風疹大流行

風疹について知っておこう!

妊娠中のママさんが感染すると、赤ちゃんに障害が起きる可能性がある風疹。毎年春から初夏にかけて流行します。ですが、近年では冬にも感染する方が増えてきており、季節関係なく流行する可能性のある感染症となってしまいました。毎年、風疹は流行していますが、何年かに一度大流行する兆候があります。一番最近だと、2013年が過去最高と言われるほど大流行しました。妊娠中は風疹の予防接種を受ける事ができません。感染症に関しては、いつ大流行するか分かりませんので、常日頃から予防を心がけていただきたいと思います。妊娠中に風疹に感染してしまうとどのような事が起こるのか、どのようにして感染を防げばよいのかを一緒に学んでいきましょう。

風疹って、どんな病気?

風疹
風疹は、子どもの頃に感染するイメージですが、風疹は大人も感染します。それどころか、子どもよりも大人(妊婦さん)の方が重症化しやすいといわれています。風疹に感染すると以下のような症状が現れます。

通常の症状

  • 発熱
  • 発疹
  • 耳の後ろのリンパ節の腫れ
  • 目の充血

重症化した場合の症状

  • 全身の痙攣
  • 吐き気
  • 頭痛
  • 重い合併症(髄膜炎、突発性血小板減少性紫斑病)

潜伏期間は2~3週間といわれており、感染ルートは主にくしゃみによる飛まつ感染ですが、発症している方と接触した際に感染する接触感染の可能性もあります。

風疹は「子どもがかかる感染症」だと勘違いをされていた方、風疹を甘く考えていた方は、風疹は大人にも感染し、子どもよりも大人が感染するほうが重症化しやすいという事を覚えておきましょう。また、意外に知られていないようですが風疹の免疫を持っていない大人は沢山います。特に風疹に感染するのは20代~40代男性が多いといわれています。妊婦さんは、妊娠が分かった時点で風疹の免疫チェックを行いますが、男性はそのような検査を受ける機会がありません。毎日欠かさず顔を合わせるパートナーやよく会う身内の方にも、免疫チェックを受けてもらい、家族で予防に努めることが大切です。パートナーが20~40代に該当している方は「なぜ風疹患者は20代~40代男性が多いのか?」の項目をご覧ください。

なぜ、風疹患者は20代~40代男性が多いのか?

20代~40代の男性は風疹の抗体を持っていない方・抗体が少ない方がとても多いという事です。実際、30代~50代男性を調査したところ1/5にあたる約424万人の方が風疹に対する免疫をもっていないと言われています。子どもの頃、風疹の免疫を作る為の予防接種の対象でなかったり、対象であっても自ら医療機関へ出向いて行かなければいけない為に受けていない方がとても多い年代だという事です。

女性も同様の事が言えます。現在では、ワクチンの効果を高める為に、生後12ヶ月~90ヶ月(7歳6ヶ月)の間に予防注射を二回受ける事になっています。ですが、1990年4月2日以前に生まれた女性は、中学生の頃に一度しか予防接種を受けていない為に風疹に対する抗体が少ないと考えられています。1962年4月2日以前に生まれた女性に関しては、一度も予防接種を受けていない可能性があります。男女共通で接種率が低いのは、昭和54年4月2日から平成7年4月1日生まれまでの人たちです。この年代の方々が、風疹の予防接種を受ける事が風疹の流行を抑える唯一の方法なのです。

風疹年代表

妊娠中の感染は危険!?

風疹は重症化さえしなければ、あまり大した病気ではなさそうに思えます。なぜ、風疹の流行がここまで取り上げられているかと言うと、妊娠20週頃までに風疹に感染してしまうと胎児に影響が出る可能性があるからです。

妊娠初期(1~4ヶ月)に風疹に感染してしまうと、お腹の中の赤ちゃんが風疹ウイルスに感染してしまい「先天性風疹症候群」が起きる可能性が出てきます。「先天性風疹症候群(CRS)」が起きる確率は、妊娠初期に感染するほど高く、妊娠1か月では50%以上、2か月で35%、3か月で18%、4か月で8%というデータが出ています。妊娠している事に気付かず、本人や周囲の方々が風疹に対する予防をしていない無防備な時期の感染が胎児にとって一番危険な時期といえます。

先天性風疹症候群とは

主な症状は、白内障・緑内障・心疾患・難聴です。まれに精神や体の発達の遅れ、網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球症などの症状が出ることもあります。

2012年は5人、大流行した2013年には32人、大流行が収まった2014年でも8人のお子さんが先天性風疹症候群と診断されています。毎年必ず10名程度のお子さんが先天性風疹症候群と診断されているということになります。妊娠6カ月以降になれば、ママが風疹に感染しても難聴以外は心配ないと言われています。

風疹にかかった事があるから大丈夫!は間違いです

「子どもの頃に風疹にかかった事があるから大丈夫!」「子どもの頃にワクチンの摂取を受けたから大丈夫!」という方が多くいらっしゃいます。

一度風疹にかかった事がある方は、その後風疹にかかることはないと言われています。ですが、子どもの頃に風疹にかかった事があるという方はしっかりと確認してみて下さい。ある専門家が、風疹にかかった事があるという方の血液を検査したところ、半数の人が風疹ではなく別の感染症と勘違いしている事が分かりました。“麻疹(はしか)”や“リンゴ病”と勘違いされている方が多いようです。

また、上記でも説明した通り、現在は風疹への免疫を高める為にワクチン接種は二回行う事になっています。平成2年4月1日以前に生まれた方は、一度しかワクチンの接種を行っていないので、体内に抗体が十分に作られていないというケースや、年数を重ねる事で体内にある抗体が減少しているなど、予防接種をうけている方でも感染する可能性があります。「風疹にかかった経験があるから大丈夫」「予防接種を過去に一度受けているから大丈夫」と安心してはいけません。

風疹抗体価検査

妊娠初期(4~12週)に産婦人科で全ての妊婦さんを対象に血液検査が行われます。その際、風疹ウイルス(HI検査)の抗体の有無を調べます。検査結果は8の倍数で表示されています。検査結果が256倍以上になると、風疹に対する抗体が多すぎるため最近風疹に感染した可能性も否定できないと判断され、風疹患者に接触した覚えはないかなどの問診を受ける事があります。検査結果に関しては下記の表をご覧下さい。

妊娠中の風疹検査結果

ママに風疹の抗体がなかった場合

風疹抗体価検査などで風疹の抗体がないと分かった場合、どのように行動したらよいのでしょうか。妊娠中は、風疹の予防接種を受ける事ができません。この場合、妊娠初期は極力外出を控え、人ごみを避けるようにしましょう。また、旦那様や身近な人たちに風疹の抗体があるかどうかを確認し、抗体がない場合は予防接種を受けてもらい協力してもらいましょう。

先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれた例では、妊娠期間中に身の回りの人で風疹に感染した人はいなかったということがほとんどだそうです。という事は、外出先での他人からの飛まつ感染が多いという事になります。抗体のないママや、抗体が少なかったママさんは、妊娠初期の外出は極力控えて、外出する際もマスクなど感染予防を心がけましょう。

また、これからお子様を作る予定のあるお友達があなたの周りにいましたら、風疹の予防接種を受けるようアドバイスしてあげましょう。

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