【専門家が教える】腱鞘炎を予防する抱っこの工夫

ご出産おめでとうございます!

生まれたての赤ちゃんは小さくて、ずっと抱いていてあげたいような気持ちになってしまうかもしれませんね。

ところが抱っこしてみると、そんな小さな赤ちゃんでも案外重いことに驚いた方もいるのではないでしょうか。

日常のすべてにお世話が必要な赤ちゃんは、日々重く大きく成長していきますし、抱いてあげる時間も少なくありません。

赤ちゃんとの生活で腱鞘炎になってしまうママは珍しくないのです。

そこで、少しでも快適にママの負担が減らせる抱っこの工夫をお伝えします。

腱鞘炎になる理由

腱鞘炎などのトラブルが起きてしまう理由を簡単にいうと、次のような条件があげられます。

【腱鞘炎などのトラブルが起きてしまう理由】

  • 慣れない育児動作
  • からだに負担がかかる動きをくりかえしてしまう
  • 産後のホルモンにより、筋や靭帯が緩んでいる

このような条件が揃っている状態で赤ちゃんのお世話や抱っこを続けていると、ママは身体を痛めてしまいやすいのですね。

産後待ったなしにはじまる赤ちゃんの世話は、慣れない動作ばかりで、そのうえ繊細な手の使い方を必要とするので、手首や親指、肘などに負担がかかりやすいのです。しかも、出産直後はまだ全身の靭帯がホルモンによって緩んでいるのでおかしな使い方をしたら一気に壊れてしまうような状態です。

引用:「マタニティ古武術」若林理砂 亜紀書房

妊娠中に分泌されているリラキシンホルモンなどの影響で、筋・靭帯の弛緩がみられ、各関節の可動性にも影響が出ている(以下略)

引用:ウィメンズヘルスリハビリテーション「女性の疾患・症状に対するリハビリテーション」P.206より

腱鞘炎になりやすい条件に産後のホルモン状態がありますが、抱っこを長時間していて腱鞘炎になってしまったパパもいます。

腱鞘炎を予防するには抱っこするときなど、赤ちゃんのお世話をする人にとって負担が少ない動きを心がけられるとよさそうですね。

腱鞘炎になりにくい抱っこの工夫

今回は動画をご覧いただき、「抱っこで腱鞘炎になりにくい工夫」をご紹介します。

赤ちゃんを抱くとき、手だけで支えてしまうと手首の筋肉は細いので、痛めてしまうことがあります。

抱っこは身体の広いところを使って、包みこむようにイメージしてみましょう。

腱鞘炎予防の工夫、まずひとつめです。
赤ちゃんは抱く人の身体の高い位置に寄り添うように抱きかかえてあげましょう。

赤ちゃんが高い位置で安定したら、次は体勢を整えてあげます。

赤ちゃんの体勢はコアラが木にしがみつくような姿勢をイメージしてみます。

赤ちゃんのお尻から膝うらまでを優しく撫であげると、自然に脚が抱っこする人のからだに添うようになります。

このとき、お尻よりもお膝の方が上になると、よりフィット感が出ると思います。

赤ちゃんのお尻を手だけで支えてしまうと手首に負担がかかりますので、腕に座らせるようにすると負担が少ないと思います。

また、腕に座らせてあげる時も、手のひらを外側に向けてすくい上げるようにしてあげると腕の外側の太い筋肉が使えるので、とても楽に抱っこができます。(※1)

抱っこで姿勢を変えるときも、赤ちゃんの位置は抱く人の胸の高い位置に支えてあげます。

高い位置で寄り添えると、抱く人と赤ちゃんの重心がひとつになり、重さの負担が減ります。

横抱きでの赤ちゃんの体勢は赤ちゃん自身が手や足をみえる位置にしてあげましょう。

脚はあぐらやガッセキ、股関節脱臼を予防するために、お膝がしっかり開いている状態を保ってあげてくださいね。

お母さんの腕で浮輪を作るような感じです。

とても安心する体勢が作れるので、このままよく寝てくれたりしますよ。

手首の負担を少なく抱っこするコツ、是非試してみてくださいね。

(※1:肘をしっかり曲げることで、筋肉が細い「前腕」だけでなく、より太くしっかりしている上腕にある「上腕二頭筋や上腕筋」を使う事ができます。
更に、てのひらを下にした状態で肘を曲げると、上腕の外側の、より太い筋肉、上腕三頭筋や広背筋の力も利用する事ができ、部分的な力ではなく身体全体を使って重さを支えることができます。)

参考文献:「全部わかる人体解剖図」成美堂書店

ポイントおさらい

写真:モデルベビー生後4ヶ月(前からみた様子/横からみた様子)

【ポイントのおさらい】

  • 赤ちゃんがママの高い位置で寄り添うように抱かれているのがわかります。
  • 赤ちゃんのお尻は、ママの腕に座るように支えられています。
  • 赤ちゃんの姿勢はお尻よりも、お膝が高い位置で脚がママの身体をまたいで、身体同士がフィットしています。

注目記事

【本当におすすめしたい葉酸サプリベスト3】効果・値段で徹底比較!

葉酸の含有量や一緒にとれる栄養成分など、あらゆる角度から調べ、本当におすすめしたい葉酸サプリメント3つを選びました!

賢いママは知っている?妊活中から産後までにやっておきたいお金の準備まとめ

妊活・妊娠・出産…いったいお金はいくらかかってどう準備したらいいの?そんなお金の話をチェック!

気に入ったらシェア

 

この記事を書いた専門家

赤ちゃんの部屋をフォロー