【小児歯科医が教える】いやがられない「しあげみがき」のポイント10ヵ条

子どものしあげみがき。
毎日バトルでヘトヘト、というママも多いかもしれません。

ママたちに聞いてみると、歌を歌ったり、動画を見せたり、オモチャをもたせたり、色々工夫しているけれど口をあけるのも一苦労、なんて話もよくあります。

だれでも、しあげみがきが好きになるという魔法のやり方は残念ながらありませんが、ちょっと気をつけるといやがらずにできるようになる子が多い10個のポイントをお伝えします。

「しあげみがき」のポイント10ヵ条

「しあげみがき」をするにあたって、ポイントとなる10ヵ条をみていきましょう。

1.口の中をさわられることにならす

赤ちゃんは急に口の中をさわられるとびっくりしてしまいます。

歯が生える前から、ママの指で口の中をさわる習慣をつけておきましょう。
まずはほっぺ、ご機嫌がよければ次に唇、次に歯ぐき…と、顔の外側から中側へ、少しずつさわるようにしてあげると、いやがらずにさわらせてくれることが多いです。

赤ちゃんのお口のケアについては、こちらも参考にしてください。

2.「今から歯みがきするよ」のサイン

しあげみがきをするときも、1.の赤ちゃんの口の中をさわるときと同じです。

いきなり歯ブラシを口に入れるのではなく、ほっぺや唇をさわって「今からお口に歯ブラシをいれるよ」というサインをしてからはじめましょう。

3.みがく時間は「年齢+2秒」ずつ

しあげみがきのとき、一気にすべての歯をみがこうとしていませんか?
子どもは長い時間歯みがきをがまんするのは難しく、がんばれる目安は大体「年齢+2秒」くらいです。

1歳だったら3秒、2歳だったら4秒のあいだシャカシャカと1か所をみがいたらいったん歯ブラシを口から出して一呼吸。
それからまた次の3秒や4秒の間、次の場所をみがきます。

これをくりかえして全体をみがきましょう。

4.3秒、5秒など目標を作ってカウントする

3.でみがく時間を決めたら、こどもにも伝えます。
5秒なら「5数える間みがくよ」と目標の数字を言ってから、「1、2、3、4、」と声に出してカウントしながらみがきましょう。

5.呼吸と「ごっくん」の時間をつくる

4.で目標の時間みがいたら、そのたびに口からいったん歯ブラシを出します。

大人でも、歯医者さんでの治療中など、ずっと口のなかをさわられていると、呼吸のタイミングや口にたまった水をどうしようかと困ってしまうことがあると思います。

しあげみがきも同じです。

ずっとみがかれ続けていると、どこで息をしたらいいのか、どこでつばをのみこんだらいいのかわからなくなっていやになってしまいます。

1回1回歯ブラシを口から出して、呼吸とつばをごっくんする時間をつくりましょう。

6.痛くしない!強くしない!

しあげみがきをいやがる原因として一番多いのは、やはり「痛い」ということ。
みがく力が強すぎると、歯ぐきが痛くなってしまいます。

ママたちには「自分の手の指の爪の付け根をみがいても痛くないくらいの力でみがいてください」とお話ししています。

自分の指が痛いくらいの力でみがくと、子どもの歯ぐきも痛いからです。
目安としては赤ちゃんで100g、小さなお子さんで150gくらいの力でみがきましょう。

どのくらいの強さかわからない場合は、キッチンスケールなどに歯ブラシを100gの力で押しつけてみると参考になります。

7.上唇小帯をカバーする

上唇と歯ぐきの間には「上唇小帯」とよばれる「すじ」があります。
ここを歯ブラシでゴシゴシしてしまうとても痛いので、歯みがき嫌いの原因になることがあります。

上唇小帯の長さには個人差がありますが、歯の近くまでのびている場合は、上の前歯をみがくときは左手の指で上唇小帯をカバーしてあげると、痛くありません。

8.怖い顔をしない!

忘れがちだけれど大事なポイントが「怖い顔をしない」ということ。

クリニックにくるママにしあげみがきを見せてくださいと言うと、歯ブラシを手に持ってうでまくり、さあやるぞ!と戦闘モードになってしまうママがたくさんいます。

歯みがきの時間になるとママがおっかない顔をして歯ブラシを持ってやってくるとなったら、しあげみがきがこわい時間になってしまいます。

みがいている間も、一生懸命になるあまり、ついつい眉間にしわがよってけわしい顔になってしまいがちですが、なるべく笑顔で、楽しくお話ししながらみがいてあげましょう。

9.子どもの前で家族で歯みがきごっこ

ここまで8つのポイントをみてきましたが、ちゃんとできているかどうかをチェックするには、家族みんなで歯みがきのしあいっこをするのがおすすめです。

ママやパパ、お兄ちゃんお姉ちゃん、みんなでしあげみがきをしあってみましょう。
どのくらいの力でどんな風にみがいたら痛くないのかな?

唇やほっぺをひっぱられたり、指をお口の中に入れすぎだったり、どんなことが嫌なのか、ママも体験してみてください。
家族みんなのお口もきれいになって一石二鳥です。
ママがパパのしあげみがきをして、パパがお兄ちゃん、お兄ちゃんがママ、と、楽しそうにみがきっこしていると、「次はぼく!」とスムーズに仕上げみがきをやらせてくれるようになったりします。

10.危険防止

最後に、小さい子の歯みがきのときに必ず覚えていてほしいのが「歯ブラシ事故」です。
歯ブラシを持ったまま転んだりぶつかったりして、歯ブラシが口やのどにささってしまう事故が、毎年全国でたくさんおきています。
しあげみがきの途中で、歯ブラシを口にくわえたまま遊んでしまう子がいますが、子どもが歯ブラシを口にいれている時は、絶対に目を離さないでください。

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おおらかな気持ちで


毎日のしあげみがき。

おさえつけてむりやり口をあけさせてやるのも嫌だけれど、でもむし歯になったら困るからしかたない。

そんなふうに思っているママも多いかもしれません。
これまでのコラムでお伝えしてきたとおり、小さい子どものむし歯予防のために一番大切なのは、歯みがきではありません。

歯みがきはお風呂と同じように、清潔のための習慣としてするものです。

毎日ぴかぴかにみがかないとむし歯になってしまうかもと必死になるのではなく、「一日一回お口をきれいにしようね。きもちいいね。」とおおらかな気持ちでしあげみがきをしてあげましょう。
お子さんの歯みがきについては、こちらも参考にしてください。

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