不妊検査の内容や費用は?いつ受けたらいいの?

日本人で不妊に悩んでいるカップルは6組に1人いるといわれています。
不妊とは「妊娠を望む健康な男女が、避妊をしないで性交をしているにもかかわらず1年以上妊娠しないこと(日本産婦人科学会)」をいいます。

不妊は、女性と男性どちらにも原因が考えられるため、対策をするにはまず「不妊検査」をして原因を解明することが大切です。

生理不順などの気になる症状がある人は、まず不妊検査を受けてみましょう。
今回は、男女それぞれの不妊検査について、また不妊検査を受ける時期注意点などについてお伝えします。

女性の不妊検査の内容とかかる費用


不妊検査にはたくさんの種類があります。
まずは女性の不妊検査について、ひとつずつ内容と費用をお話しします。

問診

最初に問診を受けます。
問診で生理の状態や今までの妊娠・出産経験、生活習慣や今までにかかった病気などについて先生とお話をします。

内診

次に内診をし、超音波検査や血液検査などで身体をさらに詳しく調べていきます。

血液検査

不妊の原因になることがある甲状腺の病気やクラミジア感染の有無は、初回の血液検査で調べます。
この血液検査は保険適用で約2,000円です。

また、月経周期に合わせてホルモンを調べていきます。
ホルモンを調べる血液検査も保険適用でそれぞれ約2千円です。

低温期には子宮内膜を厚くして受精卵を着床しやすくするエストロゲンホルモンが、正常に働いているかを調べます。
排卵期の排卵期ホルモン、プロゲストロン検査では、妊娠を助けるホルモンの数値を調べます。

高温期には排卵の引き金になる黄体ホルモンをチェックします。
月経期には卵胞を発育させる卵巣刺激ホルモンを調べます。

超音波検査

子宮内部を見る超音波検査は1ヶ月のうちに保険適用できる回数が決まっています。
保険適用内なら1回約2千円、適用外だとクリニックによって値段が変わります。

低温期は子宮にプローブと呼ばれる器具を入れて、子宮内部をモニターで見ます。
この時期は、卵胞の発育状態や子宮内膜の厚さを見ます。

排卵期は、卵胞の大きさを測定して排卵日を予測します。
高温期は、実際に排卵が行われたかどうかを見ます。
月経期は、卵巣の機能の状態を調べます。

抗ミューラー管ホルモンの検査

35歳以上の女性には、早い段階で抗ミューラー管ホルモンの検査をすることがあります。
この検査は、卵巣内に卵子がどれくらい残っているかを判断する検査で、保険は適用されず約8千円かかります。

卵管検査

卵管検査とは、卵管がつまっていたり癒着したりしていないかを調べる検査です。
卵管の検査によって詰まりが解消されて妊娠しやすくなる効果もあると言われています。

(1)子宮卵管造影検査

約6千円
子宮口にカテーテルを入れて、子宮内に造影剤を注入しながらレントゲン撮影をします。
そして、子宮に奇形がないか、卵管の詰まりがないかを見ていきます。

(2)卵管通気・通水検査

約2千円
卵管がどれくらい通るかを見る検査です。
通気検査はカテーテルで炭酸ガスを注入し、通水検査は生理食塩水をカテーテルで注入します。

子宮頸管粘液検査

保険適用で約500円
性交後の子宮頚管粘液を採取して、精子が頸管内に残っているか、また、良い状態の精子がどれくらいあるかを顕微鏡で見ます。

フーナーテスト

約千円
女性の血液中に「抗精子抗体」という、精子を異物とみなして排除しようとする抗体があると妊娠が成立しにくくなります。
フーナーテストによって、その抗体の有無を調べます。

精密検査

もし、これらの検査で異常が見られたときは、精密検査を行います。

子宮鏡検査

約1万円
子宮内の異常が行われる場合は、内視鏡で子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫などをチェックします。

ホルモン負荷検査

約1万円
特定のホルモンを注射してから採血をして、注射前後のホルモンの変動を調べる検査です。
この検査は、排卵障害が見つかった場合に原因を調べるために行います。

腹腔鏡検査

10万円~
おなかに小さな穴を2~3ヶ所あけて、腹腔鏡で卵管や卵巣の癒着をチェックする検査です。

子宮内膜組織検査

排卵後に子宮内膜を採取し、着床に適している状態かどうかを調べます。

男性の不妊検査


不妊検査は、女性だけではなく男性も必要です。

男性の場合も、まずは問診です。
生活習慣や今までの病気などについての質問に答えます。

次に、医師による性器の触診と視診をします。
そのあと、女性の検査と同じようにいろいろな検査をしていきます。

基本検査

基本的な検査は精液検査です。

まず精液を顕微鏡で見て、動きや数、奇形率をチェックするのです。

費用は、検査項目によって保険適用されるかどうかが変わります。
動きや数などの基本的な検査項目なら保険適用で約300~千円程度、適用外なら5千円~3万円とかなりのバラつきがあります。

精密検査

精液検査で問題が見つかった場合は、泌尿器科で詳しく調べます。

ホルモン検査

約4千円~
精液検査の結果があまり良くなかった場合は、採血をして精子を作り出すホルモンの数値をチェックします。

精巣生検

手術扱いになるため10~30万円
精子がまったくない「無精子症」の場合、精巣の組織をとって顕微鏡で機能を見ます。

染色体検査、遺伝子検査

7千~2万円
無精子症や極端に精子の量が少ない場合は、採血をして染色体や遺伝子について詳しく調べます。

不妊検査を受ける時期


不妊検査は、男性と女性ふたりで受けることをおすすめします。
女性の不妊検査は、月経の周期に合わせて1~2ヶ月かけて行うため時間がかかります。

年齢的に焦っていたり、早く子どもがほしい場合は、なるべく早めに不妊検査を受けましょう。

若くても、不安がある場合は検査だけでも受けてみてください。
何か問題があっても、早いうちから対策をとると妊娠しやすくなることもあるからです。

また、最近は結婚前にブライダルチェックを受ける人が増えています。
ブライダルチェックは不妊検査の項目とは少し異なりますが、性感染症の有無や妊娠しやすいかどうかなどを診てもらうことができます。

不妊検査を受けるときは、病院の不妊外来か不妊治療専門のクリニックに行きましょう。

不妊治療専門のクリニックだと、産婦人科と違って赤ちゃんや妊婦さんに会わないため通いやすいですよ。

不妊検査での注意


不妊検査を受けるときには、いくつか注意する点があります。

事前に予定を立てる

女性の不妊検査は1~2ヶ月の間に何度もクリニックに行くことになるし、体の状態に合わせてクリニックに行く日が変わることもあります。

ある程度の余裕を持って、予定を立てるようにしましょう。

着替えやすい服装で行く

内診をしたり超音波検査をしたりするときのために、着替えやすい服装で行きましょう。
タイツやストッキングは脱ぎはきに時間がかかるため、なるべく避けます。

また、検査によっては出血をすることもありますので、濃い色のズボンやスカートをはいていきましょう。

出血してもいいように、替えの下着や生理用のナプキンなどを持って行くのもいい方法です。

不安を感じたら不妊の検査を


結婚して数年経っても妊娠しなかったり体に不安があったりしたら、不妊検査を受けてみましょう。
不妊検査は男性も女性も受ける必要があります。

女性は生理周期に合わせ、1~2ヶ月かけていろいろな種類の検査をしますので、日数に余裕をもって受けるようにしましょう。

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