【妊娠6週】心拍は確認できる?出血や腹痛は?流産の危険は?

この記事の監修医師
ポートサイド女性総合クリニックビバリータ・院長
清水なほみ先生
http://www.vivalita.com/index.html

日本産科婦人科学会専門医。日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー。 「ビバリータ」とは輝くような魅力的な女性のこと。心も体も健康であるように、女性の立場を生かしたアドバイスをおこなっている。

妊娠6週は妊娠2ヶ月の3週目にあたります。
この時期は、ママや赤ちゃんにどのような変化が起こるのでしょうか。

生理の遅れや体調の変化から、妊娠したかも、と気づく方が多くなります。
つわりが始まったり、いつもとは違う出血に驚くこともあります。

妊娠に気づいたらどうしたらよいのか、妊娠6週のママの変化や赤ちゃんの様子、気をつけることをまとめました。

妊娠6週目のママの変化

まだ外見の変化はほとんどありません。
生理がいつもより遅れて、妊娠の可能性に気づく方が多いです。
ある日突然つわりが始まる方もいます。

体調・気分の変化

  • 生理の遅れに気づく
  • つわりが始まる
  • 体の変化への不安を感じる
  • 眠気やだるさからイライラする

妊娠検査薬で陽性が出たら産婦人科を受診しましょう

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、産婦人科で診察を受けます。
胎嚢と胎芽、心拍が確認されて正常妊娠かどうか判断されます。

子宮外妊娠(異所性妊娠)、切迫流産、感染症など自覚症状だけではわからないこともありますので、必ず診察を受けましょう。

妊娠6週目の赤ちゃんの変化

妊娠5週では、赤ちゃんはまだ卵型をしていました。
妊娠6週になると少しずつ形が変わり、おたまじゃくしのような尻尾も目立たなくなってきます。

胎嚢が確認できます

胎嚢(たいのう)は、赤ちゃんを包む袋のことです。
4週目後半から確認できることもありますが、5~6週目で確認されることが多いです。
この時期の胎嚢は約1.5cmと、とても小さいですが正常な妊娠なら超音波検査で確実に見えてくるころです。
妊娠6週で超音波検査をした場合、以下の理由で胎嚢が見えないこともあります。

  • 最終月経日を勘違いしていた、数え間違えていた
  • 排卵日が遅れていた
  • 妊娠ごく初期の流産
  • 異所性妊娠(子宮外妊娠)

赤ちゃんの大きさは4mm~9mmくらい

妊娠6週の赤ちゃんは1cmに満たない大きさです。
この時期の赤ちゃんのことを、胎芽(たいが)といいます。

胎芽の横に白くて丸いものが、エコー写真に写ることがあります。
これは、卵黄嚢(らんおうのう)といいます。
胎盤が出来上がるまでの期間は、この卵黄嚢から赤ちゃんに栄養が与えられます。

頭殿長の長さから出産予定日を割り出します

頭殿長(CRL crown rump length)は、赤ちゃんの頭骨のてっぺんからお尻のでっぱった部分までを計測します。

赤ちゃんの大きさは、胎盤が出来上がると個々の成長差がでてきますが、この頃は妊婦さんの身長・体重に関係なく、ほとんど変わりありません。

生理周期が不規則な人や排卵障害があった人は、いつ受精したのか判断できないので、頭殿長の測定値から妊娠(受精)した日と妊娠週数を計算して、出産予定日を割り出します。

胎芽は小さいので、どうしても計測がずれることもあります。
7週目以降に再計測をして、妊娠9週頃にはさらに正確な予定日がわかります。

月経周期が28日の場合、ネーゲレ概算法での出産予定日は以下のように計算します。

ネーゲレ概算法(Neagele ネーゲレ計算法)

出産予定月…最終月経の月にプラス9(またはマイナス3)
出産予定日…最終月経の日にプラス7

心拍が確認できる時期です

正常な妊娠なら妊娠6週目で心拍(胎児心拍動)が確認されます。
心拍は赤ちゃんの鼓動のことです。

この時期に心拍が確認出来ないと、不安感が増して神経質になる妊婦さんが多いです。
しかし、心拍の確認はまだだったという妊婦さんも沢山います。
正常な妊娠なのに6週で心拍が確認できない原因は妊娠週数の数え間違いや排卵日の遅れです。

心配しすぎずにゆったりと過ごし、不安であれば旦那さんや周りの方にサポートしてもらいましょう。

心拍が確認できると、その後の妊娠予後は高い確率で良好とされています。
しかし、心拍確認後の流産率は16~36%となっていますので、その後も慎重に過ごしましょう。

経腹超音波法では,正常妊娠の場合,妊娠 8 週になれば胎児心拍動が全例で確認される.また,一度胎児心拍動を確認できた場合,95~99%の確率で妊娠予後が良好であるといわれている.
一方,経腟超音波法で胎児心拍動を検出できるのは,早ければ妊娠 5 週のはじめ,遅くとも 6 週末には全例に確認でき,胎児頭臀長(crown-rump length,CRL)が 2mm から可能となる.しかし,経腟超音波法の場合,胎児心拍動確認後の流産率が16~36%と高いため,たとえ胎児心拍動が確認されてもその時点での児の生存は証明できるが,その後の妊娠継続への言及については慎重でなければならない

体の器官ができてきます

妊娠6週の胎児は、胴体や手足より先に頭が成長します。
首はまだ出来上がってなく、体は丸まり、頭でっかちです。
お尻のしっぽがだんだんと目立たなくなってきます。

この時期は、体のパーツが作られていく器官形成期といいます。

中胚葉

筋組織、骨、循環器、腎臓、生殖器が作られます。
中胚葉は心臓、筋肉、リンパ組織などの総称です。

心臓

将来的に4つの部屋に分かれますが、この時期はまだ1つだけです。

視床下部

脳の一部で自律機能の調節をします。
体温調節や食事、排泄、生殖行為など、体にとって基本的な機能をコントロールする器官です。

胴体から出ていた突起のような手は、カエルの手に似た水かきの手になります。

生殖器

女の子なら卵巣ができ始め、男の子は精巣の形成が始まります。
内性器だけがつくられ、外性器はいずれできていきます。

妊娠6週目のマイナートラブル

この頃にはつわりや熱っぽいといった妊娠初期の症状が現れます。
思うようにならない体の変化にとまどいますが、時間がたつにつれて対処方法や乗り切るコツがわかってきますので、赤ちゃんのためにもゆったりした気持ちで過ごしましょう。

つわりが始まります

ひどい場合には重度妊娠悪阻で入院することもあります。
常に気持ちが悪いと感じる「吐きつわり」や、お腹がすいているのに食べたくない「食べつわり」があります。

おりもの、熱っぽいなどの妊娠初期症状があります

おりものの量が増える、熱っぽくなる、下痢気味になる、眠気が頻繁にくる、腹痛や胃痛といったマイナートラブルがあります。
好物だったものが食べたくなくなる味覚の変化も起こります。

これらは個人差があり、つわりが全くない方や体温が上がらずに下がったり安定しないという方もいます。

妊娠6週目の妊婦さんの過ごし方

妊娠6週目のママに知ってもらいたい、食生活や今のうちにやっておきたいことをまとめました。

赤ちゃんの器官形成のために葉酸を摂取しましょう

この後の妊娠7週目頃には赤ちゃんの神経管が作られます。

この神経管の一部がふさがってしまうことを神経管閉鎖障害といい、「二分脊椎症」や「無脳症」を発症します。

厚生労働省では、妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月の間は、食事でとる葉酸に加えてサプリメントなどの栄養補助食品から毎日400㎍の葉酸を摂取することで、神経管閉鎖障害のリスクを低減できるとして情報提供をしています。

高品質の葉酸サプリランキングを知りたい人はこちら
≫【おすすめしたい葉酸サプリランキング】効果・成分・値段で徹底比較!

市販薬は安易に飲まないようにしましょう

妊娠6週目は、妊婦さんによくない薬を使用すると赤ちゃんにも悪影響がでる絶対過敏期です。
絶対過敏期は4週目~7週目までになります。

頭痛や腹痛がある場合は、安易に市販薬を飲まずに産婦人科で相談しましょう。

妊娠報告は必要最低限にしておきます

この時期の妊娠報告は、勤務先の上司など最低限にとどめておきましょう。
急な体調不良で欠勤したり、通勤中に具合が悪くなることがあるからです。

医師から勤務時間などについて指導があり、「母性健康管理指導注意事項連絡カード」がある場合は、勤務先に提出しましょう。

産院選びやバースプランの検討を始める

分娩方法や立ち合い出産、カンガルーケアなど、医療機関によって実施状況が異なります。
また、里帰り出産をするかどうかで医療機関の選択肢も変わります。

どの方法で産むか、赤ちゃんをどのように迎えるか、といったバースプランの検討と、病院やクリニックの情報収集を始めましょう。


婦人科・産婦人科の紹介

婦人科・産婦人科の紹介 婦人科や産婦人科は分娩方法や方針がさまざまあります。自分に合った病院選びをしましょう。

妊娠6週目で気を付けたいこと


この時期のトラブルには、異所性妊娠や流産、出血があります。
妊婦さん自身で予防できないこともありますが、もしもの時のために症状を知っておきましょう。

子宮外妊娠(異所性妊娠)の可能性

着床した位置が子宮であると断定されるまでは、子宮外妊娠(近年では異所性妊娠といいます)の可能性があります。

妊娠検査薬ではhgc(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が尿から検出されるかを調べます。
受精卵が着床すると、hgcが多く分泌され、妊娠検査薬は陽性になります。
着床した位置が子宮ではない場合も、hgcは検出されます。

胎嚢ができる時期が遅かったり、妊娠週数のカウント間違いもありますので、過度に心配しなくてもよいですが、放置すると卵管が破裂して出血することがあります。

激しい痛みや出血が続いた場合、早めに医療機関を受診しましょう。

妊娠6週の出血や腹痛は大丈夫?流産について

この時期の出血は問題のない場合もありますが、我慢できないほどの腹痛が伴ったり、出血量が多い時は流産の可能性があります。

この頃に流産になる原因は、受精卵の染色体異常など胎児側の問題がほとんどです。
しかし、出血や腹痛は妊婦さんのストレスや疲れから起こることもありますので、無理せず過ごしてください。

医療機関へ行くべきか自分で区別するのは難しく、突然の出血で驚いてしまい冷静に判断できない妊婦さんもいます。

電話での相談もできますので、すぐに電話ができるようにかかりつけの産婦人科などの電話番号を控えておきましょう。

腹痛などの痛みがない出血

安静にしてその日のうちに、治まれば多くの場合は問題ありません。
量が多い時や何日も続くようでしたら医師へ相談しましょう。

痛みが伴う出血、ピンクや鮮血の出血

会話できないほどの痛みが伴う出血、ピンク色や鮮血または血の塊が出た時は、流産や切迫流産を起こしている可能性があります。
すぐに医療機関で診察を受けてください。

産婦人科の内診後の出血

内診時に医師が指や器具を膣内に挿入しますので、出血がする場合もあります。
妊娠中は骨盤の中や子宮に妊婦さんの血液が集まり、充血しやすくなっているため、内診時の刺激で出血しやすいです。

鮮血の場合がありますが、1~2日で治まれば大丈夫です。
大量に出血したり、痛みがある場合は医療機関で相談するとよいでしょう。

流産の8割は12週未満に起こります

日本産科婦人科学会によると、妊娠の15%前後が流産になるとの統計があります。
22週より前に妊娠が終わることを流産といいます。
そのうち、妊娠12週未満で起こる流産が全体の約15%になります。

また、流産と切迫流産の違いについてはこちらで解説しています。

妊娠6週は腹痛や出血に気をつけて過ごしましょう

妊娠6週目は、赤ちゃんが入っている袋の胎嚢や心拍が確認できる時期です。
正常妊娠だと確定される方もいるでしょう。

妊娠検査薬の陽性反応だけでは、子宮外妊娠の可能性がありますので、産婦人科を受診して必要な検査を受けましょう。

つわりが始まったり、微熱や頭痛など体調不良に悩まされる時期でもあります。
できるだけリラックスして過ごせるように、つわりの対処法や食べやすい食事をためしてみてください。

出血は痛みや色、量に注意してください。
腹痛などの異変があれば流産の危険性がありますので、すぐに医師へ相談しましょう。

赤ちゃんのために不用意な薬の服用は避け、葉酸を摂取してください。
勤務中の方は、妊娠について上司に報告して、体調への配慮などを相談しておきます。

バースプランや医療機関の情報収集など準備を始めておき、不安を抱えこまずに過ごしましょう。

注目記事

【おすすめしたい葉酸サプリランキング】効果・成分・値段で徹底比較!

葉酸の含有量や一緒にとれる栄養成分など、あらゆる角度から調べ、本当におすすめしたい葉酸サプリメント3つを選びました!

      

【2017年版!妊娠線予防クリームランキング】効果トップ3はどれ?選び方のポイントは?

妊娠線クリーム選びで大事にしたいポイントと、先輩ママから支持された評判の妊娠線クリームをランキングでご紹介します。

気に入ったらシェア

 

この記事の監修医師・専門家

スポンサーリンク

スポンサーリンク