【漢方薬剤師が教える】産後の疲れやすさの改善法

皆さんこんにちは。
タクヤ先生こと杉山卓也です。

無事に出産を終えたは良いけれど、疲れて仕方ない。
何もする気力が沸かない…。

これにはきちんとわけがあるのです!
今日はそんなお話をしていきたいと思います。

なぜ産後は疲れるの?

そもそも出産という途方もないエネルギーを消耗するイベント自体により、たくさんの身体に必要な物質が失われます。

漢方でいえば、体内エネルギーである「気(き)」、血液である「血(けつ)」が大きく消費されます。

気と血は、体を動かすガソリンのようなものですから、これが無くなるということで疲れやすくなり、体の動きは大変に悪くなります。

気が消耗する病態を「気虚(ききょ)」といい、血が消耗する病態を「血虚(けっきょ)」と呼びます。
産後も夜泣きがあったりと睡眠状態が悪かったり、疲労が溜まれば気の消耗は続き、気虚状態は悪化します。

同じように授乳があれば血液は常に消耗される状態になるので血虚状態も深まって行きます。
こうした病態のケアに漢方薬が非常に効果的です。

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効果のある漢方は?


気虚におすすめの漢方薬は「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」「四君子湯(しくんしとう)」などがあります。

血虚におすすめの漢方薬は「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「四物湯(しもつとう)」などがありますが、血虚の漢方薬は主役となる当帰(とうき)や地黄(じおう)という生薬が胃腸の弱い方の場合、不快感を出すことがあるため、注意が必要です。

基本的に気虚を改善させる漢方薬は胃腸系をケアする性質がありますので、組み合わせて使うと副作用を減弱する効果も期待できるため一石二鳥になることも。

また、気虚と血虚を同時にケアできる「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」という便利な漢方薬も存在しますが、いずれにせよきちんと専門家への相談が必要です。

「気」と「血」を補う生活習慣


漢方薬だけを飲めば解決!ということであればうちの薬局の予約は100年先までいっぱいになると思います。
残念ながらそういう訳にはいきません。

生活養生も非常に重要です。
具体的には、気虚も血虚も質の良い睡眠とストレスのない生活、そして質のいい食事が必要になります。

睡眠はどうしても夜に何度もあかちゃんのために起きることになりますので、日中に赤ちゃんと一緒に30分程度の昼寝(それ以上は本気寝になり逆に夜の睡眠の妨げになることもあるのであまりお勧めしません)をしたりしましょう。

ストレスに関してはある程度は仕方ありませんが、幼児返りを起こすような旦那は放置して自分の体のケアに努めましょう。

質の良い食事、というのは基本的には季節の旬の食材を選ぶこと、脂っぽいもの、味の濃いもの、甘すぎるもの、辛すぎる物、生ものを避けること、そして消化の良いように調理することを守りましょう。

健全な赤ちゃんの成長には元気なママの力が何よりも大切です!
どうかご自愛ください。

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