不妊の原因は検査してわかる?女性と男性それぞれ多いのは?

赤ちゃんが欲しくてお互いに努力しているのに、なかなか妊活がうまくいかない…というご夫婦も多くいます。

妊娠しない原因が知りたい
女性だけでなく男性にも原因があるの?
不妊症の検査って何をするの?

と妊娠しないことで悩んだり、不妊症の検査がどのようなものか、気になっている方もいるのではないでしょうか。

なかなか妊娠しないのには、さまざまな原因が潜んでいる可能性があります。

そこで今回は不妊の原因について、男女別にその原因や病院での検査法などを紹介しましょう。

不妊ってどういう状態?不妊の定義とは


そもそも不妊症とは、どういう状態のことをいうのでしょうか?
日本産科婦人科学会は以下のように定めています。

生殖年齢の男女が妊娠を希望し,ある一定期間,避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という。
その一定期間については1年というのが一般的である。

そのため、1年頑張ったけど妊娠しない場合には病院で不妊検査を受けた方がいいとされます。

では生殖適齢期とは一体何歳なのでしょうか?

さまざまな研究がありその年齢は多少前後するようです。

女性は34歳以下、男性が39歳以下のカップルが最も流産の可能性が低くなるという研究があります。
もちろん、上記以上の年齢でも妊娠は可能ですが流産の確率が格段にあがります。

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女性に多い不妊症の原因


女性の不妊症の原因には排卵や、卵管、子宮などさまざまな要因が考えられます。
そのなかでも、排卵因子のものと卵管因子のものは頻度が高いといわれているのです。

それでは女性側に不妊の原因がある場合の不妊因子について紹介しましょう。

排卵障害によるもの

基本的に生理周期が整っていて基礎体温も高温期と低温気の二相に分かれている場合は、正常に排卵が起こっていると考えてよいでしょう。

しかし生理が不順であったり、高温期がない場合は排卵が正しく行われていない可能性があります。

排卵障害の原因はさまざまあります。

主なものに高プロラクチン血症や多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)などが挙げられます。

高プロラクチン血症とは、血液中にプロラクチンというホルモンが高濃度で分泌されてしまう症状です。

プロラクチンとは母乳の生成を促すホルモンで、産後の女性はこれを多く分泌します。

このホルモンは授乳に専念するために、排卵や月経を起こりにくくする作用があるのです。
産後ではないのにこのホルモンが分泌されてしまうと不妊に繋がってしまうのです。

また多嚢胞性卵巣症候群というのは、男性ホルモンの影響で卵胞が十分に成長できずたまってしまい、排卵時にうまく排卵できなくなる症状です。

生活習慣の乱れなどが起因して、多嚢胞性卵巣症候群の症状がみられる女性も近年では増加しています。

上記以外にも、ストレスや過度なダイエットなど体に大きな負担がかかることで排卵リズムが乱れ不妊になっている女性も多いです。

卵管に原因がある場合

不妊症の理由として多いのが、卵管に異常があるケースです。

卵管閉塞によって卵管が通りにくくなっていたり、卵管周囲が癒着することで卵子が通れなくなってしまい不妊に繋がります

これらの症状を誘発する要因として、性器クラミジア感染症という性感染症や子宮内膜症などの疾患が挙げられます。

特にクラミジアにか感染症は、感染していても無症状であることが多く、知らず知らずのうちに症状が進行してしまうので注意が必要です。

子宮に異常があることも

子宮に子宮筋腫などの異常が見られる場合は、せっかく受精した受精卵が着床できず、結果妊娠できないという事態を招きます。

子宮筋腫以外にも、子宮内膜ポリープや子宮奇形なども着床を阻害する着床障害を招く可能性があります。

頸管因子によるもの

排卵期になると、おりものの量が増えますが、これは排卵期に精子を子宮内へ運びやすくする役割もあります。

しかし子宮頸管や子宮頸部に炎症やなにかしらの異常により、おりものの分泌量が減少すると精子が子宮内に入れず、妊娠しにくくなるケースがあります。

免疫異常が見られるケース

何らかの免疫異常で、精子抗体(とくに精子不動化抗体)という精子の運動を止めてしまう抗体を体内で作ってしまう体質の女性もいます。

この抗体は卵管内や頸管粘液内などに分泌されると精子を弱らせ子宮内に入り込めなくなります。

この体質の女性の場合、人工授精をおこなう際にも影響を及ぼす恐れがあります。

男性に多い不妊症の原因


次に男性の不妊症についてみていきましょう。

意外と知られていないですが、不妊の原因は男性側にある場合も半数以上あります。
主な男性の不妊症の原因について紹介します。

性機能障害の場合

性機能障害とは男性側が、なんらかの理由で勃起せずに性行為ができなかったり、または射精がうまくいかずに妊娠しやすいタイミングに合わせる事が困難であることをいいます。

勃起しずらい勃起障害の原因は、日頃のストレスや動脈硬化などです。
また生活習慣や糖尿病が引き金となって、射精障害を誘発する場合もあります。

精巣に異常がある場合

精子が形成される精巣になにかしら異常があると、精子が成長しきらず不完全な状態のものが形成されるケースもみられます。

この場合、女性の子宮内にまで入っていくための運動率が不足していたり、そもそもの精子の数が不足するため妊娠する確率も低下してしまうのです。

このような病気を造精機能障害といいますが、治療によって改善する例もありますので、早めに発見することが妊娠への近道でしょう。

無精子症の可能性も!

また射精はできているけど、精液の中に精子が含まれていないケースがあります。
これを「無精子症(むせいししょう)」といいます。

無精子症には2種類あり、精子は作られているのに射精時に出てこないケースと、精子自体が全く作られていないケースがあります。

前者は何かしらの要因で精管が塞がってしまい、精子が通れなくなっている物理的な理由から起こっている場合がほとんどです。

しかし、そもそも精子自体が作られない症状に関しては原因が定かではないのが現状です。

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不妊検査で何がわかるの?


では不妊検査では一体どんなことがわかるのでしょうか?

さまざまな不妊検査の中でも、一般的な検査を中心に紹介します。

卵巣に残された卵子の数の目安がわかるAMH検査

女性は生まれた時から、一生のうちに作られる卵子の数が決まっているそうです。

AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査は、卵子が卵巣にどれだけ残されているかを調べる検査で、血液検査によって計測します。

卵子は少なくなっていると、どうしても妊娠の確率も減ってしまいます。

卵子の数が減っている場合でも妊娠はできます。

しかし妊娠のチャンスは加齢とともに減少するので、医師の指導に従って適切な処置を施す必要があるのです。

精子の異常がわかる精液検査

不妊の原因は女性にあると思われがちですが、不妊の原因の約半数は男性側にあるともいわれています。

精子に生殖上の異常がないかどうかを調べる検査で、精液を調べます。

精液の状態は、思っているよりも繊細で体調に左右されやすいものです。

そのため、検査結果も体調に左右されやすいので、検査結果の信頼性をあげるために何度か受けてみることをオススメします。

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卵管や子宮の形の異常がわかる子宮卵管造影検査

卵管と子宮の異常を調べることができるレントゲン検査です。

レントゲン撮影時に注入する造影剤によって卵管の通りがよくなり、卵管が通りにくかった人などはこの検査後に妊娠しやすくなるというケースもみられます。

妊娠成立に欠かせないホルモンの分泌状態がわかるホルモン検査

妊娠するためには、排卵・着床時などそれぞれの時期で必要なホルモン物質が異なります。

これらが正常に体内で分泌されていないと妊娠しにくかったり、せっかく妊娠しても流産のリスクが高くなるため、ホルモン異常は早期発見が重要です。

特に排卵機能を司る卵胞刺激ホルモンや、着床を促す黄体ホルモンなどは妊娠にダイレクトに関係するホルモンなので、重要度が高まります。

フーナー検査

上で紹介したように、不妊のひとつの理由に、免疫異常で精子不動化抗体をもつ体質の女性がいます。

これが子宮の入口付近にある子宮頚管粘液内に分泌されると、卵子と精子の結合を阻止してしまいます。

そういった場合には、どうしても受精しにくく不妊症になりがちです。
子宮頚管粘液にそういった異常がないかを調べる検査が、このフーナー検査です。

不妊の原因を正しく把握して適切な治療を受けよう!


このように不妊の原因は男性側に女性側にも同じくらいの確率でみられます。

不妊の可能性があると感じた場合には早めに検査を受け、適切なプロセスで治療をおこなっていくことが大切です。

現在の医療では体外受精や人工授精など、高度な治療方法があります。

そのため自然妊娠のほかにも、妊娠の可能性を見出せるので諦めないでくださいね!

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