【妊娠10週】つわりは終わる?胎児の大きさは?下腹部痛やおりものは?

妊娠10週は妊娠3ヶ月の3週目にあたります。
この時期は、ママや赤ちゃんにどのような変化が起こるのでしょうか。

妊娠10週目のママの変化

流産しやすいと言われる「妊娠9週目の壁」を超え、ホッとひと安心の人も多いはず。
お腹の大きさはまだ目立ちませんが、人によっては下腹部の膨らみを感じることもあり、ママになったという実感と嬉しさが沸き起こってくる楽しい時期でもあります。
けれどつわりが治まらない人や、腰痛、むくみなどに悩まされる人も多く、まだまだ油断は禁物です。

体調の変化

  • つわりが最もひどくなる、もしくは山場をこえてラクになる
  • 下腹部痛、腰痛、股関節痛
  • 便秘
  • 下痢
  • 胸のはり
  • むくみの悪化
  • 血管の浮き
  • 色素沈着(しみ、そばかす以外に、乳首、外陰部など)

気分の変化

  • エコー写真の様子、母子手帳の受給、出産予定日の確定など、ママになったことをより実感
  • つわりがピークの人は体調不良によるイライラ、不安感
  • つわりのヤマを抜けた人は精神的にとても楽になる

妊娠10週目の赤ちゃんの変化

この時期の赤ちゃんは、いっきにヒトっぽくなる時期。
エコー画像を確認して感動する人もいることでしょう。
具体的には、次のような変化が見られます。

「胎芽」から「胎児」へ“ヒト”デビュー!

いままで胎芽という小さなかたまりだった赤ちゃんが、胎児と呼ばれる状態にぐんぐん成長していきます。
見た目も、2頭身から3頭身へと変化し、じょじょにヒトになっていく様子がわかります。

平均的な赤ちゃんの大きさは3~5cmくらい

10週目の赤ちゃんの平均的な大きさは3~5cm、重さにして5~12gです。
体型が3頭身になってくるため、実際の大きさ以上に存在感が増す時期でもあります。

神経系統が発達し手足の動作が活発に

この時期の赤ちゃんは神経系統が発達してきます。
そのため、いままでよりしっかり手足を動かせるようになります。
ただし、まだ胎動が感じられるほどの激しい動きにはなりません。

心音もハッキリ聞こえます

心臓がほぼ完成形に近い状態になりますので、心音も今まで以上にハッキリ聞こえることでしょう。
1分間の心拍数は、平均的な赤ちゃんで170回前後にも及びます。
「ドップラー聴診器」を用意すれば、ご家庭でも赤ちゃんの心音を確認することができます。
パパに聞かせてあげれば、きっと大喜びですよ。

骨格がしっかりし、歯や髪もできてくる

軟骨状態だった骨がぐんと成長してしっかりしてきますので、まっすぐの姿勢を保てるようになります。
同時に歯や髪、爪、まぶたもどんどん発達。
日を追うごとに人間らしい見た目になっていきます。

性別ごとの成長がはじまります

10週目になった赤ちゃんは、性別にそった成長をスタートさせます。
男の子なら睾丸が、女の子なら膣が作られていきます。

ただしエコーで性別が確認できるほどの成長にはまだ至りません。
楽しみはもう少し先にとっておきましょう。

妊娠10週目のマイナートラブル

まだまだ不安定さの残る妊娠10週目。
どんなマイナートラブルがあるのでしょうか。

つわり

個人差がありますが、10週目はつわりがピーク、という人が多いようです。
つわりの原因は、hCGホルモンの影響によるものと言われています。

下腹部痛、腰痛、股関節痛

どんどん大きくなる赤ちゃんを子宮のなかにかかえるために「リラキシン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンには関節を緩めるはたらきがあり、体をささえる力が弱まることに…。
そのため腹部に負担がかかり、下腹部痛、腰痛、股関節痛といった痛みの症状が現れやすくなります。

便秘・下痢

この時期活発に分泌される女性ホルモン「プロゲステロン(黄体ホルモン)」のはたらきにより、腸の蠕動運動が低下。
赤ちゃんの成長で腹部が圧迫されることとあわせ、便秘になるママが多くなります。

人によってはつわりで食べられず、栄養バランスがかたより、逆に下痢になることもあります。

むくみ、血管の浮き

妊娠10週目は、血液がどんどん作られる時期。
32週目までに、妊娠前より40%から50%の血液が増えます。
これは子宮や胎盤に血液を供給するために必要なことです。

急激に増える血液によって血管が押し広げられ、血管が浮いたり、足がむくんだりします。
この時期分泌がすすむ「エストロゲン(卵胞ホルモン)」という女性ホルモンのはたらきによっても水分が保持されやすくなり、ますますむくみやすくなります。

胸の張り

黄体ホルモンのはたらきにより、胸が大きくなってきます。
人によっては胸のはりで痛みを感じることもあります。

色素沈着

黄体ホルモンには、メラニン色素を刺激する作用があります。
このはたらきにより、シミ、そばかす、アザが目立つだけでなく、乳首、外陰部などの黒ずみがひどくなる人もでてきます。

妊娠10週目で気を付けたいこと

妊娠10週目の時期には、特に次のことに目を向けましょう。

赤ちゃんにつきまとう先天性異常のリスク

この時期の母体の栄養状態は、赤ちゃんの先天性異常のリスクにとても大きな影響を与えます。
具体的な注意点を次にまとめます。

積極的に葉酸をとってリスク回避を!

厚生労働省によると、葉酸がもっとも必要な時期は妊娠前~妊娠3ヶ月(妊娠8~11週)と発表されています。

葉酸は胎児の脳や脊椎のすこやかな成長に欠かせない栄養素。
特に妊娠10週目のこの時期は、赤ちゃんの神経系統や骨はぐんと成長する時期です。
不足して“神経管閉鎖障害”といった先天異常が発症することのないよう、葉酸は意識的に摂りましょう

葉酸の摂取量の目安は、食事で240μg、サプリで400μgを毎日摂るのが望ましい(厚生労働省)とされています。
良質な葉酸サプリをみつけて、赤ちゃんのために日々ケアしていきましょう。

タバコ、アルコール、カフェインも控えよう

タバコやアルコールは、お腹の赤ちゃんにとってよくありません
流産や早産、低体重、奇形といった障害のリスクがあがるので、摂るのはやめましょう。

カフェインの摂りすぎもよくありません
カフェインをとると水分やカルシウムが体内から排出され、同時に鉄分の吸収を妨げます。
これによって胎児の先天異常につながってしまうのです。

イギリスやスウェーデンの研究によると、カフェインは、1日100mg以内ならほとんど影響ないと言われています。
どうしても嗜好品をたくさん飲みたくなる人は、無理にがまんするとストレスがたまり、かえってよくありません。
カフェインレスコーヒーや、たんぽぽコーヒーのようにはじめからカフェインが入っていない飲み物を選んで飲んでみましょう

特にたんぽぽコーヒーはおすすめです。



Tea Life たんぽぽコーヒー

たんぽぽコーヒーは、タンポポの根を焙煎したハーブがコーヒーの香りにそっくりで、飲んだ感じもコーヒーに似ています。
たんぽぽコーヒーのいいところは、ノンカフェインなだけでなく、妊娠中に不足しがちなビタミンや鉄分が豊富に入っているところ。
血液を浄化する作用もあり、この時期気になるむくみ対策はもちろん、母乳の質をよくする効果まであります。
またタンポポの根の部分に含まれている幾つかの苦味成分には代謝のはたらきをよくし、母乳分泌の促進作用があります。
タンポポコーヒーは妊娠中から出産後まで、ずっと重宝するドリンクなのです。



AMOMA たんぽぽコーヒー

※注意)
たんぽぽコーヒーは色々なメーカーから販売されていますが、中には妊娠中は避けたほうが良いとされているハーブの一種「チコリ」が含まれている物があります。
このページで紹介している商品にはチコリは含まれておりませんのでご安心下さい。

血液循環をよくする

妊娠10週目のこの時期には、たくさんの血液が作られます。
どんどん血液量が増え続けるため、足や乳房、おなか周りに血管が透けて浮き上がってくることがあるかもしれません。

血液の循環が悪くなると、血液が停滞して静脈瘤ができます。
これを防ぐために、足がだるくなってきたら、サポート効果のある弾性ストッキングをはいたり、足を高い位置に上げて休んだりしましょう。

次にあげる血液の流れを良くする対策も効果的です。

血液循環をうながす方法

以下の方法で血液の循環が鈍くなるのを防ぎましょう。

  • 体の左側を下にして横になる
  • 足の下に枕を置き、足を高く上げる
  • 座るときに足を組まない
  • 長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしは避ける
  • 適度な運動をする
  • 体をしめつけるような洋服は避ける

まれに、ふくらはぎや太もも、外陰部に痛みのあるコブのようなものが静脈瘤によってできることがあります。
日頃から、長時間の同じ姿勢などを避け、こまめに足を動かすよう心がけましょう。

静脈瘤についてはこちら

「体の左側を下にして寝るといい」のには、次のような理由があります。

人間の体の左側には「大動脈」が、右側には「大静脈」が流れています。
右を下にして寝てしまうと、右側に流れている大静脈が圧迫されてしまいます。
大静脈が圧迫されると、心臓へ向かう血行が悪くなり、寝苦しさを感じるようになるのです。

静脈(右)の側にはリンパ管もあります。
つまり右側を下にして寝ると、同時にリンパ管を圧迫することになり、リンパ液の流れも悪くなります。
この状態では余分な水分などが排出されにくくなるので、むくみや静脈瘤が出やすくなります。
むくみが気になる人は、リンパ管やリンパ液の流れをよくするため、「体の右側を上に、左側を下にして寝る」よう意識してみましょう。

妊婦によいとされている「シムスの体位」をとる場合にも、むくみやすい人はぜひ左側を下にしてみましょう。

シムスの体位についてはこちら

体重管理する

つわりのピークを過ぎた人は、ついつい食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。
栄養バランスの摂れた食事は赤ちゃんにとって非常に大切です。

けれどあまりに食べ過ぎ太ってしまうと、母体だけでなく胎児にも悪影響が出てしまいます。
体重増加や肥満は「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」のリスクを高めますので、適正な体重をキープするよう心がけましょう。



出生前診断はどうする?

「出生前診断」とは、赤ちゃんの染色体異常がないかを調べる検査です。
この検査では、赤ちゃんのダウン症(21トリソミー)といった疾患を出産前に調べることができます。

妊娠初期のこの時期に行われる検査には次のものがあります。

  • 絨毛検査:
    お腹に針をさして絨毛を採取し、胎児の細胞を培養して染色体を検査。
    費用は10~20万円程度。
    妊娠10~12週に検査可能。
    制度は98%と高いが、1%の流産リスクをともなう。
  • 新型出生前検査(NIPT):
    妊婦の血液の遺伝情報を解析する検査方法。
    リスクはほとんどないが分析には2週間かかる。
    費用は20万円前後。
    妊娠10~16週に検査可能。
    日本では臨床研究という位置づけのため、検査を受けられるのは下記いずれかに当てはまる人のみ。
    ・出産予定日に35歳以上
    ・以前染色体疾患のある赤ちゃんを妊娠、分娩した経験がある
    ・赤ちゃんの染色体異常の可能性を他の検査で指摘された
  • 血清マーカー:
    妊婦の血中濃度を検査し、胎児の染色体異常を調べる方法。
    陽性でも確定診断(ぜったいに異常があること)にはならず、別途羊水検査や絨毛検査が必要。
    費用は1~2万円程度。
    妊娠15~21週に検査可能。
  • 羊水検査:
    子宮内の羊水に含まれる胎児の細胞を検査する方法。
    検査費用は15万円程度。
    妊娠15~17週に検査可能。
    他の検査よりリスクが高いため、他の検査で陽性が出たときの二次検査として選択されることが多い。

安心のために出生前診断を受けたい人は、早めにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

けれど、染色体異常があろうがなかろうが、お腹の子の命の尊さ、我が子の愛しさにはなんら変わるところはありません
そのことだけはどうか忘れずにいてくださいね。

不正出血やおりものに注意!流産の危険性について

「妊娠9週目の壁」を超えたとはいえ、まだ流産のリスクがなくなった訳ではありません。
次の症状が出たら要注意です。

危険な状態でも、早急に適切な処置ができれば「切迫流産」ですみます。
気になったらすぐにドクターに相談しましょう。

  • 腹痛や不正出血がある
  • お腹の張り方が変わった
  • 胸の張りがひいた
  • つわりが突然なくなった
  • 体温がいきなり下がった
  • お腹が冷たい
  • 灰色のおりものがある

最後にあげた「灰色のおりもの」は、細菌性膣炎の症状です。

細菌性膣炎は、陰部の常在菌が膣内で異常繁殖しておこす炎症性の病気。
性感染症ではなく、体力が落ちているときには誰でもかかるものです。
妊娠中はホルモンバランスが崩れ体の抵抗力も低いので、細菌性膣炎にかかりやすい状態にあります。

胎盤や羊水にまで炎症がすすむと、最悪の場合には流産の可能性もでてきます。
少しでも体の抵抗力をつけるため、日ごろから睡眠不足や栄養バランスには気を使いましょう。

おすすめの過ごし方

妊娠10週に入ったら、次のような過ごし方をしてみましょう。

カルシウム、タンパク質を積極的にとる

この時期の赤ちゃんは骨格や神経、筋肉の形成がすすむ時期です。
材料となるカルシウムやタンパク質は意識的にとりましょう。
ビタミンCは鉄分の吸収をよくしたり、コラーゲンの生成を助けるため、同時にとりたいところです。

締め付けの少ない“マタニティ製品”をチェック

もうそろそろお腹が大きくなってくる時期です。
下着がきついと締め付けがひどくて苦しくなり、よくありません。
ゆったりした服を着たり、ブラジャーやショーツ、ボトムなどのマタニティ製品をチェックしてみましょう。

妊娠線の予防もそろそろ念頭に

妊娠線は、大きくなるお腹に皮膚がついていけず、真皮が裂けてしまうことによって起こります。
一度できてしまうと、完全には元に戻らない妊娠線。
一般には妊娠4~5ヶ月くらいでケアを始める人が多いようですが、先手必勝の早めのケアが後悔しないためのポイント。

余裕をもってケアを始められれば、あらかじめお肌の保湿力を整えておけます。
いざお腹が大きくなったとき、弾力性のあるモチモチ肌が妊娠線をできにくくするのです。

保湿がキモです。
質の良い妊娠線クリームを探しましょう。

股関節痛のある人はストレッチを

この時期の妊婦さんは、ホルモンのはたらきにより骨盤がゆるみ、腹部や腰、股関節に負担がかかります。
腰痛や股関節痛がひどい人は、ストレッチや骨盤ベルトなどで症状を緩和させましょう。

検診にはパパも一緒に

これまで産婦人科の定期健診には、ずっと一人で通っていた方も多いかもしれません。
妊娠10週の検診は、可能でしたらパパも一緒に連れていきましょう。

この週になると、赤ちゃんの心音が確実に聞けるようになります。
パパにも父親の自覚がふつふつと沸いてくることでしょう。
いざという時のために、産婦人科の雰囲気などに慣れておいてもらうメリットもあります。

母親学級をのぞいてみる

病院や自治体などで実施されている「母親学級」に顔を出すのもいいでしょう。
面倒に感じる人もいるでしょうが、食事や分娩時の呼吸法、産後の過ごし方といった指導も受けられます。
同じ時期に出産予定の妊婦さんと集まって交流をもつこともでき、心強いこともあるでしょう。
気分転換にもなります。
自由参加なので、体調や気分しだいで、無理のない程度に通ってみてはいかがでしょうか。

エコー写真の劣化を防いで思い出づくりに

検診でどんどん増えていく赤ちゃんのエコー写真。
記念に取っておきたい、という人は多いと思います。

たいていは感熱紙に印刷されていますので、そのままではどんどん劣化します。
紙きれだと紛失しやすくもあるでしょう。

あらかじめスキャナーでスキャンしたり、スマホで写真にとっておけば劣化も防げ、保存や整理にも便利です。
これなら遠くのおじいちゃんおばあちゃんにもメールで送れますね。

安定期までひと月ちょっと!油断せずにいきましょう!

いよいよ妊娠10週。
これから体がどんどん落ち着いていく時期です。

人によってはまだまだキツイでしょうが、安定期まであと6週。
もう少ししたら流産の危険性もぐっと減りますし、吐き気もおさまり、体もラクになります。

栄養状態に気を配りつつ、赤ちゃんはもちろん、ママ自身の体にも十分気づかいましょう。
ツライときは無理しなくていいんです。
どんどん周りを頼ってしまいましょうね!

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