【漢方薬剤師が教える】漢方で産後の乳腺炎ケア

皆さんこんにちは。
タクヤ先生こと杉山卓也です。

元気な赤ちゃんは生まれたけれど乳腺炎で痛い、苦しいとお悩みのママさんは多くいます。
そこで今回のテーマは、乳腺炎を改善できる漢方薬についてです。

乳腺炎の原因

乳腺炎というのは、母乳を赤ちゃんの口へと運ぶための管である乳腺に炎症が起こる疾患のことです。

炎症ですので痛みを伴うことが多くあります。
乳房の中にしこりができると第一段階で、この状況が悪化すると乳房が張ったり、固くなってしまうことも。

場合によっては発熱を伴うこともありますので、母乳を赤ちゃんにあげなくてはいけないママには非常に悩みのタネになる疾患です。

授乳中のママさんのおおよそ2〜30%くらいに起こるとされており、授乳中には誰にでも起こりうるものであるといえます。

原因は赤ちゃんの口から細菌が入り化膿してしまうケースや、赤ちゃんの授乳時間が偏っていたり、母乳が乳房に残ってしまう状態が繰り返されたりというのが多いようです。

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効果のある漢方は

大抵のサイトで「漢方薬 乳腺炎」と調べますと「葛根湯」が出てきます。

しかし葛根湯は悪寒があり、汗をかいていないという大前提のもとでしか用いることはできず、長期服用には向きません。

急性の乳腺炎で上記のような感覚を感じておられる場合はお試しになられてもいいですが、自己判断は危険です。

大切なのは乳腺炎が起きている原因の考察、服用されるママさんの体質、体力の有無、生活環境(ストレスが多い、家の中の湿気など外的な環境)をきちんと把握し、その状態に合った漢方薬を用いることです。

私がよく用いているのは清熱(熱を冷ます)作用と、詰まりを取り去らう効果に優れた「紫根牡蠣湯(しこんぼれいとう)」です。

ほかにも、ストレスが多く気詰まりを起こして乳腺炎も併発している方によく効く「逍遥散(しょうようさん)」という漢方薬があります。

これらも必ず見極めが必要になりますので、相談をしてから服用してください。

ちなみに完全な余談ですが、妻が一時期乳腺炎で悩んでいた際に漢方を飲みましたところ、あっという間に症状が改善しました。

しかし「張っている感覚が残る」と言われたので、乳房の状態を見ようとしたところ盛大に母乳が噴射し、顔が母乳まみれになったのも今ではいい思い出です。
はい完全に余談でした。

生活習慣の見直しでもケアできる

乳腺炎は炎症性の疾患ですので、炎症を助長するような食べ物(甘すぎるもの、辛すぎる物、味の濃いもの、脂っこいもの)などはできるだけ避けるべきです。

また、片方の乳房だけで授乳をさせてしまうと母乳が乳房に残りやすくなります。

そのため両方の乳房でできるだけ均等に、飲ませてあげるのが望ましいとされます。

その際には赤ちゃんの姿勢も、縦抱きや横抱きと入れ替えてあげたりするのも効果的です。

漢方を合わせながら、授乳スタイルの見直しで回復が早まりますのでぜひお試しくださいね。

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