舌小帯が短いと発音に影響がでる?


舌小帯が短いと発音に影響がでる?

最近はインターネットで情報を集めやすくなったこともあって、保護者の方もたくさんの知識をもっていらっしゃるな、と感じることが多いです。その中でも「舌小帯」について、質問されることが多いので、今回テーマにしてみました。

舌小帯とは、舌の裏の付け根にある細い筋のようなもので、下顎とつながっています。これが短いことによって、舌を前に出した時に舌先の中央がつられ、ハート形になります。この舌小帯が短いという症状にも程度があります。

舌小帯が極端に短い場合

  • 乳児期におっぱいが飲みにくい
  • 舌で上唇を舐めることが難しい
  • 発音に影響が出る→「サ行・タ行・ラ行」に影響がでる可能性があります。

舌小帯が少し短い場合

  • 舌を前に出した時にひきつった感じがする
  • 発音への影響はない

舌小帯が短いと言っても、程度によっては発音への影響がなく、治療の必要がない場合もあります。また、日本語の発音の中には、前歯より前に舌を出す必要のある発音や、口を大きく開けて舌を持ち上げて音を作るような発音がないため、多少の運動制限があっても成長とともに舌の動きが良くなることで、正しい発音になることがほとんどです。

影響が出ると考えられる発音は、正しい発音を獲得する時期が遅いものが多いです。そのため、低年齢のうちは、どの程度発音に影響が出ているのかがわかりにくい場合が多いです。将来的に発音に影響が出るかもしれない、ということしかわかりません。

5・6歳になっても発音が未熟で、上の歯の裏まで舌が上げられない場合には、言語聴覚士や耳鼻咽喉科・口腔外科の先生に相談するようにしましょう。赤ちゃんの部屋に「舌小帯短縮症(ハート舌)について」という記事がありますのでそちらも合わせてご覧ください。舌小帯短縮症(ハート舌)について

中野美有 先生

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