妊娠・出産・子育てを楽しく迎えるための準備をしよう!白金高輪海老根ウィメンズクリニックの海老根真由美先生にインタビュー

妊娠したら自分の身体はどうなるの?
いままで通りの生活ではだめなの?
いつまで働けるの?
子育ては大変なの?

など、妊娠すると多くの女性が心配ごとや悩みを抱えます。

経験をしたことのない妊娠・出産・子育てに対して悩みや不安を持つのは、自然なことです。

そこで、妊娠してから慌てないように、身体や生活にどのような変化があるのか知っておくことが大切です。

今回は、白金高輪海老根ウィメンズクリニックの海老根真由美先生に、妊娠・出産・子育てで多い悩みごとを聞きました。

また、多くのママから相談される、産後うつについても伺いました。

輪海老根ウィメンズクリニック 海老根真由美先生

すべての女性を支援するクリニック

白金高輪海老根ウィメンズクリニックは産婦人科・婦人科のほかに小児科や乳腺外科、泌尿器科を併設し、すべての診療科を女性医師が担当しています。

ーーー白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開業されるにあたって心がけたことはなんですか。

クリニックを開業するにあたり、広く女性医療をしていけるクリニックにしたいと考えました。
妊婦さんに限定したり、特定の年齢層の女性だけに役立つ診療はないようにしております。

クリニックは「女性支援」のひとつとして考えています。

忙しい女性でも通院しやすいクリニックにしたかったので、平日は朝8:30から19:00まで、土日祝日も毎日診療しています。

ーーー朝早くから診療は、忙しい女性のことを考えられているのですね。

朝の時間帯はいつも、患者さんがたくさんいらっしゃいます。

自分が患者さんの立場になって考えると、一般的な診療時間だけでしたらなかなか病院に行けないと思ったのです。

仕事に一生懸命になっている方ほど、通院する時間がとれないでしょうから、なるべくみなさんが来られる時間に診療を受け付けています。

一人ひとりに合わせたレディースドック

白金高輪海老根ウィメンズクリニックのレディースドックでは、基本セットの「ブライダル」「プレママドック」や「STDセット」「アンチエイジングセット」が選べます。

ーーーレディースドックを受けると、どのようなことがわかるのでしょうか。

大きな病気がないか、性病はないか、妊娠できるかどうか、といったことがわかります。

患者さんが何を知りたいか、どんなことで悩んでいるかといったニーズに合わせて、レディースドックをおこなっています。

選びやすいようにレディースドックをご用意しておりますが、いらしていただいた患者さんとご相談して、検査内容をご提案しております。

ニーズは一人ひとりによって、かなり異なってくるからです。

女性にとって心配なことはさまざまありますから、患者さんの要望を知ることを大切にしています。

未婚・既婚でも求める内容は違いますし、更年期など年齢によっても違います。

たとえば、アンチエイジングセットは、更年期に近づくことで心配なことがあると受ける方が多くいます。

レディースドックとは…
基本の人間ドックに、乳がん検診や子宮がん検診など、女性特有の病気についての検査を組み合わせたもの。

ーーー患者さんの要望に合わせて、さまざまな検査があるのですね。

さまざまな検査をおこなっているのは、たくさんの女性の相談に応えたいと思っているからです。

産婦人科の領域は大きく分けて、産科・婦人科・不妊の3つがあります。
最近ではこの3つが細分化されていて、それぞれの施設に分かれているケースが多くみられます。

すると、どの病院やクリニックに行ったらいいのか悩んだり、自分の悩みがどの分野に当てはまるのかよくわからない方もいます。

そのような悩みをもつ方のために、白金高輪海老根ウィメンズクリニックでは、女性全般のお悩みにお答えする医療施設でありたいと思っています。

たとえば内科では専門外となることの多い、女性特有の疾患については婦人科で相談に乗れます。

年齢によって変わるホルモンバランスや生理中、排卵期のデータなど、婦人科は知見が豊富ですので、ぜひ相談にいらしてください。

産科と婦人科の違いとは…

  • 産科…妊娠・出産・産後の出産について扱い、分娩施設がある。
  • 婦人科…女性特有の病気や身体の悩みを扱う。

産婦人科は、産科と婦人科の両方について扱う。

妊娠・出産・育児を楽しく迎えてほしい

白金高輪海老根ウィメンズクリニックでは、妊婦健診を受ける方に母子手帳やエコー写真が保存できるファイルをプレゼントするサービスがあります。

ーーーこのサービスをはじめられたきっかけはなんでしょうか。

3Dや4Dエコーのようなリアルな赤ちゃんの様子をみて、妊娠をさらに実感したいというママやパパがたくさんいらっしゃいます。
当クリニックでは、毎回の妊婦健診は、白黒のエコーではなく動画で赤ちゃんの様子がわかる最新の4Dエコー装置でおこないます。

私は大学で周産期を専門にしていたこともあり、じっさいのところはどういう風にママたちが、楽しく育児ができるかについて考えています。

パパと一緒に妊婦健診でお腹の赤ちゃんの姿を見て記念にできたら、妊娠・出産・育児を楽しく感じてもらえるのでは、4Dエコーを導入いたしました。

エコーとは…腹部の上、または膣から機器を通して胎児の様子を超音波で見る検査のこと

  • 3Dエコー…立体的に胎児が見られる検査のこと。
  • 4Dエコー…立体でさらにリアルタイムで動く胎児の様子がわかる検査のこと。

ーーー妊娠・出産・育児を不安に思っている女性も多いでしょうか。

妊娠したらわからないことがたくさんあり、多くの女性が不安を抱えています。

なぜなら身近に、妊婦さんや子育てをしているママが少なくなっているからです。

ひと昔前は大家族が多く、自分の妊娠前から赤ちゃんを見たりお世話をしたりする機会が多くありました。

今はその機会があまりないため、勉強して知識を得るしかない時代になっているのです。

そのため、今の時代にあった妊婦健診とはなにか、ということを考えています。

正しい知識を学ぶために、たくさんのプログラムを用意しております。

ママたちやパパたちが私たちと一緒に楽しく学ぶことにより、少しずつでも不安が解消したり育児を楽しめるようになってほしいと願っています。

妊婦健診では具体的なアドバイス

ーーー妊婦健診で心がけていることを教えてください。

ひと昔前では、妊婦さんがお母様やおばあ様を頼りにして子育てをされていましたが、いまは半数くらいはパートナーを頼りにしているようです。

ところが、パートナーも妊娠・出産・子育てについてわからないことがほとんど。

妊婦さんがなにを食べたらいいか、どのくらい休んだらいいかなど、どのような生活を送っていいのかわからないのです。

そういったこともあり、当院では今の女性がどんなライフスタイルなのか加味した妊婦健診時のアドバイスをおこなっています。

たとえば、妊婦さんに必要な栄養素のひとつに「葉酸」があります。

葉酸をとりましょう、とだけ言っても何をどれくらい食べたらいいのかわからないですよね。

ですので、「ほうれん草ならひと束~ひと束半、ブロッコリーならまるまる一個で妊婦さんが一日に必要な400μgの葉酸がとれますよ」と、具体的に示していきます。

これらを毎日食べるのは、なかなか大変なことですよね。

しかし、妊娠中にコンビニのごはんだけで過ごそうとする方もなかにはいますから、例を出して一日に必要な食事量をお伝えしています。

また、当院には4人の管理栄養士が在籍しています。

妊婦さんが普段食べている食事を書き出して、妊婦健診のときに持ってきていただいています。

内容を確認して、妊娠糖尿病の発症予防に関する指導もおこないます。

それから、妊娠後も仕事をされている女性が多いため、栄養不足による腰痛や気分の落ち込みを感じられる方もいます。

そういった女性が少しでも安心して過ごせるようなサプリメントや漢方を処方したり、新しく迎えたライフスタイルについてアドバイスをします。

ひと昔前のように「仕事なんてせずに休みなさい」と言えたらいいですが、現代社会では難しい状況の方も多くいらっしゃるように感じます。

仕事をしながら送る妊娠生活や育児が、なるべく苦にならないようにサポートすることを心がけています。

葉酸とは…
水溶性ビタミンB群の一種。
代謝に関係し、細胞を作るために必要な栄養素のこと。
赤血球を作るサポートもおこない、造血ビタミンとも呼ばれます。

赤ちゃんの細胞を作るため、妊婦さんは積極的に摂取することが厚生労働省から推奨されています。

ーーー現代では働いていたり、家族のサポートが受けられずひとりで奮闘される方が多いのですね。

昔のやり方は通用しない場合が多いですよね。

妊婦健診を担当している3人の女性の産婦人科医は、全員が子育て中のママです。

子育ての経験を生かして、現代の生活のなかでどういうときにつらかったか、共感しながらサポートできたらいいなと思います。

産後の母乳について

ーーー助産師の担当する外来で母乳の相談をされるママさんには、どういったアドバイスをされていますか。

バランスのよい食事をして、水分をしっかりとってじゅうぶんに休むこと。
基本的に子育てと同じアドバイスですね。

しかし、産後に授乳がうまくいかない場合はさまざまな原因があります。

赤ちゃんのコンディションや抱き方、ママのおっぱいの形、ママの食べているものだったり生活そのものだったりするわけです。

それを全部きちんとみて、一緒に対処法を考えます。

ほかには、頼れる人や公的なサポートがないか探したり、その人なりの生活を聞き出してプランニングしたうえで助言することを心がけています。

一般的な乳腺外来では、産後に乳腺の炎症が起きると、様子を見て助産院へ行くように言われることがほとんどのようです。

授乳で困っているママたちはいっぱいいるけど、受け皿が少ないんですよね。

当院では助産師の担当する外来があり、こと細かな母乳指導やさまざまなサポートをしています。
産後に母乳がうまく出ない方には、乳腺マッサージをおこなっています。

母乳のトラブルがひどい場合には、産婦人科か乳腺外科で炎症反応を見るために採決をして血液検査をしたり、投薬や切開をする場合もありますが、乳腺外科医も子育て中のママなので、気軽にご相談ください。

トラブルが大きくならないように、なるべく早めに来院されることがおすすめです。

母乳のトラブルとは…
授乳をしていくなかで起こるさまざまなトラブルのこと。
乳腺が詰まってしこりができたり、ひどくなると乳腺炎になることも。

周産期メンタルヘルスについて

妊娠・出産・子育ての悩みについて「周産期カウンセリング」として相談に乗ってくれる白金高輪海老根ウィメンズクリニック。

海老根先生は、周産期メンタルヘルスの専門でもあります。

ーーー周産期カウンセリングでは、どのような悩みが多く寄せられるのでしょうか。

周産期カウンセリングでは、産後に特化した悩みが多いですね。

赤ちゃんを出産して、育児をするだけでもママは大変です。

保育園や仕事復帰、イヤイヤ期などの悩みがあるなかで、ママたちはいつも疲れていてイライラしてしまいます。

それに対応しながら生活していくハウツーがわからないため、不安になってしまうんですよ、といったお話はよくします。

また、産後の子育てや自分の身体が変化することについて、自分のなかで処理しきれなかったり対処の仕方がわからなくてつらくなると「産後うつ」という形で出てしまいます。

妊娠・出産という大きな変化による、心因反応ともいえます。

産後うつとは…
もともとはうつではなかった人が、産後に一時的にうつになることを産後うつといいます。
心因反応とは…
精神的なショックやストレスによって起こる心理的反応のこと。

ーーー産後うつは海老根先生の専門分野でもありますね。
産後うつが多いのはなぜでしょうか。

ママをとりまく現代の過酷な環境が、背景にあると思っています。

子育てが大変でいやになって、うつっぽくなるママはたくさんいます。
それは、ママがやらなければいけないことの量が多すぎるからです。

ご家族や親しい友人など、ママの代わりに赤ちゃんを見てくれる方が近くにいればいいですね。
しかし、特に東京を中心とした地域では、多くの方が自分とパートナーで育児をしています。

パートナーも仕事でストレスを抱えている場合もあります。

また、仕事を持つママが妊娠・出産・子育てで仕事を離れると、「仕事から脱落したのでは」という不安感があるようです。

仕事をしている自分だけではなく、妊婦さんやママとして生きる価値観を持つことを考える時間があると、不安感が少なくなるケースもみられます。

誇りを持って仕事をするママたちにも、できることなら1年間くらいはのびのびと赤ちゃんに向き合って子育てを謳歌できる時間をもってほしいですね。

ーーー産後うつのカウンセリングで心がけていることはなんですか。

臨床心理士がママたち一人ひとりの悩みを聞いて、孤独な気持ちにさせないことを心がけています。

「うつ」という病気の名前がついているため、保険適用になって医療として相談に乗れるようになりました。

その一方、医療のほかにママをサポートしてくれる専門職の人材を増やしていくことも大切だと思っています。

私も、大学で講師として教えたり、港区でママたちのお悩み相談員をやっています。

それぞれのアプローチで子育ての問題点を解決できるようにしていきたいですね。

ーーー周産期メンタルケアを受けられた患者さんの反応はいかがですか?

すっきりしました、といって帰られる方が多いですよ。

周産期メンタルケアを受ける前は、「うまくいっていないのは自分だけ」と不安に思っている方が多いのです。

子供を授かることは幸せで素晴らしいものというイメージが大きすぎて、妊娠・出産の大変さや子育ての責任を想像しきれなかったのでしょう。

子育ては「赤ちゃんはかわいい」というニュアンスしかなく、「責任をもって子どもを育てる」という現実にショックを受けてしまう方もいます。

ーーーショックを受けてしまったらどうしたらいいのでしょうか。

そういうショックや悩みは人に話すのが一番です。

私たちがお手伝いするのは、悩みやショックの根本はどこにあるのかを探していく作業ですね。

女性が楽しく生きられる社会を目指して

ーーー今後クリニックとして、力を入れていきたい分野を教えてください。

今後もすべての年代の女性をサポートすることに、力を入れていきます。

2017年7月にクリニックをリニューアルオープンしました。

産婦人科・小児科・乳腺外科・泌尿器科を、それぞれ独立させて患者さんをサポートするためです。

また、いままで母親学級や両親学級などでおこなってきた栄養指導に加えて、食事を提供する施設を手助けしていきたいと考えています。

私の妹がオーガニックの会社をやっていまして、クリニック1階に妊婦さんの栄養に配慮したオーガニックのカフェと、クリニック近くで各種お教室の会場として使っているカフェの2軒をオープンいたしました。

ここでじっさいに、身体によい食事をご自分の目で見て、「食べる」ことを体感してもらえる機会を計画しています。

厚生労働省が2000年からおこなった調査の結果、赤ちゃんの平均体重が減ったのは、妊婦さんの低栄養が原因なんです。

低栄養で生まれた子どもは成人病になりやすいこともわかっています。

元気に妊娠・出産・子育てをしていただくためにも、食事をしっかりとって健康度の高い生活を送るためにも、支援をしていきたいですね。

ーーー患者さんに伝えたいメッセージは?

すべての女性に、毎日楽しく生きていってほしいと願っています。

こころや身体の悩みや心配があったら、ぜひ当院にいらしてください。
できる限りのサポートをいたします。

女性すべてが健康で病院に行く必要のない社会が一番いいんですけどね。

来ていただければ精一杯のサポートをさせていただきます。

白金高輪海老根ウィメンズクリニックの情報

  • 住所/東京都港区高輪1-2-17 高輪梶ビル5F~7F
  • 電話番号/03-5789-2590
  • アクセス/都営三田線白金高輪駅から徒歩1分、駐車場なし
  • ホームページ/http://ebine-womens-clinic.com/
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