難産は怖い…でも、何をもって「難産」と言うの?

難産は怖い…でも、何をもって「難産」と言うの?

難産

誰もが出産するときには、できるだけ「安産だったらいいなぁ」と思いますよね。出産のときの陣痛の痛み、苦しさ、恐怖などの感じ方は人それぞれですが、できるだけラクに産むことができたら…と思うのは当然のことではないでしょうか。

さて、実際に安産で出産できた!という方も多くいらっしゃいますが、逆に「私は難産だった」という人も多くいらっしゃいます。難産だったという方は、実際にはどんな出産をしてきたのでしょうか。また、何をもって「難産」だと言うのでしょうか?

  • 自分がつらいと思ったら難産?
  • 時間がかかったら難産?
  • 何かの処置をしなくてはならなくなったら難産?

一言で「難産」といっても、人それぞれ違ってくると思います。ここでは、さまざまな難産について見ていきましょう。

難産ってどういう定義があるの?

そもそも難産というのは、どんな状態なのでしょうか。実は「難産とはこうだ」ということはきちんと決められてはいないようで、いろいろな説があります。

  • 手助けなしに出産ができない状態
  • 産道・娩出物(赤ちゃんや胎盤など)・娩出力(陣痛)のこのうち1つもしくは2つ以上に異常があって、出産が困難な状態
  • 自然分娩以外の出産(帝王切開や吸引、鉗子分娩、陣痛促進剤など)

などと言われています。さらに、難産になってしまうにはさまざまなことが原因になっています。

赤ちゃんが原因の難産

逆子や横位

一般的に逆子だと帝王切開…と思われますが、逆子でも足を赤ちゃんが曲げているか、伸ばしているかなどの状態によって経膣分娩をすることは可能です。逆子についてはこちら

巨大児

赤ちゃんが大きければ大きいほど、どうしてもお母さんは大変。小さく生んで大きく育てるなんて言葉もありますが、大きな赤ちゃんでも驚くほど安産だったというケースも多いので一概には言えません。巨大児についてはこちら

肩甲難産

いよいよ赤ちゃんが出てくる…というとき、最後の難関と言っても良いのが赤ちゃんの「肩」です。頭が出てくるとするするっと出てくるイメージがありますが、私たちが衣服を着るときにもひっかかりやすいのが肩ですよね。赤ちゃんも同じことで両肩を一度に出すことはできませんから、ゆっくりと回転しながら片方ずつ肩を出して産まれてきます。このとき、肩がひっかかってしまって赤ちゃんが出てこられないということがあります。これを「肩甲難産(けんこうなんざん)」といいます。

赤ちゃんが大きいという場合、赤ちゃんは産道を通ってくるときに狭い道を回りながらうまく通り抜けてくるのですが(回旋といいます)、この回旋がうまくいかなかった場合、産道が狭いなど何らかの異常があったときに起こりやすいと言われています。無理に赤ちゃんを引っ張ると麻痺が起こったり骨折してしまうおそれもありますし、さらにそのままの状態で出産が長引くと赤ちゃんに酸素が行きわたらず死亡してしまう場合もあります。

産道や陣痛の異常による難産

微弱陣痛

お母さんの体力がかなり消耗してしまうほか、赤ちゃんもストレスがかかってしまう場合があります。さらに、そこから陣痛促進剤を使って出産をするケースも少なくありません。

軟産道強靭

産道がうまく伸びず、赤ちゃんが出てこれないという状態です。微弱陣痛につながったり、陣痛が強すぎて危険な過強陣痛につながったり、さらにお母さんも赤ちゃんも疲労やストレスが溜まります。これら、分娩時に起こりうるトラブルについては以下をご覧ください。分娩時に起こりうるトラブルについて

児頭骨盤不均衡

先ほどの軟産道強靭は軟産道の異常ですが、こちらは骨産道の異常となります。児頭骨盤不均衡(CPD)は、赤ちゃんの頭に対してお母さんの骨盤の間が狭く、通り抜けるのが難しい・通り抜けられないという状態をいいます。試験的に分娩を試すケースもありますが、多くは帝王切開での出産となります。児頭骨盤不均衡についてはこちら

難産の処置の方法や対策

赤ちゃんの頭が大きくて出てこられないという場合や、逆子だというときには多くは帝王切開での出産となります。帝王切開については以下リンクをご覧下さい。帝王切開で出産した、その後の出産は普通分娩が可能なの?帝王切開が年々増加傾向にある原因について考えようパパに知っていてほしい!普通分娩から緊急帝王切開になるのはどんな時

さらに、陣痛が長引いてお母さんが疲れきってしまっている場合には陣痛促進剤を投与したり、なかなかいきむことができない…というときには鉗子で赤ちゃんの頭を挟んで引っ張りだしたり(鉗子分娩)、丸いカップを赤ちゃんの頭に当てて吸引します(吸引分娩)。お母さん自身が難産のリスクを下げたい!ということであれば、いくつかできることもあります。まずは適切な体重管理をするということです。妊娠中の体重管理についてはこちら

妊娠中に体重が増えるのは仕方ないことではありますが、太り過ぎはやっぱりNG。赤ちゃんが出てくるための産道が狭くなってしまったり、妊娠高血圧症候群(いわゆる妊娠中毒症)にかかってしまうおそれもあります。妊娠高血圧症候群についてはこちら

また、妊婦さんでもできるヨガやウォーキングなど(もちろん、無理のない範囲で!!)をして、体力をつけておくということをオススメします。出産は体力勝負!とよく言われていますが、疲れやすい人や体力がないという人は微弱陣痛につながってしまうことも。おなかの張りがあるときなどはストップして、無理のない程度に体力作りをしてみてくださいね。

筆者は超がつくほどの安産だったのですが…産道をやわらかくする・骨盤を開きやすくするということで、あぐらをかいたりカエル座り(いわゆるヤンキー座り)をよくしていました。特にヤンキー座りは、いざ出産というときに分娩台に乗ったときにも足を大きく開いても抵抗なく、思いっきりいきむことができましたし、子宮口の開きもとても速いものでした。(もちろんそれが関係しているか詳細な因果関係は不明ですので参考までに)

このように、難産となってしまうにはさまざまな原因があります。

ですが、妊婦健診のときにエコーなどでわかることも多いので、前もって対策をうつこともできます。難産だったらどうしよう…!と必要以上に怖がってストレスを溜めると、逆に筋肉が収縮して体がこわばってしまいますし、おなかの赤ちゃんにも良くありません。できるだけゆったりとした気持ちで、出産に臨むようにしましょう。

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