出産が近いとなぜ恥骨が痛むの?

出産前の変化!恥骨痛について

出産前の変化!恥骨痛

お母さんのおなかの中で長い間育ってきた赤ちゃんが、そろそろ出てくるというとき。出産予定日が近くなると、お母さんの体にはさまざまな変化があらわれるものですよね。たとえば、赤ちゃんが骨盤の中にすっぽりとはまるように下がってくるため、それまで圧迫されていた胃がスッキリしたり、胎動が減ってきたりということがあります。

そしてもうひとつ「恥骨が痛くなる」ということがあります。

人によって痛みの頻度や度合は個人差がありますが、中にはズキッと痛むとそこからなかなか動くことができなくなってしまう…というほど痛む方も。なかなか対策がないように思える恥骨の痛みですが、そもそもなぜ出産が近づくと恥骨が痛むのでしょうか?その原因や対策を、見ていきましょう。

なぜ恥骨痛が起こるの?恥骨ってドコ?

まず、先ほども言いましたが出産が近づくとおなかの中の赤ちゃんがどんどん下がってきます。骨盤の中に赤ちゃんの頭が入るとそこで固定されるのですが、徐々に骨盤(恥骨)が圧迫・押し広げられていくために痛みを感じるようになります。痛みの度合いは人によって違いますが、電気が走るようなビリッとした痛み、ズキッとした鋭い痛みなどさまざまです。骨盤は誰もが触るとわかる骨だと思いますが、実はひとつの骨ではなくたくさんの骨があわさってできているんです。

恥骨

骨盤を作っているのは、寛骨(かんこつ)・仙骨・尾骨という骨たちです。この3つの骨は左右でひとつずつ対になっていて、真ん中に左右の骨をつなぐ「恥骨結合」という部分があります。

この中の仙骨は5個の仙椎(せんつい)でできていて、さらに尾骨はいくつかの小さな骨がくっついて尾骨となっています。そして、寛骨は腸骨・坐骨・恥骨が成人する前に合体してひとつの寛骨になると言われています。骨盤はこのような構造になっているのですが、出産が近づくことでこれだけたくさんの骨が押し広げられるのですから、体に違和感を感じたり痛みを感じるのも無理はありませんよね。

出産準備をするためのホルモンが原因だった!

たくさんの骨たちにはそれぞれつなぎ目があって、出産が近づくとこのつなぎ目をゆるめる働きのある「リラキシン」というホルモンが分泌されるようになります。卵巣や胎盤、子宮といった妊娠・出産にかかわるところから分泌されるのですが、リラキシンは陣痛を起こす働きのあるオキシトシンと同じペプチドホルモンという仲間で「子宮弛緩因子」とも呼ばれています。

ですから、骨盤をゆるめて赤ちゃんが出て来やすいように出産の準備をしているということなんですね。リラキシンによって骨盤のつなぎ目がゆるむことで、左右の骨をつないでいる恥骨結合という部分に負担がかかってしまいます。これが、恥骨に激痛が走ってしまう理由です。

つまり、恥骨痛が起こるのはお産が近づいている証拠ということなんですね。…とはいえ、わかってはいてもつらい恥骨痛。いつ痛みが起こるかわかりませんし、人によっては動けなくなったり朝起き上がれなくなってしまうこともあるほど。何か対策はないのでしょうか?

恥骨痛の対策・筆者の体験談

体が出産準備をしているので、痛みがひどくても薬を処方されたり…ということはありません。ただ、動作を気を付けることで痛みがやわらぐこともあります。たとえば、普段歩くときには大股ではなく歩幅を小さくして歩くようにすることで、ゆるんだ恥骨結合に負担がかかりにくくなります。

また、起き上がるときというのはどうしてもおなかの部分に力が入ってしまいますよね。寝返りをうつのも電気が走るような痛みが起こる…ということもあると思いますが、とにかくゆっくりと少しずつ起き上がったり動作をするようにしましょう。

筆者の体験としても、このまま起き上がると骨が折れてしまうんじゃないか?と本気で思うほどの強い痛みに襲われました。特に出産2週間前くらいは胎動と恥骨痛とがあわさって、後で思うと陣痛よりもつらかったかもしれない…と思うほどでした。もちろん、産院に相談しても薬やシップもありませんし「そうだよね、痛いよね~でも赤ちゃんが出てこようとしてるからね」と言われるだけ(泣)

とにかくこの頃は動きがスローモーションでした。仰向けの状態で痛みが起こると起き上がるどころか寝返りもうつことができないので、眠るときには横向きに眠るようにしていました。これは仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群を防ぐためにも、横向きで眠るようにすることをオススメします!仰臥位低血圧症候群についてはこちら

ただ、辛い辛いとは思っていても終わりはやってきます。これだけ辛かったおかげなのかどうかはわかりませんが、妊娠39週の時点で子宮口が4センチも開いていて、さらに3時間のスピード安産でした多くの妊婦さんが悩まされてきた恥骨痛ですが、出産を終えるとリラキシンが分泌される胎盤がなくなるので、痛みも徐々に減っていきます。

しかし出産後にも恥骨痛で悩まされる…という方は少なくありません。また、出産間近ではなくても赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤が圧迫されて恥骨が痛い・腰が痛い…という症状があらわれる方も少なくありません。そういったときには骨盤ベルトを使用するかエクササイズを行い筋肉を鍛えるなどをする事で和らげる事が出来るでしょう。産前・産後の骨盤ベルトについてはこちら骨盤ベルトは、本当に必要なの?についてはこちら

臨月のときにはせっかく赤ちゃんが出てきやすいように骨盤がゆるんでいるので、ベルトを使わない方が良いでしょう。出産前の恥骨痛はとっても辛いかと思いますが、動けない…というときにはゆっくり休むようにして、赤ちゃんが出て来やすいようにしてあげましょう。

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