基礎体温の測り方は?グラフでわかる妊娠や排卵日、生理について

妊娠の確率を上げるためにすることのひとつに、基礎体温の計測があります。
基礎体温は排卵日や生理予定日はもちろん、妊娠しやすい日や体調なども読み取ることができるのです。

すでに基礎体温を測っている方はもちろん、赤ちゃんを授かるためにこれからやろうとしている方も、基礎体温の測り方を確認しましょう。

また、毎日の基礎体温をグラフで表した際にわかる項目を知ることで、妊娠しやすいタイミングを逃さずに済みます。

基礎体温とは?


基礎体温とは、身体の動きがもっとも安静にしている時の体温です。
もっとも安静にしている時は朝起きた直後を指します。

女性の体温は通常0.3~0.5℃の間を変化しており、毎日記録していると規則的に変化していることがわかります。

基礎体温の変化から排卵日や月経が来る時期などを予想できるのです。

下記のグラフは一例ですが、正常な基礎体温はこのように低温期と高温期に分かれ、さらに生理期(月経期)、卵胞期、黄体期に分かれます
生理が始まっておよそ2週間後に排卵日が来ます。
排卵日が過ぎると体温が上昇しているのがわかります。

生理が定期的に来る女性の場合の基礎体温の目安は、次のようになっています。

  • 生理周期:25~38日
  • 生理期間:3日~7日
  • 高温期と低温期の2相に分かれている
  • 低温相:36.0℃以上
  • 高温相と低温相の温度差が0.4℃前後
  • 低温相から高温相への移行期間が2日以内

基礎体温を計測する目的

基礎体温を毎日測って記録する人は、主にどのような目的で基礎体温を測るのでしょうか。

  • 妊活の一環で排卵期を予測するため
  • 生理不順などの治療のため
  • 身体のコンディションを知るため
  • ダイエットのため

基礎体温を毎日測って記録することはなかなか難しいですが、続けることで赤ちゃんが授かりやすくなったり、身体の不調を治すのに役立ちます。

妊活では基礎体温を測っても排卵日を明確に特定することは容易ではありません。
しかし、測るのと測らないのとではやはり妊娠する確率に差が出てきます。

生理不順の治療では、基礎体温の数値や月経周期の乱れで原因を特定することができます。

例えば高温期が9日以下である場合、黄体機能不全の可能性があります。
また、低温期の状態がずっと続く場合は、排卵に異常がある無排卵月経という病気の疑いがあるのです。

生理前や排卵期にイライラや落ち込みなど精神的な不調が起こる方がいます。
基礎体温のリズムを知っていることで、こういった不調にもうまく対応することができるのです。

また、女性ならダイエットでも基礎体温が関係してきます
一般的に卵胞期と排卵前後はダイエットに最適だと言われており、痩せやすい期間にあたります。

ダイエットで効果的に痩せたいという女性は、基礎体温を記録して痩せやすいタイミングを知ることがおすすめです。

基礎体温を測る「婦人体温計」


基礎体温を測るときに使う体温計は「婦人体温計」を使いましょう。
一般的な体温計との大きな違いは、体温表示の目盛りが細かく、小数点以下2桁まで表示される部分です。

生理が順調な方の高温期と低温期の差は少なく、0.4℃前後となります。
そのわずかな差を正確に測ることができるのが婦人体温計です。

婦人体温計には種類があります。
その中でも口コミで評価が高いものをご紹介します。

選ぶポイントは、使いやすさです。
簡単に計ることができるもの、温度が読みやすいもの、ライトがつくと薄暗い部屋でも使いやすいようです。

婦人体温計 メディケア

舌の下、わきどちらでも計測できます。
シンプルなつくりとリーズナブルな価格で人気です。

オムロン 婦人体温計

計測時間が約10秒という短時間で測れるのが特徴。
寝起きに検温するのが面倒だという方でも、さっと計ることができて便利です。
通信機能がついているためスマートフォンとデータを共有できます。

テルモ婦人体温計

まるごと水洗いできるので清潔に保てます。
バックライトが付いているので、暗い部屋でも使いやすいことが特徴です。

基礎体温の測り方


朝目覚めたら、寝たままの状態で婦人体温計を口にくわえて体温測定をします。

うまく測るコツとして、体温計の位置は舌の下、中央のすじにあてるようにしてください。

また、身体を少しでも動かすと体温が上昇してしまいますので、夜寝る前に枕元に体温計を置いておくといいでしょう。

毎日決まった時間に測ることが理想的ですが、起床時間がずれても計測することが大切です。
基礎体温を記録する際に体調の変化などが見られたら、一緒に記録しておくといいでしょう。

女性の身体はデリケートなので1ヶ月測っただけでは、基礎体温の波形がわかりにくいでしょう。
自分の基礎体温のタイプをきちんと把握するために、少なくとも3ヶ月は測り続けることが大切です。

基礎体温を測ったらグラフ化してみよう

基礎体温を測ってグラフ化することで、基礎体温の状態をひと目で把握することができます。
ノートにグラフを描くでもいいですし、最近はスマホアプリで基礎体温を入力するだけでグラフで表示されるものがありますので、ぜひ活用してみてください。

アプリなら基礎体温をグラフ化できるだけでなく、生理予定日や排卵日、妊娠しやすい日を知らせてくれるので、管理がしやすいです。

基礎体温のグラフからわかること


基礎体温を毎日測ってグラフにしてみると、生理や排卵など、女性特有の状態が目に見えてきます。
基礎体温の計測を日々行うことで、身体の状態を知る手がかりを得ることができるのです。

月経周期と体調

基礎体温をつけていると、月経周期のどの位置にあるのかを把握することができます。

これがわかることで、月経周期にあった予定を立てたり、月経前症候群(PMS)の対策を打つことができます

また、月経周期の時期で自分の精神状況をある程度把握できるため、心の変化に柔軟に対応することができます。

月経周期によって気持ちの浮き沈みがあるのは、卵胞ホルモンの働きに原因があります。

卵胞ホルモンは幸福感や満足感など、ポジティブな感情を出す働きがあります。
排卵前の卵胞期と排卵直後は、卵胞ホルモンが多く分泌されるため、気分が安定しやすい傾向にあるのです。

反対に生理前と生理中はこの卵胞ホルモンの分泌が少ないことで気分が落ち込みやすくなります。

定期的に生理が来ている方は、次の生理がいつ頃来るのかを把握してスケジュールを組むと月経期による悪影響を回避することができるでしょう(例:海でのレジャーを計画する際に生理日を予想してその日を避ける)。

生理前はPMSによって心身ともに不調をきたしやすく、食生活や休養、運動などで体調を整えると予防や症状の軽減になります。
生理が終わると体調も回復して心の余裕も出てきますが、高温期に入ると再度気分の落ち込みなどがみられるでしょう。

排卵日

基礎体温が例に挙げたグラフのように2相になっている場合、生理開始日の約2週間後の体温陥落日(月経周期で体温がもっとも低い日)あたりに排卵が起こります。

排卵は卵巣から卵子が飛び出して卵管に入ることを意味します。
排卵が起こるということは妊娠可能な身体であるということです。

排卵日前後に精子が子宮内に入ると、妊娠する確率が高くなりますが、1度の射精で送り込まれる精子のうちのほとんどが卵子に到達するまでに死滅してしまいます。

他にも様々な理由で、排卵日に性交渉や人工授精を行っても100%妊娠に至るとは限らないのです。

ただやはり排卵日を知っているのと知らないのとでは妊娠する確率は変わってきますので、妊娠を望んでいる方は基礎体温を毎日付けるとよいでしょう。

妊娠の可能性

妊娠していない場合、黄体期の終わり頃に体温が下がって生理が来ますが、妊娠していると体温は高い状態をキープします。
高温期に入ってから高い体温が17日以上続く場合、妊娠している可能性が高いと言えます。

高温期がいつもより長く続いていることがあれば、次の生理開始予定日の1週間後に妊娠検査薬で妊娠の有無を確認してみましょう。
陽性反応が出ればかなりの確率で妊娠しているので、産婦人科を受診してさらなる検査を受けるべきです。

また、妊娠したことで基礎体温を測ることを止めてしまう方がいますが、妊娠中でも基礎体温を測ることで流産などの異常をいち早くキャッチすることができます。

正常ではない基礎体温とは?

例に挙げた基礎体温のグラフは正常な場合ですが、反対に何か異常がある場合の基礎体温はどのようになるのでしょうか。

高温期の体温が低い

高温期の体温が低く、低温期との差が0.3℃未満でグラフにしたときに2相になっていない場合、無排卵月経の疑いがあります。

無排卵月経は黄体機能が低下し、ホルモンバランスが崩れることで発症します。
そうなると生殖機能が低下して着床(受精卵が子宮内膜に張り付くこと)しにくくなるため、妊娠しづらくなってしまうのです。
無排卵でも生理は来るので、基礎体温をつけていないと気づかないことが多いでしょう。

無排卵月経が起こる主な原因として、過度なダイエットや強いストレス、喫煙、身体の冷えなどが挙げられます。

高温期が短い

高温期は通常であれば2週間程度続きます。
高温期が10日以下しかない場合、黄体機能不全の可能性があります。
黄体が正常に機能しないことが原因で、不妊症や不育症の大きな原因の一つです。
黄体機能不全は高温期の日数のほかに黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量で判断されます。
黄体ホルモンの量が10ng/ml以下の場合、黄体機能不全の可能性が高いでしょう。

黄体機能不全もストレスや身体の冷え、睡眠不足などの不規則な生活によって引き起こされるため、生活習慣を正したり冷えを改善することが必要です。

体温が常に低い

平熱が35℃台の方は、低体温体質であることが考えられます。
低体温は血流を悪くし、卵胞ホルモンが分泌されにくくなることがあるため、排卵が起きないことがあったり、無事に排卵が起こったとしても不妊や流産のリスクが高くなってしまいます。

基礎体温をつけていて体温が常に低いと感じた場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。

基礎体温の波がガタガタ

正常な基礎体温であれば基礎体温表は高温期と低温期の2相に分かれますが、体温がガタガタになっているために2相に分かれない方がいます。
この場合、排卵障害を患っている可能性があります。

排卵障害の原因は過度なストレスや食生活の乱れ、不規則な生活が挙げられ、これらを見直すことで改善する場合があります。
しかし子宮の異常で排卵障害が起きている場合は、医師による施術が求められます。
いずれにせよ、基礎体温の波がガタガタの状態は正常ではないので、産婦人科を受診することをおすすめします。

基礎体温を妊娠やカラダの改善に役立てよう!


基礎体温は単に生理周期を調べるだけでなく、排卵日や妊娠しやすい日、さらには身体のコンディションまでわかるようになっています。

妊活中の方はもちろん、生理を考慮したスケジュール管理をしたい方や生理不順を治したい方、ダイエットを成功させたい方にとっても基礎体温はひとつの大きな鍵です。

基礎体温で自分の身体の調子をよく知り、妊娠や体調の改善などに大いに役立ててください。

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