【助産師が教える】男女の身体や避妊の知識、自信ありますか?

妊娠や出産を経験していても、男女の身体や避妊についての知識は意外とあやふやな人もいるようです。

男性任せではなく、女性が主体的に妊娠を希望するタイミングを選べるように、基本的な知識を確認してみませんか?

まずは、クイズです


男女の身体や避妊についてのクイズです。
各クイズの中で、正しくないのは何番でしょうか?

女性の身体クイズ

  1. 女性のお肌の調子がいいのは排卵期である
  2. 生理1日目とは、月経がはじまった日のことをいう
  3. 1回の月経で排出される血液の量は約40~140ml程度
  4. 卵子の数が増えることはない
  5. 月経が始まってから2週間後に起こるのが排卵

男性の身体クイズ

  1. 1回に射精する精子の数は約2億
  2. 精液と尿が同時に出ることはない
  3. 20~30代でも勃起不全になることはある
  4. 睾丸は体温より少し低いほうが健康な精子になる
  5. 射精しないで精子がたまると不健康になる

避妊クイズ

  1. コンドームは2枚重ねると破れやすくなる
  2. 膣外射精は避妊にならない
  3. 低用量ピルは、避妊だけではなく月経痛を和らげる効果もある
  4. 最新の子宮内リングは約5年交換しなくてよい
  5. 排卵日予測アプリで排卵日がわかったら、その日以外は妊娠しない

 

 

 

 

いかがでしたか?
正しくないのは「すべて(5)」です。

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女性の身体のサイクル

女性の身体は、主なホルモンが2種類交代で分泌されます。

月経から排卵のときはエストロゲン、排卵から月経のときはプロゲステロンというホルモンが分泌します。

基礎体温は毎朝目覚めてすぐに測定しなくてもよく、たとえば目覚めてすぐの排尿や着衣後など、毎日同じようなルチーンのタイミングであれば測定できます。

そして、排卵日前後が女性のお肌の調子が最もよいタイミングで、月経直前はイライラや肌荒れが起こりやすくなる時期です。

月経から排卵を正確に予測することはできません。
その理由は、ストレスや寝不足などでも排卵日がずれることもあるからです。

しかし「排卵日から月経までの期間は一定して2週間」なので、排卵日がわかれば次回の月経日を予測することはできます。

妊娠したいタイミングのときは、排卵日を予測するアプリや検査薬もありますが、これらは妊娠したい人向けであって避妊のために使うことはできません。

つまり、妊娠したいときは排卵日前後の性行為を積極的に、妊娠したくないときには排卵日前後の性行為を控えめにようにすることで、ある程度のコントロールが可能です。

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避妊の主導権は男女にある

「避妊は夫に任せている」という女性もいることでしょう。

予定外の妊娠をしたときに、「だって夫が避妊に協力してくれなかったから」と話す女性は40代になってもまだいるのが現状です。

「女性が性行為や避妊について語らない方が上品」と考える人がいるかもしれません。

しかし性行為はお互いが相手の身体を考えることができ、対等な立場であってこそ成り立つ行為ではないでしょうか。

残念な現状として、男性任せの避妊で望まぬ妊娠につながる場合もあるのです。

中絶に至った妊娠の避妊は、約半数が「コンドームの使用」で男性任せだったという残念な現状があります。

主な避妊の種類は以下の通りです。特徴をまとめました。

コンドーム
  • 薬局やコンビニで買える
  • 男性の協力が必要
ピル
  • 毎月病院を受診する必要がある
  • 飲み忘れや副作用がある
基礎体温表
  • 毎朝、定期的に起き上がる前に測定
  • 毎日測るのは面倒

性行為をすれば妊娠の可能性はゼロではありません。
よって100%確実な避妊法はないのです。

しかし、上記の避妊法をふたつ重ねることでゼロに近づけることが可能です。

たとえば「基礎体温で排卵日を過ぎてからコンドームを使用する」のように。

ピルによる避妊は、医師の指示を守り正しく内服すればほぼ100%避妊できますが、たまたま内服を忘れたタイミングで妊娠につながることもあります。

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出産後はこんな避妊法も

出産を経験している女性には、子宮内リングという避妊法の選択肢もあります。

従来品の子宮内リングは2~3年での交換が必要でしたが、新しいものでは5年間交換不要のものがあります。

代表的な子宮内リング「ミレーナ」は黄体ホルモンを放出し続けるため、避妊や月経痛の緩和、また子宮がんのリスクを下げる効果も期待できます。

世界で1,000万人の女性が使用しているといわれています。

費用は、月経痛を和らげる目的の場合は保険適用で約10,000~20,000円程度、避妊目的の場合は保険適用外で50,000~100,000円とクリニックによって差があります。

しかし5年間避妊の必要がなく妊娠の可能性がないと考えたら、決して高額ではないといえるでしょう。

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予定外の妊娠の中絶率は?

予定外の妊娠に戸惑い、悩んだ末に中絶を選択する人もいます。

中絶件数について、日本人の特徴は「U字カーブ」です。
20歳未満と45歳以上の中絶率が突出しています。

つまり予定外の妊娠は、約半数以上が中絶を選択しているのが悲しい事実なのです。

 

参照・引用:厚生労働省「平成24年人口動態統計」

「妊娠中絶したい」と望んで妊娠する人はいません。
妊娠中絶は、避妊に失敗した悲しい結果です。

20歳未満の中絶が多いことも悲しいですが、妊娠出産を経験しているであろう45歳以上の女性について中絶率の高さは「避妊を男性任せにしている」「自分の身体についての知識不足」も原因にあるのではないでしょうか。

私の知人で3人子どものいる女性が、「排卵日予測アプリで排卵日の二日前だったから妊娠しないと思ったのに」と話しているのを聞いて驚いたことがあります。

予定外の妊娠は、女性の健康や社会的な立場、家族の生活にも大きく影響します。

なによりも、授かったいのちは「驚き」や「不安」より「喜び」で迎えたいのは誰もが願うことではないでしょうか。

性の情報は、学校の授業で習ったことよりも、友人やネットから得るほうが多いかもしれません。

一生役立つ身近な性の知識について、ご夫婦やパートナーと再確認する機会となればうれしいです。

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