切迫流産、切迫早産になったらどんな治療をするの?

女性が妊娠して、おなかの中で赤ちゃんが育っていって、出産を経てかわいい我が子が誕生して…。
誰もが当たり前のように思っているこの妊娠・出産の一連の流れですが、赤ちゃんやお母さんに何らかのトラブルが発生してしまったり、残念ながら赤ちゃんが亡くなってしまったということも、少なくありません。
特に妊婦さんの中でも意外と経験している人が多いのが、切迫流産・切迫早産です。

「流産」や「早産」という響きから、どうしよう…!と焦ってしまう方もいると思います。
ですが、流産や早産になって赤ちゃんを産むことができなかった…ということではなく、流産や早産になりかけていますよ、ということです。
文字通り、このままでは赤ちゃんの危険が迫ってきているということですね。

切迫流産や切迫早産と診断される方は多く、その割合は6~7人にひとりということでかなり多いと言われています。
では、もし健診などで切迫流産・切迫早産だと診断されたら、どんな治療をしていくのでしょうか?

切迫流産・切迫早産って?どうして起こるの?

まず、切迫流産・切迫早産について見ていきましょう。

妊娠して22週未満に起きるのが流産、それ以降に赤ちゃんが出てきそうになる・出てきてしまうことを早産といいます。
妊娠初期に出血があったり、下腹部に痛みがある…というときに診察を受けると「切迫流産」と診断されます。

切迫流産

診断するためには、エコーで赤ちゃんの状態を見る以外にも、内診で子宮口に変化があるかどうかをチェックします。
このとき、万が一子宮口が開いているという状態のときには流産が進んでいる状態、つまり「進行流産」ということになります。
進行流産の場合には、とても残念ですが流産が進んでいるため進行を止めることはできず、妊娠を継続していくことができなくなってしまいます。


切迫早産

切迫早産の場合は、妊娠22週以降・37週未満でおなかの張りが規則的にある、出血、破水を思わせるようなちょろちょろとした水が出てくるといった症状が起こることも。
実際には破水していなくても、急に増えたおりものなどの分泌液がたくさん出てきてしまうことで破水したように感じてしまうことがあります。
病院で羊水かどうかチェックしてもらうことができますので、「あれ?」と思ったら夜中でもすぐに病院に行って診察してもらうようにしましょう。

切迫「流産」と「早産」名前が変わるのはなぜ?

妊娠22週を境として流産・早産と呼び方が変わるのですが、これは22週以降であれば赤ちゃんが産まれてしまっても、なんとか治療や保育器などで生き延びる可能性が高いからです。
それより前に産まれてきた赤ちゃんは生存する確率がとても低くなります。

また、切迫早産のおもな原因ですが、それは「絨毛膜羊水炎」というものになります。

赤ちゃんを包んでいる膜の中に絨毛膜がありますが、お母さんが膣の中にもともと持っている菌が何らかの原因で入り込み、炎症を起こしてしまうために切迫早産になってしまうものです。
そのほかにもストレス、便秘でおなかが張りやすくなるため、疲労などが挙げられます。

切迫流産・切迫早産の治療法って?

切迫流産・切迫早産が赤ちゃんにとってとても怖いものだということがわかりました。
では、もし切迫流産・切迫早産だと診断されたらどのような治療が行われるのでしょう。

安静第一

どちらにも共通して言えるのが、とにかく安静にするということです。
歩くことや運動することで振動が与えられ、その刺激で子宮が収縮する、つまりおなかの張りが起こってしまうことにつながります。
ですから、できるだけ安静にして赤ちゃんを少しでも長くおなかの中にとどまらせることが大切です。

張り止めの使用

次に、おなかの張りが頻繁にあるという場合、子宮収縮抑制薬、いわゆる張り止めを処方されます。
動悸や息切れといった副作用を感じることが多いのですが、もしあまりにも副作用がひどいというときには医師に相談してみてください。
また、流産・早産の原因が子宮頚管無力症であった場合には、頚管を縛って赤ちゃんが出てこないように手術を行うこともあります。

破水してしまったら

破水をしていても妊娠を継続させることは可能ですが、そこから感染症になってしまう可能性もあります。

万が一感染症になりそう、また赤ちゃんに何らかの変化があるという場合には、妊娠週数によってそのまま出産にうつったり、出産させるために陣痛促進剤を投与します。

正産期は妊娠37週ですが、35週以降ならば産まれてきても問題なく過ごすことができる可能性が高いということで、赤ちゃんの健康を優先させて出産させます。

34週より前に破水してしまった場合には、感染症にならないよう薬を使いながら破水を止め、できるだけ長くおなかにいさせるように入院します。
もちろん絶対安静で、ベッドから起き上がるのもNGだということがあります。
そのため、特に重度の切迫流産の場合には、トイレに行くのもダメなのでカテーテルからの導尿をしながら一日を過ごすことも。

入院生活はかなりのストレスが溜まるとよく言われていますので、入院を避けるためにも普段からおなかの張りを感じたら休憩をとるようにしましょう。

切迫早産、筆者の体験談

筆者も実は切迫早産だと診断されたことがありました。第1子を妊娠中、ちょうど8か月ごろのことです。
おなかの張りが頻繁にあって、でも初めての妊娠ですし知識もまったくなかったので「痛みもないし、こんなもんか~!」と軽い気持ちでいました。

すると、妊婦健診の際におなかが張っているということ、そして内診すると子宮頚管がとても短い!ということで、医師の口から飛び出したのは「入院」の言葉。痛みや出血も特になく、我が子はしっかりと成長しているので順調だとしか言いようがなかった上、あまりにも突然のことで固まってしまいました。
結局、夫とも相談して「赤ちゃん最優先」ということで、次の日から入院することに。

…とは言っても、結局10日ほどで退院出来ました。子宮頚管が若干短くなっていたので退院できましたが、自宅に帰っても「絶対安静」ということでトイレ以外はベッドの上でした。

張り止めの薬を飲み、その副作用である動悸や息切れに耐えながら、ゆっくりゆっくり1日を過ごしていきました。
携帯電話、テレビゲーム、ワイドショー、DVD…トイレ以外動けないということで、ベッドの上でできることをたくさんしていました。

ちなみに、この頃の家事はすべて仕事から帰ってきた夫がしてくれていました。
健診に一緒に行っていたので、先生から早産の危険性や「絶対安静」の意味などをしっかりと伝えてもらっていたので、夫はとても協力的でした。
9ヶ月後半になり、息子の体重も2500gをこえたあたりで安静が解除され、家事や散歩を復帰させました。

無事出産できた

私たちの心配をよそに、予定日ピッタリに3時間の陣痛で産まれてきた息子。
当時は夫に仕事・家事としてもらっていたので「申し訳ない」という気持ちでいっぱいでしたが、現在元気に産まれてきてくれた息子の顔を見ると、パパのおかげで安静にできて、この子は無事に産まれてきたんだ…と本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

ママ達の中には出血がひどくとても心配になってしまったり、強い痛みを伴うほどの張りがあるという場合もあると思います。
赤ちゃんを守るためにも「これはおかしい…」と思ったら夜中でも診察を受けるようにしましょう。

入院費用の心配は保険でカバー

また、入院に関しては費用がかかったり、上のお子さんがいらっしゃる方、不安が強い方などさまざまだと思います。
ですが、入院することで高い確率で流産・早産を防いで赤ちゃんを守っていくことができますし、何より安心感がとても強いでしょう。
さまざまな理由があると思いますが、入院をすすめられるほどの状態であるというときには、できるだけ医師の判断に従っていきましょう。

妊娠中の急な入院や手術に備えて、妊娠したら妊婦さんが加入できる保険に加入しておくのがいいでしょう。
「今からお金がかかるのに入院なんて・・・」と費用の面で心配せずにすみます。

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