【妊娠初期に腰痛がひどい原因と対策まとめ】腹痛や出血あるけど平気?

腰痛は妊娠初期によくみられるマイナートラブルのひとつです。
妊婦さんすべてにおこるわけではありませんが、腰痛や腰周りのだるさは妊娠による体の変化が影響しています。

ひどい腰痛は生活に支障をきたしたり、流産を心配してしまう妊婦さんは多いものです。
今回は妊娠初期に腰痛がおこる原因と対策方法を解説します。

妊娠初期の腰痛は流産の兆候?

妊娠初期の腰痛はマイナートラブルのひとつです。
腰回りの痛みに流産を心配してしまう妊婦さんは多いですが、妊娠初期におこる腰痛だけで流産を心配する必要はありません。

とはいえ、妊娠中は流産してしまうリスクがつきものです。
全妊娠の15%は流産と言われており、決して珍しくはありません。

腰痛のほかに出血や基礎体温の低下、激しい腹痛や下腹部痛、つわりが無くなるなどの症状がみられた場合は流産の兆候である可能性があります。
安定期に入る前の妊娠初期はデリケートな時期なので、不安なときは医師に相談するようにしましょう。

妊娠初期の不正出血は必ず受診を

生理予定日前後に不正出血があった場合は必ず受診してください。
おなかに激痛があったり腰痛をともなう不正出血は早期流産子宮外妊娠の可能性があります。

妊娠に気がつかず、不正出血を生理と勘違いしてしまうケースがあります。
早期流産の場合は子宮に内容物が残ってしまうケースがあり、掻把手術(そうはしゅじゅつ)を受けて次の妊娠にそなえる必要があります。

もし子宮外妊娠を放置してしまうと大量出血をおこす恐れがあり、最悪の場合は子宮摘出のリスクがあります。
妊娠初期の不正出血に気づいた際は、必ず産婦人科を受診しましょう。


妊娠初期に腰痛がおこる原因

妊娠初期の腰痛はホルモンバランスの変化や血行不良が原因でおこります。
ホルモン分泌の増加で体に変化がおこる妊娠初期は、個人差があるもののマイナートラブルである腰痛はつきものといって良いでしょう。

リラキシンというホルモンの増加

妊娠初期は「リラキシン」とよばれるホルモンの分泌量が増えて腰痛を引き起こします。
リラキシンは無事に出産するために大切なホルモンで、妊娠を機に卵巣や子宮、骨盤から分泌されます。

子宮弛緩因子とよばれるリラキシンは骨盤周りのじん帯や関節を緩め、出産に向けて骨盤を開きやすくしたり、赤ちゃんが通りやすい産道にする作用があります。

しかし、じん帯がゆるんで関節が不安定になったり筋肉にかかる負担が増えてしまうため、妊娠初期の妊婦さんは腰痛を感じやすくなるわけです。

リラキシンのほかに、妊娠後に分泌量が増えるエストロゲンプロゲステロンといったホルモンも靭帯緩和作用があります。

運動不足や食事の偏りによる血行不良

妊娠初期の腰痛のホルモン以外のおもな原因には、血行不良があります。

つわり症状があらわれ始める妊娠初期は、食事や運動が妊娠前と同じようにできなくなることもあります。
栄養が偏ってしまったり、運動不足で筋肉が落ちてしまうと血行が悪くなり腰痛につながるわけです。

腰痛が右側・左側のみおこる場合は?

妊娠は腰の痛みに左右差がでる場合があります。
片側のみに腰痛があるときは、問題ないこともありますが、病気が潜んでいることも考えられます。

骨盤のゆがみが原因でおこる片側の腰痛は問題なし

もともと姿勢が悪かったり、荷物を片側で持つクセがあるひとは骨盤のゆがみが原因で片側のみ腰痛がおこるケースがあります。
妊娠時に分泌量が増えるリラキシンは、骨盤まわりの筋肉で負担がかかっているほうに集中してじん帯や関節を緩める働きをするため、ゆがみが生じやすくなってしまうのです。

身体の使い方に悪いクセがあり、筋肉のバランスが悪かったり骨盤がゆがんでいるひとは妊娠初期の腰痛を片側のみに感じやすくなるでしょう。

安静にしても片側の腰痛がある場合は病気の可能性も

骨盤のゆがみが原因で腰痛がおこっているときは、楽な姿勢をとると痛みが和らぐものです。

もし楽な姿勢をとって安静にしていても片側の腰痛がある場合は、病院を受診してください。

腰の痛みがおさまらない場合は内臓疾患系の病気が隠れているかもしれません。
とくに右側の腰が痛い場合は水腎症の可能性があります。
腎臓系の病気は妊娠中におこりやすいため、片側の腰痛がひどい場合は病院を受診するようにしましょう。

妊娠初期におこる腰痛の特徴

妊娠初期の腰痛はひとによって感じ方がさまざまです。
痛みの強さは個人差が大きいため、人と比べたり深く考えすぎる必要はありません。

とはいえ腰痛が妊娠初期症状であらわれているのかどうか知りたいという女性は多いでしょう。
ここでは妊娠初期におこる腰痛の特徴を解説しします。

妊娠初期の腰痛は生理前の腰痛とほぼ一緒

妊娠初期の腰痛は生理前に感じる腰の痛みとほぼ同じです。

  • 腰全体が重たい
  • 座ってもツラいほど腰が痛い
  • 骨盤のあたりが痛い
  • 腰から足の付け根が痛い
  • お腹から腰にかけて違和感がある
  • 背中や腰がだるいと感じる

腰痛だけで妊娠初期か生理前の症状かどうかを判断するのは難しいのです。
妊娠初期は腰痛のほかに、身体の変化に目を向ける必要があります。

基礎体温の高温期が2週間以上続いたり、生理予定日の1週間~数日前に不正出血(着床出血)があった場合は妊娠の可能性があります。

また、熱っぽさや吐き気、腹痛、胸の張りや倦怠感がある場合は妊娠検査薬を試してみましょう。

妊娠初期の腰痛はいつまで続くの?

妊娠初期の腰痛がおこる時期は生理予定日から妊娠15週目あたりまでです。
腰痛の原因であるリラキシンは妊娠10週目あたりをピークにして、徐々に分泌量が減っていきます。

とはいえ、妊娠週が進むにつれ子宮が大きくなるため腰の負担が大きくなります。
妊娠後期に入るとふたたびリラキシンの分泌量が増えるため、妊娠中は腰痛対策を継続するのが大切です。

妊娠中の腰痛を悪化させやすいひとは?

妊娠初期の腰痛はホルモンの影響があるため、多くの妊婦さんが悩まされます。
とくに妊娠中の腰痛を悪化させやすいひとの特徴は、以下のとおりです。

  • 姿勢が悪い
  • 冷え性体質
  • 肥満気味
  • 運動不足
  • 長時間同じ姿勢でいることが多い

長時間座って働いているオフィスワークのひとや、日ごろ運動をせず筋肉がないひとは妊娠中の腰痛を悪化させやすくなります。

とくに疲れを感じやすかったり、身体が冷えてしまいやすいひとは腰痛を悪化させやすいので、日ごろから姿勢や健康面に気をつけておくのが大切です。

妊娠初期の腰痛対策・対処法6つ

さいごに妊娠初期の腰痛をやわらげる対策方法を解説します。

1.冷やさない・腰周辺を温める

妊娠初期の腰痛はなるべく身体を冷やさないようにして温めましょう。
冷え性は血行が悪くなり、筋肉がこり固まってしまうため腰の痛みにつながります。

腹巻や靴下を身に着けて、腰や足元を冷やさないようにしましょう。
足湯や入浴で全身を温めるのもオススメです。

2.ストレスを溜めない・休息をとる

精神的なストレスを溜めこまず、心身ともにリラックスできる時間を持ちましょう。

妊娠初期はホルモンバランスの影響で精神面にも変化が起こります。
精神面が不安定になりがちな妊娠初期は痛みに敏感なのです。

また妊娠による体の変化で疲れやすい時期なので、無理をせずに十分な休息を心がけてみてください。

3.軽い運動・マッサージをする

妊娠初期は身体をほぐしたり、軽く伸ばすだけで腰への負担がやわらぎます。
軽い運動やマッサージをすると血行がよくなり、身体を温めてくれるためです。

腰痛を対策したい場合は、無理のない範囲でウォーキングやストレッチ、ヨガをおこなってみてください。
軽めの運動やストレッチは気分転換にも良いため、体調がよいときは積極的におこなってみましょう。

4.妊婦専用の骨盤ベルトを着用する

骨盤ベルトは腰痛対策や予防におすすめです。
妊婦専用の骨盤ベルトや腰痛ベルトが多く販売されています。

腰痛対策に限らずベルトの着用で骨盤が整い、安産につながりやすくなります。

とはいえ、骨盤ベルトを常用してしまうと筋肉が弱くなってしまうため、あくまで補助的に使用してください。
妊娠週が進むとおなかが大きくなるため、通気性がよく着脱が簡単なものを選びましょう。

5.食生活を整える

食事の栄養バランスを見直し、冷え性によい食材を取り入れるようにしましょう。
ビタミンEや鉄分、タンパク質を含む食材は血行を良くするはたらきがあります。

つわりの症状がつらいと、つい偏った食事になりがちですが血行不良に効くアボカドやレバー、ほうれん草、肉類や大豆、魚類などを意識して食事に取り入れてみてください。

6.姿勢に注意する

正しい姿勢を心がけて生活してみましょう。
妊娠初期はつい背もたれによりかかって休んだり、猫背になりがちです。
姿勢の悪さは骨盤のゆがみや腰痛につながるため、意識して背筋を伸ばすようにしてください。

また姿勢を正すだけでなく、重いものを持つといった日常動作にも注意が必要です。
妊娠初期は赤ちゃんの成長にとても大切な時期なので、なるべく身体に負担をかけないようにしましょう。

眠れないときはシムスの体位を

妊娠初期はつわり症状や腰痛で眠れない妊婦さんもいます。
シムスの体位と呼ばれる身体の左側を下にして横向きに寝る姿勢が、妊婦さんにオススメです。

身体の左側を下にして眠ると血液の循環がよくなり、腰痛がやわらぎリラックスできます。

【注意点】妊娠初期の腰痛に湿布・市販薬は避ける

妊娠の可能性がある場合は湿布や市販薬の使用を控えましょう。

消炎鎮痛効果の強い湿布薬は胎児に害を及ぼす危険性があります。
すべての湿布薬がNGというわけではありませんが、モーラステープインドメタシン配合の湿布は赤ちゃんに栄養を運ぶ血管を収縮させる成分が含まれています。

また腰の痛み止め薬は湿布と同様に血管を収縮させる作用があります。
市販薬は赤ちゃんの成長障害をひきおこしたり、酸素不足で胎児の窒息をまねく恐れがあり大変危険です。

妊娠初期は赤ちゃんの臓器がつくられる大切な時期です。
薬の影響を受けやすく、先天異常の発生にかかわるため、腰痛を和らげたい場合は婦人科で相談するようにしてください。

妊娠初期は身体に負担をかけず過ごして腰痛対策を

妊娠初期の腰痛についてまとめて解説しましたが、いかがでしたか?
ホルモン分泌の増加や血行不良が原因で、妊娠初期は腰痛を感じやすくなります。

妊娠初期の腰痛は生理前の痛みと区別がつきにくく、生理痛と勘違いして我慢してしまうケースがあります。
腰痛が妊娠初期症状かどうかの自己判断は難しいですが、熱っぽさや腹痛など腰痛以外の症状と合わせて意識してみましょう。

妊娠の可能性があるときに腰痛を感じた場合は市販の痛み止めや湿布は使用せず、今回ご紹介した対策や病院を受診するようにしてください。
なるべく無理をせず腰痛対策を取り入れながらゆっくりと過ごしてみましょう。

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