妊娠3ヶ月(妊娠8週,9週,10週,11週)の変化とは?流産リスクを防ぐ方法

妊娠3ヶ月ごろは、妊娠期のなかで最もつわりを感じやすく、においに敏感になる、吐き気がする、食欲がなくなるなどが顕著にみられます。

生理不順で妊娠に気付かなかったけど、体調の変化によって判明したという人も多くいます。

赤ちゃんの成長段階においては、臓器や身体のパーツが作られ始め、エコー写真でも人間らしい形に近づいていることを確認できる時期です。

今回は、悩まされることの多い妊娠3ヶ月の母体の変化や、赤ちゃんの状態、またこの時期に準備しておきたいことなどをお伝えします。

安定期を迎えるまであと少し、流産の心配もまだある時期なので、身体をいたわりながら生活をおくりましょう。

妊娠3ヶ月の母体におこる変化


妊娠3ヶ月ごろは、子宮が大人のグーの手くらいの大きさになりますが、体重や見た目にさほど変化はあらわれません。

しかし、身体の中では赤ちゃんが成長していくにつれ、色々な変化がみられます。
母体におこる変化について、詳しくお伝えしていきます。

つわりが最もピークになる

一般的に、妊娠6~8週でつわりがピークになる傾向にあります。
妊娠中つわりは、妊婦さんの50~80%と過半数の方が経験します。

つわり症状には個人差があり、

  • 食べても嘔吐してしまう吐きづわり、
  • 匂いを嗅いだだけで気分が悪くなる匂いづわり、
  • とにかく眠気が止まらない眠りづわり

などさまざまな形であらわれます。

つわりによって食欲不振になり、栄養不足や体重が落ちることが多くあるので、栄養管理が大切です。

つわりが起こる時間帯や程度を見極め、一口サイズのおにぎりを枕元に用意して置いたり、フィンガーフードを持ち歩くなど摂取できるときを逃さない様に準備しておきましょう。

悪化すると妊娠悪阻(おそ)に

つわりの症状がひどく、体重が元の体重から5kg以上減少したり、1日中吐き続けているような場合は、妊娠悪阻になっている可能性があります。
妊娠悪阻は重いつわりがずっと続き、最悪の場合、意識障害がみられ入院が必要になります。

つわりがひどい場合は、早めに産婦人科の先生に相談しましょう。

腰痛が起こりやすくなる

妊娠中は赤ちゃんを外に出しやすくするため、関節を緩める「リラキシン」という女性ホルモンが分泌されます。
それによって骨盤が身体を支える際の筋肉や関節への負荷が増え、足のつけ根や腰が痛みやすくなります。

また、お腹が重くなってくると背中を反った姿勢をとるようになることで、腰に負担がかかり腰痛を感じやすくなることもあります。

ホルモンによってシミ・黒ずみができやすくなる

妊娠すると「エストロゲン」や「プロゲステロン」といった女性ホルモンの分泌量が急激に増加し、体内にメラニン色素を蓄積しやすくなります。

メラニン色素があると、乳首や膣などに色素沈着が起こりやすくなったり、シミ、そばかすが気になってきたりします。

とくに妊娠中は、お腹の真ん中に黒い「正中線」ができる事が多いですが、産後ホルモンバランスが戻ればほとんど目立たなくなるので、心配はいりません。

ホルモンで胸が張ることも

ホルモンの影響は黒ずみだけではなく、胸の張りもあります。
胸全体が張り、乳首が服に擦れるだけで痛みを感じるようになります。

ワイヤー入りのブラジャーを着用している場合、ブラトップなどに変えると痛みが軽減されます。

頻尿、便秘ぎみになる

妊娠すると、大腸のぜん動運動を抑制する黄体ホルモンが活発になったり、子宮に膀胱や大腸が圧迫されて頻尿、便秘ぎみになることがあります。

妊娠によるものは防ぎようがないので、普段の生活の中で利尿作用のあるカフェインの摂取を減らす、就寝前の食事を避ける、体の冷えを防ぐなどの対策で、排せつ運動を抑制しない工夫をしましょう。

おりものの色・ニオイが変化

妊娠初期は、おりものに色が付く、ニオイがきつくなることがあります。
茶色っぽい色をしているおりものならば、特に問題はありません。

  • おりものの量が多すぎる、
  • 血が混ざっている、
  • 色がおかしくてかゆみがある

などの場合には、膣炎などの疑いがあるので医師に相談しましょう。

腹痛+出血の場合は早期流産のリスクも

腹痛を伴う出血がある場合、早期流産のリスクがあるのですぐに病院を受診しましょう。

妊娠12週未満で流産してしまう早期流産は、全妊娠のうち10%以上の確率でおこります。
早期流産は、母体に問題があるわけではなく、受精卵の染色体異常や遺伝子の異常などで細胞分裂が進まないことが原因です。

流産の兆候は、腹痛やお腹の冷えがある、大量の出血または長く続く出血、つわりがなくなるなどがあります。

妊娠3ヶ月をすぎると流産の可能性は少なくなるので、この時期までの健康管理が胎児の成長にとってはとても大事になります。

生活習慣の改善で早期流産を予防

早期流産を予防する方法には必要な栄養素の補給、喫煙・アルコールを禁止すること、なるべくストレスを溜めないことなどがあります。

必要な栄養素のなかでもとくに葉酸は、妊娠初期には必ず摂取しておきましょう。

葉酸は、妊娠3ヶ月までの間に摂取しておくことで胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを下げる効果があり、厚生労働省でも摂取が薦められています。

【厚生労働省推奨の葉酸摂取量】
葉酸はとくに妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月のママと赤ちゃんどちらの健康状態を維持するためにも必要不可欠な栄養素です。

具体的に厚生労働省が推奨している1日あたりの葉酸摂取量は以下になります。

妊娠1ヶ月以上前~妊娠3ヶ月:通常摂取量240㎍+400㎍
妊娠4ヶ月目~正産期:通常摂取量240㎍+240㎍
授乳期:通常摂取量240㎍+100㎍

しかし、葉酸は食べ物からでは十分な量を摂りにくいため、サプリメントを併用するのがおすすめです。

葉酸サプリメントについての情報は、こちらの記事をご覧ください。

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妊娠3ヶ月の赤ちゃんの状態


妊娠3ヶ月ごろは「器官形成期」と呼ばれる時期で、赤ちゃんの状態も大きく変化していきます。

骨格や内臓器官がつくられていき、外見上も人間らしい姿になると「胚芽」から「胎児」と呼ばれるようになります。
基本的な3ヶ月目の変化について、2週ごとにわけてみていきましょう。

3ヶ月目前半(妊娠8~9週目)

この頃の胎児は2cmほどの大きさになっています。

心臓がほぼ完成し心拍がはっきり聞こえるようになるので、この時期から母子手帳の申請を薦められることが多いです。
歯や口などが作られ始め、胎盤やへその緒ができると母体から栄養をもらい始めます。

3ヶ月目後半(妊娠10~11週目)

胎児の身長は5~8cm程度、体重は約20g(イチゴくらい)ほどになっています。

この頃は頭が大きな2頭身ですが、消化器官などが発達するとともに少しずつ身体が成長し3頭身に近づいてきます。

超音波検査では、体つきの変化だけでなく手足を動かす様子が見られるようになります。

栄養補給・排泄をし始める

3ヶ月目からは、腸がお腹の中に備わり消化器官が機能しはじめ、胎盤を通じて栄養素が赤ちゃんへ届けられるようになります。

そして羊水を飲み込んで栄養を吸収し、尿を排せつする消化のトレーニングをし始めます。

胎児がへその緒から栄養をとるようになると、母体が栄養不足になりがちになるので注意が必要です。

妊娠中とくに採った方が良い栄養素については、以下の記事をご覧ください。

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妊娠3ヶ月ごろの出産準備


妊娠3ヶ月ごろは、病院での診察や検査、日常生活においても出産に向けた準備が進んできます。
この時期にしたほうが良い準備について、解説していきます。

妊婦健診で身体の状態をチェック

妊娠初期の3ヶ月はまだ流産の危険性があるので、赤ちゃんとママの健康状態が問題ないかチェックするために妊婦健診に行くことが大切です。

妊婦健診には、血液型、貧血、梅毒やB型肝炎・風疹などのウィルス抗体をチェックする血液検査、赤ちゃんの心拍数をきく超音波ドップラー検査、尿検査などがあります。

保険が適用されないため自己負担になりますが、母子手帳を交付される際に自治体から「妊婦健康診査受診票(補助券)」が貰えるので、実質の負担額は大分抑えられます。

母子健康手帳の受け取りをお忘れなく!

妊婦健診をうけるなら、母子健康手帳を受け取っておきましょう。
母子健康手帳とは、一般的に「母子手帳」と呼ばれるもです。

妊娠中の検査経過や出産の状態、産後は赤ちゃんの検診のデータや予防接種など妊娠中から、小学校入学頃まで使う大切な記録手帳です。

妊娠がはっきりと確認できた8週前後に、医師から母子手帳をもらうように言われます。

母子健康手帳は、自分の住んでいる(住民票のある)役所や保険所に行って用意されている妊娠届けに記入し提出すると無料で交付してくれます。

双子の場合は膜性チェックが大事

妊婦健診のなかで、双子以上の妊娠(多胎妊娠)がわかることがあります。

多胎妊娠の場合は、単胎妊娠よりもリスクが高いため、12週目までに赤ちゃんに栄養を送る絨毛膜をチェックすることが大切です。

絨毛膜性(膜性)の診断結果によっては、管理入院が必要になる場合もあります。

下記の記事では、多胎妊娠について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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出産予定日が変更になる可能性も

この時期までの出産予定日は、生理周期と最終月経開始日から算出されているため、それらの日にちが間違っているとずれてしまうことがあります。

3ヶ月目からは、胎児の頭頂からお尻の突出部までの長さ(頭殿長(CRL))を超音波で測定して、正確な出産予定日を算出できます。

母親学級に参加してみよう

助産院、保健所などの自治体、ベビー用品メーカ―などで、妊娠中の女性に向けて、1回2時間程度実施されています。

妊娠中の食生活、体調管理、ストレッチ方法など、妊娠・出産に関する知識を総合的に学べます。

同じ妊娠中の方が集まるので、ママ友づくりや情報交換などの場としても活かせます。

赤ちゃんの部屋のコミュニティもあります!

赤ちゃんの部屋のなかにも、母親学級のように活用できるコミュニティサイトがあります。
気軽に相談しにくい悩みや経験者の体験談を聞きたいときなどに活用してみてください。

実際にはこのようなお悩みと回答が寄せられています。

妊娠・出産・育児のコミュニティ

【話題タイトル】胎児の首の浮腫みについて
【投稿者】チィロさん(34歳/女性)

妊娠11週の妊婦です。
妊婦健診の時の超音波エコー検査で胎児の首の後ろに浮腫みがあるとダウン症の可能性があるとどこかのサイトで見ました。
もし、胎児の首の後に浮腫みがある場合って、医師が直接伝えてくれるのでしょうか?
自分から聞かないと教えてくれないのでしょうか?
何も指摘されていない場合は、何も異常がないと判断してよいんですか?
考えすぎるのはよくないと分かっているのですが気になってしまいます。
首の浮腫みを指摘された方はいますか?
その後の経過はどうでしたか?
もしよければ、お話を聞かせてください。

≫≫みんなの回答を見る

日常生活で意識したいこと

妊娠初期の3ヶ月のうちに、日常生活でも意識したほうがいいことがあります。

マタニティウェアを準備する

お腹か大きくなってから服に困ってしまう前に、この時期からマタニティウェアを用意しておきましょう。

マタニティウェアは妊娠期しか着られないうえに比較的値段が高いので、ボトムスはマタニティパンツを購入しトップスはオーバーサイズのシャツなどですませるのがオススメです。

仕事では激しく動き回らない

3ヶ月の段階はまだ妊娠している事がわかりにくいですが、まだ胎盤が安定していないため無理は禁物です。

前傾姿勢やジャンプなどの激しい動作をしない、なるべく重い荷物を持たないなどの点を注意しましょう。

性交渉は無理のないように

妊娠中でも、妊娠経過が順調ならば性交渉をしても問題ありません。
妊娠中は免疫が弱っているため、性交渉をする際は性感染症予防のために必ずコンドームをつけましょう。

出血や腹痛など、少しでも気になる点がある場合は止めておくようにしてください。

安定期までは栄養をとって安静に!

妊娠3ヶ月は安定期前の大切な時期で、流産のリスクも考えられますのでしっかり栄養を摂って安静に過ごすことが大切です。

しかし、つわりがあって食べ物を受け付けない、仕事が忙しくて食生活がおろそかになっている…など、なかなか必要な栄養素を毎日摂るのが難しいのも事実。

そんな時は、食事に足りない栄養をサプリメントで補いましょう。

とくに葉酸サプリメントのなかには、妊娠期に必ず取ってほしい葉酸のほか鉄分、ミネラル、ビタミンなど不足しがちな栄養素が含まれている商品があります。

詳しくはこの記事をチェック!!

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