ひょっとしてマタハラ?相談先と解決方法は?

社会現象ともいわれるマタニティハラスメント(マタハラ)という言葉をよく耳にするようになりました。

日本では現在、このマタハラは増加傾向にあり、社会問題として取り上げられ決して他人事ではなくなっています。

ここでは、マタハラがどのようなものなのか、またもし自分が被害にあった場合どのように対応したらよいのか詳しくご紹介します。

マタハラってなに?定義は?


では、まずマタハラとはなになのかみていきましょう。

マタハラの定義とは

「マタハラ」とは、マタニティハラスメントという用語を省略した言葉です。

これは、働いている女性が妊娠や出産などをきっかけにして、勤務先で精神的・肉体的に負担となる扱いを受けたり、解雇や降格など経済的な不利益を強要されるようなケースをいいます。

またマタハラは、セクシャルハラスメント(セクハラ)・パワーハラスメント(パワハラ)・モラルハラスメント(モラハラ)などと並んで、現代の大きな社会問題のひとつです。

マタハラは世界的にも急増している?

マタハラは、日本のみならずアメリカなどでも増加傾向にあり、女性の労働者からの相談件数はマタハラに関するものが多いのが実態です。

兵庫県労働局の調査によれば、平成28年度のマタハラに関する相談件数は182件と全体の20%を占め、前年度と比較して9%増加しています。

神奈川県労働局の発表でも平成27年度のマタハラ相談件数は前年度と比べ17%増加しており、日本全国でみても年々増え続けています。

世界のマタハラ事情についてはこちらから

男性にも起こりうるパタハラ

実はこのマタハラ、女性に限ったものではありません。

男性は妊娠や出産は経験しないものの、育児に参加する義務はもちろん、育児に参加するための育休も法律で保証されています。

父親としての育児参加の機会を企業や同僚・上司などに侵害されたり、職場で不当な扱いを受けることをパタニティーハラスメント(パタハラ)といいます。

マタハラ・パタハラはほとんどが違法!

妊娠・出産・育児休業などを理由に不当な扱いをすることは、男女雇用機会均等法によって禁止されています。

どんな職種や業務形態であれ、事業主はこの法律に従ってマタハラの防止や、再発防止、実際にマタハラにあった被害者への対応などが義務づけられています。

現代、社会現象ともなっているマタハラ・パタハラについては随時法律の改正も行われており、企業側に就業規則の見直しなどを促しています。

平成29年10月からは、事業主に対してより具体的に、マタハラをはじめとした職場でのハラスメントを取り締まる規定が施行されました。

このようにマタハラ・パタハラは、立派な犯罪行為です。

もし、自分が被害にあっていると感じた場合には、適切な対応をとる必要があります。

決して「自分に非があるのではない」かと考えず、冷静な態度で臨みましょう!

実際に起こったマタハラの事例とは


マタハラの定義は広く、個人の感じ方にゆだねられる部分もあり、判断しにくいこともあります。

実際に起こったマタハラの事例を、マタハラの種類別に紹介しますので、もし「マタハラかも?」と感じている場合は、ご自身のケースと比べてみてください。

性的役割を押し付ける「間違った配慮型」

男性は外で働き、女性は内で家庭を守るものとする固定観念化された性的役割は、今となっては昔のお話です。

しかし職場の上司など、まさにその時代を通過した人は、その意識を今も持ち続けている人もいます。

そのため、心遣いのつもりで家庭を優先するよう、身体を労わっているんだというスタンスで辞職などを迫ってくることがあります。

女性の意志とは関係なく、会社側の勝手な判断で役職を降格させたり、プロジェクトから外したりするケースは立派なマタハラに当たります。

悪意がない場合もあるので、自分の意志をしっかり告げることが大切です。

次に、具体的な事例を紹介します。

  • 「シングルマザーでないのだから、経済的に困ってないだろうから、無理して働くことはない。妊娠中はなにがあるかわからない、迷惑がかかる前に辞めるべき」と言われた。
  • 重症悪阻で出勤できなくなったら、「期待していたのに、本当に裏切られた。これから任せられる仕事がない」と言われた。
  • 人事から、「旦那さんだって働いてるんだから、無理して働かなくても違う生き方があるんじゃないか」と言われた。
  • 「今は子育てがいちばん大事なんだから、他のことはせずにそっちに専念しなさいね。しばらくは仕事ができないね」と言われた。

心無い言葉を浴びせる「いじめ型」

妊娠や出産はとても素晴らしことであると同時に、身体にとっては負担も大きく、命懸けのイベントです。

そのために休養をとるのは当たり前の権利ですが、休暇中の業務をフォローした同僚や、周囲の理解が得られない場合に、怒りの矛先が当事者に向いてしまい、心無い言動や嫌がらせを受ける場合がこれに当たります。

負担のない程度に休んだ分の業務が振り分けられればいいのですが、企業側のマネジメント力や管理体制が十分でないと、このようなことが起こります。

問題解決のため、会社に設置されている相談窓口へ、相談するとよいでしょう。

具体的な事例を、以下にみていきましょう。

  • 「あんた、腹ん中数ミリしかないのになにミス連発してんの」と言われた。(パワハラ混合型)
  • 「会社に妊産婦がいるなんて嫌だから、堕ろせば?」と言われた。
  • 「見苦しいから座るな」と言われた。(セクハラ混合型)
  • 流産した時に会社を7日間程休んだ時、「この忙しい時に休みやがって」と嫌味を言われた。

会社側が当事者に労働を強要する「パワハラ型」

日本は世界的にみても、労働時間の長い国です。

最近では、異常な労働時間を強いる企業が問題視されています。

妊娠していない社員に、長時間労働を強いることも労働基準法に反していますが、それを妊娠中の女性に強いる会社も存在します。

制度としては産休育休を設けていても、実際には機能しておらず、長時間働くことを強要することはパワハラでもあり、妊娠中の女性に対しては同時にマタハラです。

このケースは個人同士の問題ではなく、相手は組織としての会社なので、社外の公的な相談窓口を利用しましょう。

実際にこのタイプのマタハラを受けた人の事例をご紹介します。

  • 「降ろす覚悟で働け。一生懸命しないと更新はない。妊婦として扱うつもりもない。特別扱いするつもりもない」と言われた。
  • 「残業できないベテランより、いくらでも残業できる新人のほうがマシ。残業できないなら戦力にならないから必要ない」と言われた。
  • 「残業しない仕事なんて仕事ではない」と言われた。
  • 時短勤務にも関わらず、勤務が深夜に及ぶこともあり「仕事量を減らしてほしい」と上司に相談すると、「そんな正社員いらないから」「アルバイトになるか、辞めてもらうしかない」と頬杖をつきながら言われた。

会社側が当事者を退職へと追い込む「追い出し型」

上記は長時間労働を強要するものでしたが、反対に長時間働けない社員には、退職する道しか用意されていない会社もあります。

こちらの場合も産休・育休は名ばかりで、過去の取得実績も無いにひとしく、休職するという選択肢がありません。

社員の申請があれば産休・育休を取得させる義務は、どんな事業主にも法律で課せられています。

このタイプのマタハラも、相手は会社なので、社外の相談窓口に相談しましょう。

実際の事例をみていきましょう。

  • 悪阻がひどくて点滴をしながら生活をしていた時、「本当に仕事する気があるのか!」と恫喝され、「妊娠は自己責任だ」と罵られた。
  • 切迫早産の診断が出て妊娠中に仕事に戻れないとわかると、直属の上司から電話があり「ケジメをつけろ」社長からは「戻る場所はない、お前を戻すなら誰かを辞めさせないといけない」と言われた。
  • 「通常の制服が着られなくなった時点で辞めてもらいます」また(産休明けに復帰したいという申し出に関して)「産休は取れないので、退職という形になります」と言われた。
  • 「子どもを堕ろさないなら仕事は続けさせられない」と言われた。

マタハラにあった場合の対処方法


具体的なマタハラの事例を紹介しましたが、いざマタハラの被害者になった場合、どのように対処したらよいのでしょうか。

意思表示は大切!

勇気のいることかもしれませんが、イヤな事はイヤだと自分の意思をはっきりと相手に伝えましょう。

一時的なものだからといって、我慢したり受け流したりしていても状況は改善しません。

とくに悪気なく言っている場合や、本人に自覚がない場合もあるので、その場合には効果的です。

妊娠中のストレスは、とても母子ともに危険です。

お腹の赤ちゃんの命を守るためにも、意思表示はしっかりとしましょう。

ひとりで悩まずにまず相談を!

個人間のマタハラで意思を伝えても、状況が改善しないようであれば、会社の相談窓口に相談しましょう。

どんな会社にも、マタハラをはじめとするハラスメントの、相談窓口の設置は義務づけられています。

しかし、会社からマタハラを受けている場合には、社内の相談窓口では問題解決は期待できません。

その際には、労働組合や、都道府県に設置されている都道府県労働局の雇用環境・均等部など外部の機関に相談しましょう。

この他にも、マタハラの撲滅を掲げている機関が多く存在しています。

場合によっては、訴訟を起こして裁判で解決する法的手段も検討できます。

匿名で相談できる機関がほとんどなので、ひとりで抱え込むことは避けて、問題解決のために行動しましょう!

赤ちゃんを守るための健康管理は最優先

あらゆるハラスメントにおいても同様ですが、精神的ストレスから、さまざまな不調がでる可能性があります。

とくに妊娠中の女性は、ホルモンバランスも乱れやすく、身体も敏感なので、職場でのマタハラによるストレスは非常に危険です。

妊娠中に摂取すべきと推奨されている葉酸には、先天性の病気や神経管閉鎖障害などの予防に効果的だと有名ですが、造血作用によって血液の流れをスムーズにし、身体の調子を整える効果があります。

また脳に働きかけ、精神をリラックスさせる作用もあります。

職場環境の改善はもちろん大切ですが、お腹の中の赤ちゃんの健康を第一に守りましょう!

葉酸の効果についてはこちらから

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マタハラにあったらお腹の赤ちゃんを最優先に


決して他人事とは言えない誰にでも起こりうるマタニティハラスメントについて解説しました。

社会全体がしっかりと認知して受け入れる体制を整えることができれば最善ですが、どうしても時間がかかってしまいます。

当事者が自分で行動を起こし、自分と子どもの身をしっかり守ることが大切です。

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