胎児発育不全について

赤ちゃんが育たなくなる…「胎児発育不全」って?

胎児発育不全

お母さんのおなかの中にいる赤ちゃん。おなかの中というのは、外の世界である保育器とは比べ物にならないほど赤ちゃんの成長に適した環境だと言われています。

そのため、早産傾向などがある方には入院や張り止めなどの薬を使って、1週間でも長くおなかの中にいてもらうようにします。

赤ちゃんがおなかの中にいると、本当にめまぐるしいスピードで成長していきますが、ある症状によってそれがかなわなくなってしまいます。それが「胎児発育不全」です。胎児発育不全は、その名前のとおりおなかの赤ちゃん(胎児)の成長がじゅうぶんでないということです。

成長が遅くなる、または成長がストップしてしまうというのが胎児発育不全。さまざまな原因が考えられるのですが、お母さんに特に自覚症状があるわけでもなく、検診のときに赤ちゃんが成長していない(遅い)ということで診断されます。

では、胎児発育不全になってしまった赤ちゃんはどうなるのでしょうか?またその原因はどういったことなのでしょうか?

胎児発育不全の原因、種類って?

まず、胎児発育不全が起こると赤ちゃんの体重が少なかったり身長が小さかったり、さらに臓器もしっかりと育つことができないために未熟な機能のままになり、死亡率が高いことや産まれてからも病気になりやすくなると言われています。胎児発育不全ですが、これが起こるのには赤ちゃん側の原因とお母さん側の原因があると言われています。

胎児発育不全の原因と種類

赤ちゃん側の原因としては、おもに染色体異常があります。胎児発育不全の3割弱を占めると言われている「均衡型」と呼ばれるタイプです。

妊娠初期から起こる可能性があって、約半数が染色体異常などの先天性の異常で、そのほかにもおなかの中で何らかのウイルスに感染したことなどが原因だと言われています。

次に「不均衡型」と呼ばれるタイプ。約7割がこの不均衡型で、赤ちゃんはいわゆる「栄養失調」の状態になっていることが原因です。栄養が行き届いていない赤ちゃんは、頭の大きさは標準なのに体が小さい(痩せている)というのが特徴なので、検診のときにわかりやすくなっています。

そして、最後に「混合型」と呼ばれるタイプ。均衡型・不均衡型の中間タイプで、お母さんが妊娠高血圧症候群など妊娠中毒症になった場合、栄養失調やヘビースモーカーのお母さんなど、母体側に原因があるタイプです。

胎児発育不全になったら…赤ちゃんは大丈夫?

もし胎児発育不全がわかったら、どんな治療をしていくのでしょうか?

まず、基本的には赤ちゃんの状態が悪くなければ経過観察とし、そのうえで原因をひとつずつ解消していくという流れになります。

たとえば、栄養不足が原因であるという場合には、点滴や食事療法によって赤ちゃんに必要な栄養をしっかりと摂っていきます。お母さん側の原因、たとえば妊娠高血圧症候群であれば必要な場合には血圧を下げる薬を使ったり、できるだけ安静にして血圧を高くしないように対策していきます。

それでも赤ちゃんが成長しない、子宮の状態が悪いと判断されたら、帝王切開によって早く赤ちゃんを外に出してあげるということも。未熟児の赤ちゃんでもしっかりと育てることができる施設のある病院で、帝王切開をすることになります。赤ちゃんが育たないなんて…と怖くなるかもしれませんが、胎児発育不全は原因をつきとめて対策を取ることで多くの赤ちゃんを無事に出産することができます。

また、胎児発育不全とダウン症の関係がささやかれていますが、これは直接関係のないことだと言われていますので安心してくださいね。

ちなみに、胎児発育不全(FGR)ともうひとつ「子宮内胎児発育遅延(IUGR)」という言葉を見かけますが、これはどちらもお母さんのおなかの中で赤ちゃんの発育が制限されている状態…つまり、同じということになりますので知っておいてくださいね。

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