゃんの成長に必要な酸素や栄養が届けられるため、血管をしっかりとガードしなくてはならないからです。血管の周りにはワルトン膠質(こうしつ)という硬いゼリーのような物質があり、3本の血管をしっかりと包み込んでいます。ちょっとした衝撃や赤ちゃんの胎動によって抑えられても、血管の流れがストップしてしまうことはありません。

…しかし、このへその緒のトラブルは実は意外と多く、その中でも特に死産の大きな原因となっているのが「臍帯過捻転(さいたいかねんてん)」です。さまざまなへその緒のトラブル

死産や赤ちゃんの成長の遅れと関係があると言われている臍帯過捻転。なぜこの症状が起こってしまうのでしょうか、また万が一臍帯過捻転になってしまった場合には何か対処法はあるのでしょうか?

なぜ臍帯過捻転になるの?原因は?

臍帯(へその緒)ですが、先ほどどういった構造になっているのかを述べましたね。ワルトン膠質というゼリー状の物質の中に3本の血管が走っているのですが、この血管は2本の動脈と1本の静脈でできていて、動脈の方が成長スピードが速いために血管がくるくるとねじれた状態になります。まるで電話のコードが絡み合っているかのような見た目になっているということですね。

しかし、何らかの原因でこのぐるぐると絡み合っている部分が多くなることで、血液が流れにくくなったり酸素や栄養が届きにくくなってしまいます。このように臍帯のねじれが強く起こってしまうことを「臍帯過捻転」といいます。

へその緒は、赤ちゃんにとって大きく成長し、そして酸素をもらって生きていくための命綱。ここに臍帯過捻転のような異常が起これば、すぐに赤ちゃんに影響があらわれてしまうということなんです。

臍帯過捻転が起こってしまう原因は、今のところ「コレだ!」ということはわかっていません。今のところは赤ちゃんの胎動、つまり赤ちゃんがおなかでぐるぐると動き回ることでねじれが起こってしまうということが考えられています。特に高齢出産の人に臍帯過捻転が多いということや、ママの体質などには関係していないということですので、やはり胎動による原因がもっとも大きいと考えられています。実は、妊娠22週以降で死産が起こった場合、その原因でもっとも多いのが臍帯過捻転だとも言われています…。

臍帯過捻転ってどうやって調べるの?

では、臍帯過捻転はどうやってわかるのでしょうか?検診のときにエコー(超音波)検査をすると思いますが、このときにねじれたへその緒が見えることがあります。また、赤ちゃんの成長が思わしくない…というときには、臍帯過捻転になっていて栄養がうまく運ばれていないということを疑います。成長が遅れる「胎児発育不全」

そして、カラードプラとパワードプラというふたつの超音波検査を行います。(カラードプラの方がよく使われていて一般的です。)この超音波検査は、へその緒の血流を調べるための検査になっていて、血液の流れが青と赤で色付けされるのでとてもわかりやすいものです。カラードプラで臍帯過捻転がわかった場合、青と赤の血管のねじれが強く、細かくぐるぐると巻き付いている状態であるのがわかります。

また、臍帯の状態によっては輪っか状になっていたり、へその緒全体が弓のように大きく曲がっているなど、血液が流れにくい状態になっていることもあります。胎動が少ない気がする・毎回の検診であまり発育状態が良くない・エコーでへその緒に異常が見られたなど、さまざまな理由で臍帯過捻転が疑われます。

臍帯過捻転の治療法や対策って?

万が一、臍帯過捻転だとわかったら…?実は、残念ながら臍帯過捻転だとわかっても、おなかの中のへその緒や赤ちゃんに治療や何かを行うことはできません。不安な気持ちを抱えながら出産までの時間を過ごすの!?と思ってしまいますよね。

ただ、臍帯過捻転が見つかった時期や状態によって対処法が変わってきます。たとえば、臨月が近いときや妊娠後期で、仮に早産になったとしても赤ちゃんが生き延びられる可能性がじゅうぶんにあるという場合。そして臍帯過捻転の程度が重いときや、赤ちゃんがうまく育っていないなど、おなかの中にいることが赤ちゃんの負担になっていると考えられる場合。このときには、医師とよくよく相談の上帝王切開での早産となることも。捻転の程度にもよりますが、基本的にはそのまま経過観察というパターンが多いようです。

しかし、このように過捻転による死産や後遺症などのリスクを少しでも減らすために、早産という形で取り出してあげる対策も行われています。臍帯過捻転は誰にでも起こりうるもので、コレといった対策もなく、コレといった治療法もない、いわば運頼みのようなもの…。赤ちゃんを妊娠して無事に出産して育てるというのは、本当に奇跡的なことだということがわかると思います。

以前よりもエコーの機械が発達して臍帯過捻転を見つけやすくはなりましたが、それでもいつどんな理由で起こるかはわかっていません。妊娠中のママにとってはとてもとても怖く、心配な臍帯過捻転。不安は大きいと思いますが、決して多くの確率で起こるものではありません。

また、心配で仕方ないという場合には胎動を毎日チェックして特に変わりがないか見たり、万が一胎動が少ないかも?と感じたら医師に相談するようにしましょう。臍帯過捻転はカラードプラなど超音波ですぐに調べることができますので、心配のあまり強いストレスになることの方が問題ですから、医師に不安を相談して調べてもらうと良いのではないでしょうか。

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