タイミング法で妊娠確率アップ!成功確率や費用は?流れなど徹底解説

妊活をするには、妊娠しやすいタイミングを知ることが大切です。
しかし自分では、なかなか正確なタイミングが、わからないことも…。

そんなときは、気軽に婦人科や不妊治療クリニックに、相談するとよいでしょう。

病院に相談してから、多くのカップルが、まず最初にためす不妊治療は、タイミング法です。

ここでは、タイミング法での妊娠確率や、具体的な流れ、費用について詳しくまとめてみました。

タイミング法とは


タイミング法とは、妊娠しやすい排卵の時期に合わせて、性交をする治療法。

卵子と精子には寿命があるため、妊娠するには、卵子と精子がタイミングよく出会うことが必要です。

タイミングを測ってセックスを続けていけば、妊娠の確率は確実にアップします。

タイミング法をおこなうには、確実に排卵日を予測することが重要です。

不妊症治療のファーストステップ

まったく避妊をせずに1年間、夫婦生活を持ったにも関わらず、妊娠しないケースを不妊症というのです。

このような夫婦が妊娠を希望する場合、不妊治療を開始します。

不妊治療は、段階的におこなわれるものですが、最初は、身体にも経済的にも負担が小さい治療からはじめていくのです。

その最初のステップとなるのが、タイミング法。

不妊治療というと、体外受精のような人為的な治療を想像する方も多いようですが、タイミング法は、排卵日の予測をし、そのタイミングで性交するという方法で、リスクも少なく、自然妊娠に近い形になります。

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タイミング法はどんな人に向いている?

タイミング法は不妊治療の第1ステップですが、どんな人にも適しているわけではありません。

女性側の適用条件としては、子宮や膣が存在し、卵管が少なくともひとつは通っていて、排卵があることがあげられます。

男性側の適用条件は、精液の濃度、精子の運動能力において問題がなく、射精障害がないことです。

上記に当てはまる場合で、女性の年齢が30代前半であるなら、タイミング法から治療をスタートするのが普通です。

しかし卵管や精子に問題があるなど、上記の条件を満たせない場合は、タイミング法を行っても、妊娠の可能性はほとんどありません。

女性が高齢の場合や、なんらかの機能障害がある場合は、最初から人工授精や、体外受精といった治療法が取られることもあります。

人工授精について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

体外受精について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

自宅か病院か

排卵日を予測し、そのタイミングで性交するというタイミング法は、自分で自宅でトライすることも可能です。

自宅で行うか、病院に行くかには、それぞれのメリット、デメリットがあります。

自宅で行う場合

メリット
忙しくて病院に行く時間がなくても挑戦できる
お金がかからない(検査薬などを使用する場合は、その代金は必要です)
デメリット
正確な排卵日の予測が難しい
タイミング以外に不妊の原因があった場合、妊娠を期待できない

病院の指導で行う場合

メリット
治療の前に基本的な検査(卵巣や子宮、精子の状態など)をするので、適した治療が受けられる
排卵日の予測が自宅で行うよりもより正確にできる
デメリット
何回か通院するする必要がある
診察料、検査費など費用がかかる

自宅で行うタイミング法は、自分たちだけで挑戦できるので、忙しくて病院に行く時間がとれない人にはよいでしょう。

ただし、病院で指導を受けるほうが、より正確に排卵日を予測できます

また、タイミング以外の原因があるケースは、その原因に適した治療が必要です。

女性の年齢が高くなればなるほど、妊娠確率は下がるので、時間を無駄にしないためにも、病院での治療を受けることをオススメします。

病院の指導で行うタイミング法の流れ


では、具体的にタイミング法とは、どのような流れでおこなわれるのでしょうか?

1:検査

まずは、タイミング以外の不妊の原因がないかどうかの検査をおこないます。

    女性側の主な検査

  • 内診
  • 視診
  • 触診
  • 基礎体温
  • ホルモン検査
  • 超音波検査
  • 子宮卵管造影検査
  • 子宮頸管粘液検査
  • フーナーテスト
  • クラミジア検査
  • 抗精子抗体検査

上記の検査は、月経周期で受けられる時期が異なっています。

どの検査を、どの時期に受けるべきかは、産婦人科医の指示に従ってください。

    男性側の主な検査

  • 精液検査

2:排卵日の予測

上記の検査で、適応条件に合えば、タイミング法による治療をはじめます。

まずは基礎体温表から、だいたいの排卵日を予測します。

3:卵胞の大きさを超音波検査で確認

予想した排卵日の2日前くらいに来院し、経膣超音波検査で、卵胞の大きさを確認します。

卵胞は12mm程度の大きさになったら、その後は毎日2mm程度大きくなり、20mmを超えた頃に排卵します。

そこから逆算して、排卵日を予測します。

予測した排卵日に合わせて、性交を行うタイミングを医師からアドバイスされます。

卵胞の状態によっては、排卵誘発剤の服用や注射が必要になる場合もあり、病院によっては、排卵検査薬を使用するケースもあります。

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4:指示されたタイミングで性交を行う

排卵日の予測ができると、排卵日の2日前ごろにタイミングをとることを指示されます。

排卵日当日ではないことに驚かれる方もいますが、排卵日2日前がもっとも妊娠しやすくなるようです。

卵子の寿命は精子より短く、しかも受精可能な期間は、排卵されて12時間程度と限られているためです。

そのため、排卵前に精子を子宮内に送り込み、卵子を待ち受ける形にするのが理想的といわれています。

ちなみに精子の寿命は、約2日間といわれています。

そのために排卵予定日の2日前と、排卵予定日の最低2回は、タイミングをとった方がいいでしょう。

5:排卵の確認

排卵予定日の翌日あたりに来院し、経膣超音波検査で、排卵があったかどうか確認します。

必要に応じて、フーナーテストがおこなわれる場合もあります。

自宅で行う場合のポイント


排卵予定日の予測がより正確な病院指導のタイミング法のほうが、妊娠の確率は高まります。

しかし、「まずは、自宅でトライしたい」という場合のために、排卵日の予測の方法について紹介します。

ご自宅でタイミング法に挑戦する場合、難しいのは、排卵日の予測です。

排卵日を予測するには、以下のみっつの方法があります。

これらの方法を使って、排卵日を予測しましょう。

基礎体温表に、排卵検査薬か子宮頸管粘液チェックのいずれかを、組み合わせるとより予測がしやすくなります。

基礎体温表

まずは、自分の生理周期を知るために、基礎体温をつけましょう。

3ヶ月くらい継続して測定していると、自分の体のリズムがつかめてきて、排卵日の予想をしやすくなります。

最近は、基礎体温計を管理する携帯アプリもあるので、活用してみてはいかがでしょうか?

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理想的なのは、低温期と高温期が、2週間前後で交互にやってくるパターンです。

しかし、低温期と高温期にはっきりと分かれてなかったり、グラフがかなり乱れるようなら、卵巣や子宮になんらかの問題があるとも考えられます。

このような不安定な状況は、タイミング法での妊娠はかなり難しくなりますので、婦人科で一度きちんと検査してもらうとよいでしょう。

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排卵検査薬を使用する

排卵検査薬は尿内のLH(黄体ホルモン)の量に反応することで、排卵日がわかるものです。

黄体ホルモンの数値が上がり始めて、36時間以内に排卵されるといわれます。

排卵検査薬に、微かな陽性反応が現れ始めたときが、タイミングです。

子宮頸管粘液チェック

排卵前には、子宮頸管粘液(おりもの)が変化しますので、その変化を見逃さずにそのタイミングで性交をしましょう。

排卵直前のおりものは、量がもっとも増えます。

卵白のように透明で水分が多く、指でつまむと長く伸びます。

このような伸びるおりものが増えてきたら、排卵期に入ったと考えていいでしょう。

自宅でのタイミング方が失敗する理由

自宅でのタイミング法で、なかなか妊娠できない理由には、以下のようなものが考えられます。

  • 正しい排卵日の予測ができていない
  • 性交するタイミングが合っていない
  • 生理不順や子宮内膜症など女性側の問題がある
  • 精子が少ない、精子の運動能力が低いなど男性側の問題がある

自宅でのタイミング法を半年続けても妊娠に至らないようなら、上記のような原因が考えられるので、パートナーと一緒に、婦人科で相談することをオススメします。

タイミング法の成功確率と費用は?


避妊せずに、夫婦生活を持った場合の1周期あたりの自然妊娠の確率は、15〜20%といわれています。

病院やクリニックで多少違いますが、タイミング法を試した場合、この確率が5~15%アップするといわれています。

年齢別自然妊娠の確率

自然妊娠の確率は、女性の年齢に大きく左右されるのです。

25歳〜30歳までは、1周期あたりの自然妊娠率は25〜30%となりますが、それが35歳では18%まで下がり、40歳では5%、45歳ではわずか1%となっています。

タイミング法による妊娠は、タイミングをとってセックスする以外、自然妊娠とほぼ変わりません。

そのため、タイミング法の妊娠確率も、女性の年齢に大きく左右すると考えていいでしょう。

「なるべく早く不妊治療を開始したほうがよい」という理由はそこにあります。

タイミング法は何回行うべき?

女性の年齢や、病院によっても異なりますが、タイミング法で妊娠できた方の、周期別の成功確率は1周期目で約35%、2周期目で約25%、3周期目には約15%です。

3周期目までには、約4分の3が妊娠しています。

さらに、5周期目までには約9割が妊娠するようです。

このため、タイミング法を続ける回数の目安は5〜6回といわれています。

5~6回しても妊娠しない場合は、人工授精へとステップアップするかどうか、医師と相談しながら決めていきましょう。

タイミング法にかかる費用

タイミング法は、保険が適用されますが、保険の適用には一部条件が付いています。

例えば、超音波検査は、月に1回までしか保険が適用されません。
それ以上の場合は、全額自己負担です。

また、1周期の間にどれだけ通院するかや、実施した検査の種類や内容、薬が必要だった場合は薬代などによって費用は変わってきます。

そのため、1周期のタイミング法にかかる費用は、2000円〜2万円と、人によって違いが出てきます。

さらに詳しい保険の適用や費用については、こちらの記事を参考にしてください。
詳しくチェック!

タイミング法は、思いやりを忘れずに


タイミング法は、不妊治療の第一ステップであり、排卵日のタイミングに合わせてセックスすることで、妊娠率を高めます。

女性にとって、月に1回のチャンスということもあり、ついつい意気込み過ぎたり、ご主人にプレッシャーを与えたりしがちです。

妊娠を焦るあまりに男性にストレスをかけてしまい、それが原因で、妊娠しにくくなることがあることも理解しておきましょう。

セックスは、子作りには欠かせない行為ですが、子作りのためのものだけになってしまって、義務になると、お互いにとって精神的負担が大きくなってしまいます。

とくに男性の場合は、ストレスが性行為に大きく影響するので、なるべくストレスは避けたいものです。

タイミングをあえてご主人に伝えずに、そのような気持ちになる雰囲気作りを心がけるなどの配慮も、ときには必要かもしれません。

不妊治療において、ストレスは、大きな障害要因になりかねません。

心の余裕を持って、夫婦で柔軟にトライしていくことが大切です。

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