妊娠中に多い異食症の症状について

妊娠中に起こりやすい異食症って何?

異食症

女性が妊娠すると、つわりや体質の変化などによって自分でも驚くほどの変化が起こりやすくなります。冷え性だったのがとっても暑がりになってしまったり、食べ物の好みが変わってしまったり。特に食べ物に関しては、つわりでなかなか食べられない・水も飲めないという人から、これまでの好きなものと嫌いなものが逆転してしまったという方なども。妊娠中は食の好みが変わりやすく、甘いものとしょっぱいものを交互に食べたいだとか、ママ自身が自分でもついていけなくなるような変化が起こります。

さて、そんな妊娠中の食の変化に関して。「異食症」という症状をご存知でしょうか?異食症というのはその字のとおり、通常ではありえないものを食べる・食べたくなるという症状のことをいいます。つわりになるとある特定のものしか食べられないといったことはありますが、異食症になると通常の食事とはまったく関係のないものを食べたくなります。実は、この異食症は妊娠中に起きやすいと言われています。それはなぜなのでしょうか…?

異食症になるとこんなものを食べたくなってしまう…

異食症でよく食べられるものの代表が、氷です。でも、つわりで水が飲めないから氷をかじって水分補給している、口がさっぱりするから氷をかじっている…という方はいらっしゃると思います。これは異食症ではなく、つわりのためですね。

異食症による症状ですが、つわりが終わってもずっと氷をかじっている・異常なまでに氷ばかりを口にしている・氷を食べるのを我慢できないといったときには異食症が疑われます。妊娠中、無性に氷が食べたくなる

異食症では、以下ようなものがよく食べられるそうです。

  • 石や土
  • チョーク
  • 髪の毛
  • ガソリン

そのほかにも金属類やプラスチックといった、食べると危険なものもあるそうです…。では、なぜこんなものを食べるようになってしまうのでしょうか?

異食症の原因って何?

貧血

氷や石・土の異食症は、まず貧血にかかっていることが多いとされています。私たちの体の中をめぐっている「鉄」は、血液の中で酸素を運んでいます。血液に乗って体のすみずみまで酸素を届けることで、私たちは活発な運動ができるようになっています。

でも、鉄が不足してしまうと酸素をじゅうぶんに運ぶことができないため、脳や体が酸素不足になってクラクラとめまいが起きたり、気分が悪くなって活動ができなくなってしまうということなんですね。

そんな鉄欠乏性貧血は、妊娠中に特に起こりやすくなる貧血の一種です。妊娠すると赤ちゃんに栄養や酸素を届けるために胎盤ができたり、また赤ちゃん自身など、新たにたくさんの血管ができます。その血管はママの血管とつながって、母体から栄養や酸素を送り込むようになります。

このとき、優先順位はおなかの赤ちゃん。ママは身を削って赤ちゃんの方に栄養や酸素を供給するため、血液量を増やして栄養を送り込みます。そうすると、血液量が増えても成分が一緒に濃くなったというわけではありませんから、鉄の少ない血液が増えるということでママにとっては負担になってしまいます。妊娠をきっかけに貧血になったり、異食症が起こるというのはこういった理由があったんです。

なぜ貧血が氷や土と関係しているのかというと、人間は食べるものを通して不足している鉄などの栄養を摂ろうとします。つまりは栄養不足が異食症の大きな原因だと考えられています。

精神的な障害

統合失調症や強迫性障害といった精神的な病にかかっている可能性がある人です。

また、とても強い精神的ストレスを受けたことが原因で、自分の髪の毛などの体毛を抜いて食べるという人がいます。これは子どもに多く「食毛症(しょくもうしょう)」と言われているのですが、その延長線上で異食症に発展してしまうこともあると言われています。小さなころからこういった異食症などの症状が起こっていると、大人になってからさらに悪化してしまうことがあります。よくストレスによって爪を噛んでそのまま食べてしまうという方がいらっしゃいますが、これと似たようなものだと考えてください。

脳障害

脳腫瘍などで大事な神経が圧迫されると、いつもでは考えられないような異常行動を起こすことがあります。コロッと性格が変わってしまったりだとか、怒りやすくなってしまったなど脳腫瘍の症状としてよく挙げられるのですが、これと同じように脳障害による異常行動として異食症が起こることがあります。

妊娠中に鉄分が不足することも原因のひとつだといいましたが、そのほかにも異食症の症状として氷だけでなく小麦粉をそのまま口にしたり、加熱していないジャガイモを食べるといった行動も。これは、貧血によって脳に酸素がじゅうぶんに行きわたらないせいで、脳の神経がうまく働かずさまざまな障害が起こるからと考えられています。

異食症の症状、赤ちゃんへの影響は?

これだけ聞くととても恐ろしいと思われる異食症ですが、実際妊娠中に異食症になったとしても多くは一時的なもので終わります。産院で鉄剤などが処方されて貧血が改善されれば症状がおさまるという方、出産後に症状がおさまるという方、つわりが終わると症状がおさまるという方などなど。貧血やつわりによる栄養不良が改善されれば、異食症も改善されることが多いとされています。

特に氷をガリガリと食べる異食症については、氷以外を受け付けないという場合を除き様子を見ても大丈夫。しかし、土や石といったものが食べたいという場合には体に良いものではありませんし、実際に食べてしまうと胃腸への負担も非常に大きくなりますので医師の診察を受けましょう。おなかの赤ちゃんのためにも、自覚症状があった場合にはまず医師に相談を。

妊娠中のママは、そのほかにも貧血によるめまい・立ちくらみ・気持ち悪さ・動悸など、さまざまなマイナートラブルが起こりやすいもの。妊娠中のマイナートラブル

貧血は鉄剤の服用や食事で改善することが可能です。しかし、異食症で食べたものの中には消化に悪く、胃腸に詰まって腸閉塞を起こしてしまうこともあります。実際に、髪の毛を食べ続けていたという女性が腸閉塞を起こし、とんでもない量の髪の塊が摘出されたということもありました。ですから、食べるものが偏っているだけと考えず、赤ちゃんのためにも原因を考えて対処していくようにしましょう。

異食症の様々な情報を見ていきましたが、特に氷を食べる女性は沢山いらっしゃいます。「氷が好きだから」という理由で食べている方もいらっしゃいますが、中には無性に食べたくなってしまう・・・という方もいらっしゃいます。そんな場合は、貧血などの症状がないか一度病院で調べてもらう事をオススメします。鉄剤を服用するようになったらパッタリと氷を食べなくなったという方は意外に多いものなんですよ。まずは、何事も疑問に感じることがあれば、すぐに担当医へ相談するようにしましょう。

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