張り止め(リトドリン、ウテメリン、ズファジラン)の副作用…赤ちゃんは大丈夫?

切迫早産を防ぐ張り止め薬を飲もう!

張り止め(リトドリン、ウテメリン、ズファジラン)

おなかの赤ちゃんが元気に産まれてくるためには、一般的にはできるだけ出産予定日ぎりぎりまでおなかの中で育てられるのが良いと言われていますよね。

しかし、妊娠というのは複雑で難しいもので、おなかの中に命が宿ったからといって誰もが健康にすくすく育つというわけではありません。たとえば、出産予定日がまだまだなのにも関わらず、おなかの張りがすごくて…と思ったら「切迫早産」だと診断されてしまったり。切迫早産についてはこちら

切迫早産などで起こる、出産のときより前のおなかの過剰な張りは、できるだけ抑えておきたいもの。おなかの張りは子宮が収縮しているということですから、軽い陣痛が起こっているようなものと言ってもいいくらい。赤ちゃんがまだまだおなかの中で育っていくためには、このおなかの張りをなんとか食い止めなくてはなりませんよね。そんなときに処方されるのが子宮収縮抑制薬、いわゆる張り止めです。

この張り止めを飲んだことがある…という妊婦さんはとても多いのですが、その中でも張り止めの副作用がイヤ!という経験をした方がとっても多いんです。では、張り止め薬の副作用ってどんなものなのでしょうか?

張り止めの効果って?副作用は?

子宮の収縮を抑える張り止め薬は、リトドリン、ウテメリン、ズファジランなどが使用されます。それぞれどのような効果がってどのような副作用があるのか見ていきましょう。

リトドリン

子宮というのは筋肉でできている部分なのですが、腕や足を使ったときに起こる収縮のように収縮するので、張りが起こってしまいやすいところなんです。そんな子宮は、平滑筋(へいかつきん)という筋のない筋肉によってできています。子宮を収縮させないように交感神経を刺激してくれるため、子宮収縮抑制の働きをしてくれるんです。妊娠16週未満の方については、その安全性がまだ詳しくわかっていないので処方されないことが多いそうです。が、危険性が高い!と言われているわけではありませんので、それ以前でも処方される場合もあります。

リトドリンの副作用は、吐き気・動悸・頻脈・ほてり・手の振るえ・頭痛・めまい・ふらつき・食欲不振などが挙げられます。

ウテメリン

実はウテメリンの成分は「リトドリン塩酸塩」。なので、リトドリンとウテメリンは同じなんです。先に新薬・ウテメリンとして使われはじめ、その特許が切れたあとに同じ名前・同じ成分で発売されるいわゆるジェネリック医薬品が、リトドリンなんです。ですから、主な作用・副作用ともにリトドリンと同じということになります。

ズファジラン

ズファジランというのは「イソクスプリン塩酸塩」という成分のお薬です。白い錠剤で、子宮収縮を抑えてくれるほかにも血管を広げて血行をスムーズにするという役割ももっています。

副作用としてはリトドリンと同じように吐き気、動悸、食欲不振、下痢、顔のほてりや紅潮、頭痛、めまいなどが挙げられます。

張り止めのつらい副作用…どうしたら良い?

張り止めはすべて動悸や頭痛といった同じような副作用があらわれます。人によっては服用が「耐えられない」と思ってしまうほど、つらい副作用に悩まされてしまうことも。重い副作用としては、以下のようなものがあります。

  • 横紋筋融解症(尿が赤褐色になる・筋肉痛・力が入らなかったり歩行困難になる・手足がしびれる)
  • 汎血球減少(口内炎やあざができやすくなる・鼻血や歯茎からの出血など)
  • 低カリウム血症(だるい・動悸・力が入らないなど)
  • 高血糖(のどが渇く・多尿など)

では、こんなにつらい副作用があって赤ちゃんは大丈夫なのでしょうか?またお母さん自身はどうしても張り止めを飲まなくてはならないのでしょうか?

まず、副作用があっても赤ちゃんへの影響は心配ありません。主作用があっての副作用。張り止めを飲んで副作用があるということは、主作用である子宮の収縮を抑えられているということが言えます。

つまり、陣痛がきているような状態を食い止められているということですから、早産(切迫早産)などの心配が少し減ったということになります。逆に薬を飲まなければ張りが続いて、もしかすると早産になっていた…ということも考えられます。

次に、お母さん自身への影響です。この張り止め薬の副作用というのはよく知られていて、特に服用して30分以内にバクバクと動悸が起こったり、体のだるさがひどく起こってしまうと言われています。家事やお出かけなどに支障が出てしまうほど、ひどい副作用がある方も少なくありませんから「本当に服用して大丈夫なの…?」と思ってしまいますよね。

張り止めですが、早産防止のために必ず・絶対に!飲まなければならない…というわけではありません。先ほど述べたように、あまりにもひどい副作用が起こってしまうという場合にはお母さんもつらいですし、強いストレスになってしまいます。そういったときはまず産院に相談してみましょう。張り止めの種類を変えてもらう、張りがおさまらない・強いときだけ服用する、緊急時に備えるという意味でもしばらく入院して様子を見る…などの対処がなされます。

「赤ちゃんのため…!」と極限状態まで我慢してしまうママがとても多いのですが、あまりに副作用がつらいという場合は我慢しすぎずに、産院に相談してみてくださいね。

ちなみに筆者も張り止めの副作用経験者。飲んで10分もすればだんだんと動悸がひどくなってきて、座ろうが横になろうが…ただただつらいという状態が続きました。また、同時に頬のほてりと手の指ががくがく震える…という症状にも悩まされました。

先生に相談したところ、自宅では絶対安静することを条件に、張り止めなしでしばらく様子を見るようにということになりました。そのぶん、トイレ以外は寝たきり状態が続きましたが、つらい動悸や息切れなどの負担がなくなったのは自分にとってとても大きなものでした。

自分の判断で飲まないという方もいらっしゃいますが、万が一早産などにつながってしまっては大変です。自己判断で薬を止めてしまうことはせずに、つらいときには我慢せず医師に相談しましょうね!

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