妊活にかかる費用はいくら?授かるまでの平均は?保険適用と自己負担

健康的な25~30代前半の男女が、排卵日に性交しても、妊娠する確率は20~30%程度です。

30代後半だと、15~18%にまで自然妊娠の確率は減っていく傾向にあります。

そのため、赤ちゃんを望む多くの夫婦は「妊娠しやすい身体つくり」を、妊活で目指しているようです。

しかし、妊活はゴールまでの期間が定まっておらず、人によって取り組み方もさまざま。

とくに妊活にかかるお金のことは、人には聞きにくいものです。

そこで、妊娠までの段階ごとにかかる妊活費用の考え方を、紹介します。

みんないくらかかったの?妊活の費用の総額

妊活は長い時間がかかる場合もあるので、お金のことは事前によく考えておきたいものです。

みんなは、妊活にどれくらいお金をかけているのでしょうか。

妊活にかかった費用

一般的にかかった費用をみてみると、6割以上の女性が総額10万円以下となっています。

なかには300万円以上と、高額な妊活費用がかかっている方もいるようです。

妊活を行うにあたり、かかった費用はいくらくらい?

参照:ミキハウス「出産準備サイト」妊活アンケート2017

年代別の妊活にかかった費用

妊活の方法や、妊活に取り組み始める年齢も、妊活に取り組む期間もとても幅広くなっているのが現状です。

年齢別の妊活費用をみると、年齢が上がるごとに妊活費用が高額になる割合も上がります。

35歳以上になると、20代の妊活費用の10倍以上の費用がかかっていることがわかりました。

29歳以下 33,757円/年
30~34歳 79,277円/年
35歳以上 347,336円/年
参照:ルナルナ ファミリーユーザーアンケート結果(2014年)

妊活には、なにに、どれくらいの費用がかかっているのでしょうか。

妊活の段階によって大きく変わる費用


妊活といっても、段階はいろいろあり、費用も大きく変わってきます。

ひとつひとつ、みていきましょう。

自分で取り組む体質改善がメインの妊活

生理周期が不規則だったり、冷え性などの不調を感じている方は、まずは体質改善からはじめるようです。

妊娠のために行う体質改善は、妊活サプリ、漢方、継続的な運動などがあります。

手軽に、妊活サプリで妊活

費用のイメージ:5,200円/月
(人気の妊活サプリを、6ヶ月間の定期購入した場合の1ヶ月あたりの値段の平均値)

妊娠しやすい身体づくりのためには、サプリで必要な栄養素を補うことが手軽な方法です。

妊活には、マカサプリや、葉酸サプリが人気があります。

化学物質や添加物が入っていない、妊活専用のサプリの値段は通常サプリより高額になりがちです。

また、妊活サプリは継続的に飲む必要があるので、毎月費用がかかることになります。

定期購入の値段を参考にした人気の妊活サプリは、以下の5つです。

Makane―マカナー 5,980円(定期購入価格・税込)/月
プレグナオールママ 4,590円(的購入価格・税込)/月
ハグクミの恵み 5,984円(定期購入価格・税込)/月
Full-me MACA 5,378円(定期購入価格・税込)/月
ベルタ葉酸 3,980円(定期購入価格・税込)/月

本格的に漢方の服用で妊活

費用のイメージ:2万円~3万円/月
(東京都内の大手漢方薬局の1ヶ月あたりの煎じ薬の料金目安を参考)

漢方の考え方は、カラダのバランスを整えることです。

そのため、西洋医学の対処療法ではなく、根本的な解決を目指します。

妊活でよく使われる漢方薬を服用すると、全身を巡る血液の流れがよくなり、冷えや子宮老化の改善へ導くのです。

漢方は専門の薬局や、漢方外来で、薬剤師や医師に相談のもと処方にされます。

サプリより料金は高く、定期的に通う必要もあるので、経済的な負担をしっかり考えましょう。

費用の参考にした東京都内の大手漢方薬局の、1ヶ月あたりの料金目安です。

誠心堂薬局 2万円~3万円前後/月
薬石花房幸福薬局 3万円~5万円前後/月
玄和堂診療所 2万円~3万円/月
富士堂漢方薬局 2.2万円~3.6万円/月
東西薬局 1.6万円~/月

どんな妊活とも並行して取り組みたい継続的な運動

費用のイメージ:8,000円~10,000/月
(東京都内の大手ヨガスタジオの1ヶ月あたりの通常会員価格を参考)

サプリでも、漢方による妊活でも、並行して取り組みたいのが運動です。

運動することで血行がよくなり、冷え性が改善されます。
また、自律神経が安定し、代謝の改善によるホルモンバランスの正常化が期待できるのです。

冷え性改善のための運動として、女性に人気なのがヨガ。
ストレスを感じることも多い妊活では、ストレス解消方法のひとつとしてもおすすめです。

ほかにも、ジムで筋トレなど筋肉をつける運動も冷え性対策になります。

会員価格を参考にした東京都内のヨガスタジオは以下の3つです。

LAVA 8,300円(月額料金月4回利用・税込)~/月
CALDO銀座 7,980円(月額料金月4回利用・税込)~/月
YOGA PLUS目黒 9,250円(月額料金月4回利用・税込)/月

(キャンペーンなどで会員料金は変わることがあります。)

病院でうける不妊治療

病院で本格的に不妊治療を受ける場合、治療によっては、治療費がとても高額になる場合もあります。

不妊治療は、ステップアップ療法とよばれ、タイミング法から徐々に段階を踏んで、高度な医療技術を使う方法をとっていくのです。

不妊治療の多くは、医療機関が独自に料金を決めることができます。
そのため、医療機関によって費用が大きく変わってくるので注意が必要です。

不妊外来のある医療機関などで、事前に費用について確認しましょう。

不妊治療の総額は、平均約140万円、妊娠までの期間は25ヶ月という調査結果もあります。

代表的な不妊治療の費用は、以下のとおりです。

  • タイミング法:排卵日を正確に把握し、その日に性交をすることで自然妊娠を目指します。
    費用の目安:約3,000円~20,000円ほど
  • 排卵誘発剤:内服薬や注射により卵胞の育成をサポートし、排卵を起こしやすくする方法。
    費用の目安:約500円~3,000円ほど
    自己注射という方法の場合は、1万円を超える場合があります。
  • 人工授精:人の手を介して、男性の精液を女性の子宮内に注入する方法。
    費用の目安:約15,000円~30,000円ほど
  • 体外受精:精子と採卵した卵子を体の外で受精させ、受精卵を子宮内に戻す方法。
    費用の目安:約30万円~60万円ほど
  • 顕微授精:ガラス管などを使って精子を卵子に注入させ、受精させる方法。
    費用の目安:約35万円~60万円ほど

不妊治療代については、詳しくはこちらの記事をご参照ください。

妊活にむけて、身体の状態を知るための費用


妊活にはいろいろなステージがありますが、どこから始めるという決まりはありません。

まずは自分の身体の状態をしっかりと知ることで、効率的に妊活に取り組みましょう。

自宅でできる手軽な検査

妊娠するためには、規則正しく排卵があることが必要です。

自分の身体が規則正しく排卵できているかを知るためには、基礎体温を測りましょう。

基礎体温計は、1,500円~3,000円程で購入できます。

その上で、より正確に排卵日を特定したい方には、排卵検査薬がおすすめです。

排卵検査薬は7日間分2,500円/箱前後で、ドラッグストアや通販で購入できます。
消耗品なので、毎月1箱ずつ必要だと想定するといいでしょう。

産婦人科での不妊検査も大事な妊活

基礎体温がガタガタ、排卵検査薬の反応がない、という方は、病院で検査を受けましょう。

最初に初診料が必要になので、多くの場合、1万円~2万円が費用の目安です。

血液検査や超音波検査は1回だけではなく、生理周期にあわせ複数回行うこともあります。

病院でうける検査の種類と費用の一例をご紹介します。

  • 基礎ホルモン検査(血液検査):約2,000円~6,500円
    血液から、さまざまなホルモンが正常に分泌されているかのチェックする検査
  • 超音波検査:約2,700円
    子宮や卵管の形などを超音波によるエコーでチェックする検査
  • フーナー検査:約160円
    性交後12時間以内に、子宮内に精子がどれくらい残っているかを調べる検査
  • 抗精子抗体検査:約6,500円
    精子を異物として排除する抗体が女性にあるかをチェックする検査
参照:不妊治療・体外受精専門 六本木レディースクリニック

妊活に保険は適用されるの?


費用がかかる妊活ですが、基本的に、体質改善は自費で取り組むことになります。

不妊治療になると、タイミング法など、健康保険が適用あれるものもあれば、体外受精のように自費になるものまで、幅広くあるのです。

自分で取り組む妊活の場合

サプリメントやヨガなどの体質の改善を目的とするものは、治療ではありません。

そのため、保険の適用外になり、全て自費になります。

漢方は、医師が処方する医療用漢方製剤と、漢方薬局で扱う一般用漢方製剤の2種類に分けて考えましょう。

このうち、医師が「治療を目的」として処方する、医療用漢方製剤は、保険適用です。
漢方を積極的に取り入れている産婦人科や、漢方外来で相談できます。

いっぽう、体質改善を目的とした一般用漢方製剤は、保険適用外なので、全て自費です。

病院でうける不妊治療の場合

不妊治療の場合、健康保険が適用される検査や治療と、適用されないものがあります。

保険が適用されない場合は、病院によって料金が異なるため、事前の確認が重要です。

初診~タイミング法は、不妊の原因を見つけるための検査なので保険適用内になります。

    健康保険が適用される検査

  • 問診、医師による指導
  • 超音波検査による子宮や卵巣の検査
  • ホルモン検査
  • タイミング法
  • 内服薬や注射による排卵誘発剤の投与
    健康保険が適用されない不妊治療

  • 人工受精
  • 体外受精
  • 顕微授精

体外受精や顕微授精は、国や地方公共団体が、助成金という形でサポートしています。
この記事もチェック!

また、年間10万円を超える医療費の場合は、確定申告により税金の控除対象になるのです。

この記事もチェック!

男性も向き合ってほしい、妊活


妊娠しない原因は、女性側にある場合は41%です。

男性側にある場合が24%、両方にある場合が24%になるので、約半分が男性にも原因があるということになります。

男性不妊は珍しいことではなく、妊活は男女二人三脚で取り組む問題なのです。

男性も一緒に受けたい妊活のための検査

病院での不妊検査は、女性だけ検査をしても、理由がわからないことがあります。

男性パートナーにも協力してもらい、ふたりで検査をうけることが理想的ですね。

男性がうける検査は、以下のものが代表的です。
検査費用は、男性パートナーの分も考慮にいれておきましょう。

  • 精液検査(精子の量や数、運動率などを検査)
  • 超音波検査(精索静脈瘤の検査)
  • 血液検査(ホルモンの値の検査)

男性の妊活費用も視野にいれる

妊活サプリは、男女一緒に摂取することが効果的です。

それぞれの妊活にあわせて、男女別に開発されたサプリもあります。

漢方も先生に相談して、それぞれの体質改善に適した漢方を処方してもらいましょう。

サプリや漢方による妊活費用をイメージする際は、二人分で考えることをおすすめします。

授かるまでの平均は?妊活予算イメージ


妊活予算イメージは、それぞれのステージ別におよそ以下のようになります。

    半年間の妊活費用

  • サプリ中心の妊活の場合:約12~13万円前後
  • 漢方中心の妊活の場合:約30~42万円前後
  • 不妊治療の場合:約35万円~治療内容により異なる
※予算期間は6ヶ月間、検査、サプリ/漢方、不妊治療は夫婦で取り組む場合を想定。
※全て継続的な運動、病院での保険範囲内での初期検査、基礎体温計などの購入費を含む。

妊活は夫婦のコミュニケーションが大切


妊活にかかる費用は、内容によってさまざまです。

サプリや漢方中心の妊活と、病院での不妊治療中心の妊活では、大きな金額差があります。

どんな妊活から取り組むか悩む前に、まずはしっかり自分の身体を知ることからはじめましょう。

基礎体温計や排卵検査薬は、手頃な価格で購入できます。

病院での検査も、保険が効く場合が多く、検査だけなら高額になることは少ないでしょう。

その上で、妊活期間の目安や、経済的な負担範囲をしっかり夫婦で話し合うことをおすすめします。

注目記事

【妊活サプリランキング】葉酸だけでは不十分!本当に必要な成分、効果、値段で徹底比較

妊活に必要な成分は葉酸以外にも沢山。妊活の為に本当に必要な成分を男女別に解説!夫婦で一緒に摂れる妊活サプリを比較しランキングにしています。

賢いママは知っている? 妊活中から産後までにやっておきたいお金の準備まとめ

妊活・妊娠・出産…いったいお金はいくらかかってどう準備したらいいの?そんなお金の話をチェック!

気に入ったらシェア

スポンサーリンク

スポンサーリンク