【産婦人科の選び方】出産に良い産院とは?決め手を紹介!

女性が妊娠をすると、妊婦健診から出産まで長いお付き合いになるのが産婦人科です。

長期的にお世話になる産婦人科ですから、院内の雰囲気やスタッフ対応はとても大切です。
単に「家から近い」という理由だけで産婦人科を決めて、入院生活や妊婦健診が苦痛で後悔した…という先輩ママがいます。

そこで今回は、出産に良い産婦人科の選び方を紹介します。
じぶんのバースプランにぴったりと合う、おすすめの産婦人科を探してみてください。

【産婦人科の種類】どこの産院が良いの?

出産をするための産婦人科は最新の医療設備がある病院がいいのか、アットホームな空間でのお産を望むのかなど妊婦さんによって変わります。

産婦人科の選び方で、妊婦さん自身が重視するポイントをはっきりさせておきましょう。
各産婦人科・産院の特徴を踏まえて、おすすめのポイントを解説します。

出産ができる産婦人科・産院は5種類

出産ができる産婦人科・産院の種類はおもに5つです。

総合病院

総合病院は複数の科が揃い、ベッド数が100床以上の病院です。

医療設備が整っており、ほかの科と連携できるため合併症や新生児の異常といったトラブルにすぐ対応できます。
いっぽうで病院の規模が大きいため「待ち時間が長い」「健診する医師が毎回変わる」といった不満を感じやすい面があります。

近年は少子化の影響で産科を閉鎖している総合病院があるため、出産に対応してもらえるかどうか事前の確認が必要です。

大学病院

大学病院は大学に付属する病院で、高度な医療技術が魅力です。

総合病院と同じく、ほかの科と併設されているので万が一のトラブルに強い特徴があります。
病院によってはNICU(新生児集中治療室)があったり、最新の医療設備が充実しているため、高齢出産や持病持ちの妊婦さんに人気があります。

いっぽうで予約が取りづらかったり、分娩に学生や研修生が立ち会うケースがあり落ち着いて出産できないというデメリットがあります。

産婦人科医院

産婦人科病院はベッド数が20床以上ある産婦人科専門の医院です。
病院によって医師の人数や設備、分娩スタイルはさまざまです。

妊婦健診から出産まで同じ医師が担当してくれる場合が多く、看護師とのコミュニケーションがとりやすい魅力があります。
母親学級や講座を実施している医院があり、初産で不安なママには心強いでしょう。

いっぽうで、産婦人科医院はハイリスク出産に対応していなかったり、緊急時に他の大きな病院に搬送するケースがあります。

個人産院・クリニック

個人の産院・クリニックはベッド数が20床未満の医院です。
産婦人科医院にくらべて院長の考えや方針が色濃くあらわれるため、医院ごとに違う分娩スタイルやサポート体制が特徴的です。
じぶんのバースプランに沿った個人産院・クリニックであれば良いですが、なかには産院の方針と相性が合わないケースもあります。

助産師が主導のシステムである医院・クリニックが多く、ハイリスク出産に対応していなかったり、緊急時の対応が搬送先の病院という場合があります。

助産院

助産院は資格をもつ助産師さんが開設している、ベッド数10床未満の施設です。
医師がおらず一切の医療行為ができないため、妊婦健診は提携している医療施設で受けます。

自然分娩をしたいひとに人気があり、助産師さんを「第2の母」として慕いながら落ち着ける空間でお産に臨める魅力があります。
いっぽうで身体に問題がなく自然分娩ができる妊婦さんが大前提なので、帝王切開の経験があったり多胎妊娠のママ、高齢出産の場合は診てもらえません。

各産婦人科・産院のメリット・デメリット比較

各産婦人科・産院のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット デメリット
総合病院・大学病院
  • 医療設備が充実していて異常時の対応が早い
  • ハイリスク出産に対応している
  • 待ち時間が長い
  • 担当医が固定しない
産婦人科医院・個人病院・クリニック
  • アットホームな雰囲気
  • 部屋の設備がよかったり食事が豪華など特色がある
  • 医院ごとの特色が強く、じぶんのバースプランと合わない場合がある
  • サービスの充実で費用が高額になる場合がある
助産院
  • 自然な出産ができる
  • アットホームで安心感がある
  • 医療行為ができない
  • 妊婦健診は別の医療機関で受ける必要がある

メリット・デメリットを踏まえると、産院選びには「医療設備で選ぶ」「雰囲気で選ぶ」「分娩スタイルで選ぶ」といったポイントが見えてきます。
じぶんが一番に考えるポイントに沿って、産婦人科・産院を選んでいきましょう。

各産婦人科・産院がおすすめなひとは?

各産婦人科・産院の特徴やメリット・デメリットをもとに、妊婦さんごとにおすすめを紹介します。

  • 高齢出産・ハイリスク出産のママは総合病院・大学病院がおすすめ
  • 雰囲気やスタッフの対応重視のママは産婦人科医院・個人医院がおすすめ
  • 自然なスタイルで出産したいママは助産院がおすすめ

高齢出産や持病持ち、高血圧のひとは医療設備の整った総合病院や大学病院がおすすめです。
いっぽうで、ハイリスク出産の心配がない妊婦さんは産婦人科医院や個人クリニックがおすすめです。
自然分娩を希望する妊婦さんは助産院を検討してみると良いでしょう。

良い産婦人科を選ぶポイント9つ

つぎは、実際に妊婦健診に通ったり出産をする産婦人科を選ぶ決め手となるポイントを9つ紹介します。

1.距離が車で1時間以内である

自宅と産婦人科の距離が車で1時間以内の場所を選びましょう。
タクシーや車で30~40分前後の産婦人科が理想的です。

産婦人科は出産までのあいだに、14回ほど足を運ぶ必要があります。
妊娠月が進むとお腹が大きくなり、距離が遠い産婦人科は通うだけで一苦労です。
とくに経産婦は初産より陣痛から出産までの時間が短いと言われています。
二人目以降の出産場所は、できるだけ近い産婦人科が良いでしょう。

とはいえ、距離が近くても交通ルートが渋滞しやすく到着までに時間がかかってしまうケースがあります。
自宅から産婦人科までの距離と合わせて、交通ルートは事前に確認しておきましょう。

2.口コミや評判を確認する

気になる産婦人科の口コミや評判はチェックしておきましょう。
口コミや評判は先生の印象やスタッフの対応、院内の雰囲気など、安心して通える産婦人科かどうかを見極めるポイントです。

先輩ママの体験談から見えてくる情報は、産婦人科の公式ホームページからは分かりづらいものです。
インターネットや雑誌を駆使して、なるべく多くの口コミ情報を集めてみると良いでしょう。

3.出産費用で決める

産婦人科・産院によって、出産にかかる費用は大きく異なります。
出産一時金の利用で42万円までは健康保険組合から支払ってもらえるものの、病院によっては42万円以内におさまらないケースがあります。

大部屋の場合は料金が発生しませんが、個室を希望すると追加料金が発生します。
トイレ・シャワー完備の個室は1日に7,000円ほどの料金が発生します。

産婦人科医院やクリニックの場合は食事やサービスが充実しており、42万円を大きく超える場合があります。

出産一時金の直接払い制度の有無も確認する

産婦人科によっては、出産一時金の直接支払い制度に対応していない場合があります。
直接支払い制度が非対応の場合は、いったん費用を全額じぶんで支払う必要があります。

まとまった金額を支払うのが難しいひとは、出産一時金の直接支払い制度の有無を確認しておきましょう。

4.分娩方法で決める

出産は、さまざまな分娩・出産スタイルがあります。

LDR 陣痛から分娩、回復まですべて同じ部屋でおこなう出産方法
ソフロロジー式分娩 妊娠中からイメージトレーニングをおこない出産を前向きにとらえる方法
無痛分娩 麻酔を使用して痛みをおさえる方法
アクティブバース 医療機器に管理されず、妊婦さんの楽な体勢でリラックスして分娩する方法
水中出産 ぬるめのお湯につかり分娩する方法

分娩法は、産院ごとにある程度決まっています。
希望する分娩スタイルができるかどうかで産婦人科を選んでみると良いでしょう。


陣痛促進剤の使用についても要確認

分娩方法と一緒に陣痛促進剤の使用方針について、産婦人科に確認しておきましょう。
陣痛促進剤を使用せず自然分娩にこだわりたいという医院があるいっぽうで、予定日を過ぎると陣痛促進剤を使用する医院があります。

また産婦人科の方針に限らず、妊婦さんによって陣痛促進剤を使用したいかどうか考え方は変わってくるものです。
陣痛促進剤の捉え方が自分と一致している産婦人科を選ぶようにしましょう。

5.立ち会い出産の有無で決める

産院によって、家族が出産に立ち会えるかどうか変わってきます。
大学病院などの研究機関は立会い出産をNGとしている場合が多く、立ち会いができても出産ビデオの撮影はできないケースがあります。

個人クリニックや産婦人科医院でも「パパか実母ならOK」「一人だけなら立会いOK」「子どもの立会いは不可」「事前に両親学級の参加が必須」「撮影はNG」など、立会い出産に関するルールが決められています。

また帝王切開になったときは、衛生面に配慮して立会いができなくなるケースがあります。

6.母子同室・母子別室かで決める

産院の方針によって「母子同室」か「母子別室」が決まっている場合があいます。
出産後にママと生まれた赤ちゃんと同室で過ごす「母子同室」か、別々の部屋で過ごす「母子別室」のどちらかで希望がある場合は事前に確認しておきましょう。

母乳育児をしたいひとや、赤ちゃんと一緒にいて退院後の育児をスムーズに始めたいと考えるママは母子同室がおすすめです。

いっぽうで、産後の体をゆっくりと休めて体力回復に専念したいママは母子別室がおすすめです。
産院によってはしばらく母子別室で過ごし、途中から同室にできる場合があります。

7.講習会の有無で決める

産院によっては母子学級やマタニティヨガ、妊婦食事指導など、さまざまな講座が実施されています。

妊娠中・出産前 母子学級、両親学級、アロマセラピー、マタニティヨガ、マタニティビクス、妊婦食事指導、腹帯指導
入院中・産後 沐浴指導、調乳指導、授乳指導、育児指導、ベビーマッサージ、スリング、骨盤ケア、離乳食教室、産後ヨガ

初産で出産や育児に不安があるひとや、経産婦でもほかのママと交流したいというひとは講習会の有無で産婦人科を決めてみても良いでしょう。

8.予約システムの充実で決める

待ち時間をなるべく短くしたいひとは、予約システムを導入している産婦人科を選びましょう。
電話やインターネットで日時指定をできる産院がおすすめです。

産婦人科のなかには、診察の順番がくる直前にメールでお知らせしてくれるサービスがあります。
いっぽうで、総合病院や大学病院など大きい病院はたとえ予約制でも待たされる場合があります。

9.見学・下見をして決める

気になる産婦人科をある程度しぼったら、実際に見学や下見をしてみるのがおすすめです。

産院によっては定期的に見学会を開催しています。
実際にじぶんの目で産院の雰囲気やスタッフの対応を確認してみましょう。

産院のなかにカフェやレストランがある場合は、ごはんの美味しさを確認しておくのもおすすめです。
産後の体力を回復したり栄養のある母乳を出すために、入院中の食事は大切ですから実際にじぶんの口に合うか確かめておくと安心です。

産婦人科の選び方で気をつけたいこと

さいごは産婦人科選びで気をつけたいことについて解説します。

出産に対応していない産婦人科もあるので注意

産婦人科とはいえ、出産ができない病院があります。
妊婦健診のみ対応という病院があるため注意しましょう。

産婦人科は、産科と婦人科をあわせた科を指します。

産科 出産から産後までの妊娠について扱う
婦人科 婦人科系の病気を扱う

産科は妊娠から出産まで診てくれるいっぽうで、婦人科はおもに女性特有の病気やトラブルを診てくれる科です。
不妊治療や性病、生理不順といった悩みは婦人科で診察してもらえます。

産科と婦人科のどちらに比重が置かれているかは病院によって異なります。
妊婦健診は対応できても出産・分娩はおこなっていないという産婦人科があるため、産科を含んでいるかどうか事前に確認してください。

里帰り出産の産婦人科選びは早めに!

里帰り出産を希望する場合は、妊婦健診をおこなう産婦人科と帰省先で出産をする産婦人科の2箇所を選んでおく必要があります。

実家近くの産院の規模や時期によっては分娩予約がとれない可能性があるので、すでに里帰り出産の意思があるときは早めに行動しておきましょう。
また、帰省先の産院で妊娠20週目までに妊婦健診を一度受けなければならないケースがあります。

あらかじめ里帰り出産の意思を妊婦健診で通う産婦人科に伝えておき、帰省先の産院が決まりしだい産院名と連絡先を伝えます。
妊婦健診先の産婦人科で紹介状や健診経過の書類を書いてもらい、妊娠34週くらいには帰省しておきましょう。

緊急時は周産期母子医療センターへ

周産期母子医療センターは、国の支援を受けて設立された産科と新生児科の出産施設です。
母子の命にかかわる緊急時は、周産期母子医療センターに搬送されます。

MIFICU(母体胎児集中治療管理室)やNICU(新生児集中治療管理室)の設備があり、ハイリスクな出産に対応できる体制が整えられています。

選び方を失敗?産婦人科を変えたくなったら転院を

出産のための産婦人科をどうしても途中で変えたくなった場合は転院をしましょう。
実際に妊婦健診に通ってみると産院との相性が悪かったというケースがあります。

転院を希望する場合は、現在通っている産婦人科に紹介状を書いてもらう必要があります。
紹介状のなかに妊娠経過や検査結果が含まれているので、転院先で新たに検査をしなおす必要はありません。

希望する産婦人科が見つかっても出産予定日によっては満床で転院できないケースがあります。
転院の意思が強い場合は早めに行動しておきましょう。

産婦人科の選び方は妊婦さん自身のニーズで決めよう

産婦人科の選び方について解説してきましたが、いかがでしたか?
妊娠してから出産まで長くお世話になる産婦人科ですから、妊婦さんが安心して通える産院がおすすめです。

産院ごとに特徴があり、妊婦さんが重視するポイントで選んでみるのが一番でしょう。
時期や人気によって分娩予約がとれない場合があるため、産婦人科選びは早めに動いてみてください。

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