妊婦さんが使用注意の湿布とは?市販のロキソニン・フェルビナクは?

妊娠中はお腹が大きくなったり同じ姿勢で過ごすことが増えるなどから、腰の痛みや肩の痛みを感じやすくなります。

そうすると湿布を使用して痛みを和らげたいと考えるでしょうが、市販の湿布を妊婦さんが使用していいのかどうなのか悩まれるのではないでしょうか。

妊婦さんが湿布(外用消炎鎮痛剤)を使用しても良いか、また使用する際にはどのようなことに注意した方がいいのかをご紹介します。

妊婦は湿布や塗り薬を使ってもいい?

妊娠中の飲み薬は避けたほうが良いと考えるかもしれませんが、湿布や塗り薬など外用消炎鎮痛剤なら大丈夫と考えられる方もいるのではないでしょうか。

そもそも、妊婦は痛み止めの湿布や塗り薬などの外用消炎鎮痛剤を使用して良いのでしょうか?
その疑問についてお答えしてきます。

湿布の使用も飲み薬同様に注意が必要

湿布の使用も飲み薬同様に注意しておくことが必要です。
湿布薬にも飲み薬同様に、NSAIDsと呼ばれる非ステロイド性消炎鎮痛成分が含まれています。

過去に、この種類の成分が含まれている湿布を妊娠後期に使用したことによって、動脈管という胎児の心臓近くの大事な血管を収縮させてしまったケースがあります。

これを胎児動脈管早期収縮といい、新生児肺高血圧症や子宮内での胎児死亡のリスクもあります。
そのため、2001年に厚生労働省より妊婦の非ステロイド性消炎鎮痛剤は使用禁忌となりました。

また、他にも羊水過少という羊水の量が少なくなってしまうという事例があります。
これらの事例は妊娠初期よりも、妊娠中期から妊娠後期にかけて非ステロイド性消炎鎮痛成分を含む薬剤を使用した人に多く見られたということです。

塗り薬の使用も要注意

湿布薬だけでなく塗り薬の外用消炎鎮痛剤であっても湿布薬同様に動脈管の収縮による胎児動脈管早期収縮や羊水過少という事例があり、平成26年より使用への注意喚起が出されています。

妊婦さんの中には市販の痛み止めの塗り薬を使用していても赤ちゃんを無事に出産したという事例も多くありますが、湿布薬と同じように成分には注意した方が良いでしょう。

妊婦さんが使える湿布などの外用消炎鎮痛剤

痛み止めの湿布薬や塗り薬は外用消炎鎮痛剤と言われますが、この部類のお薬で妊婦さんが使える外用消炎鎮痛剤はどのようなお薬なのでしょうか。

妊婦さんにも使える外用消炎鎮痛剤

妊婦さんは「薬剤の安全性に関わる実験を人間で直接行うことができない」という理由から、100%妊婦さんが使用しても安全と明記されているお薬はありません

ただし、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してもよいとされている薬剤の成分には、アセトアミノフェン、塩基性非ステロイドというお薬があります。

妊婦も使用可能な湿布としてセルタッチという製品が、医師から処方をされることもあります。

妊婦さんのお薬はどこで処方してもらうのが良い?

腰の痛みに対する痛み止めの外用消炎鎮痛剤を病院で処方してもらうとなると、整形外科などへ行くのが一般的ですが、整形外科の医師では妊婦さんに使用して良いお薬の情報がすべて把握しきれていない可能性があります。

産婦人科医は妊婦さんの使用して良いお薬や避けたいお薬などをすべて把握しているため、産婦人科で処方してもらう方が良いでしょう。

また、市販薬を購入する際には必ず、常駐している薬剤師に一度相談した方が良いでしょうが、薬剤師も医師ではないため、もしかしたら病院へ行くように促されることもあるかもしれません。

妊婦さんが使える市販の外用消炎鎮痛剤

病院に行くのが億劫、今すぐお薬を使用したいという理由で市販のお薬に頼りたい場合は、前述したアセトアミノフェン塩基性非ステロイドが含まれているお薬が望ましいです。

市販のお薬は一類医薬品、二類医薬品、三類医薬品に分別されます。

一類医薬品

薬剤師のいる薬局で薬剤師からの説明を受けることで購入できるお薬で病院などで処方される医薬品と同等の成分を含んでいる場合がある薬です。
非ステロイド性消炎鎮痛成分(NSAIDs)ばかりなので、妊婦さんが使えるものはほとんどありません。

二類医薬品

薬剤師からの説明は努力義務とされており、説明を受けなくても購入は可能なお薬。かぜ薬や解熱剤、鎮痛剤など日常生活で必要性の高い製品が多いです。

セルタッチ湿布と同じ成分を含んでいる市販薬にはフェイタス5.0、フェルビナスターA、パテックスがあります。
しかしこれらは医師から処方されるセルタッチよりも有効成分の含有量が少ないため、効果は薄れてしまうでしょう。

三類医薬品

一類医薬品、二類医薬品に該当しない医薬品のことで、薬剤師の説明もなく気軽に購入できる商品。パテックスは一部三類医薬品もあります。
第三類医薬品ではサロンパスA、サロンシップ、アンメルツ、サロメチールなどがあります。
アンメルツに関してはものによっては非ステロイド性消炎鎮痛成分が含まれているので、薬剤師などに確認すると良いでしょう。

妊婦の湿布や塗り薬で避けたい成分

妊婦が使用する湿布の成分で避けてほしいのは非ステロイド系消炎鎮痛剤成分(NSAIDs)となります。
この成分が含まれているお薬についてご紹介します。

妊婦が使用を避けたい湿布や塗り薬

妊婦が使用を避けたい非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)にはイブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ジクロフェナムナトリウム、フルルビプロフェン、ロキソプロフェンが当てはまります。
これらの具体的な商品名は以下のようになります。

イブプロフェン ベシカム軟膏・クリーム
インドメタシン インドメタシン外用液・クリーム
ケトプロフェン モーラステープ
ジクロフェナクナトリウム ボルタレン湿布・ボルタレンAC
フルルビプロフェン フルルビプロフェンテープ
ロキソプロフェン ロキソニンテープ・クリーム

湿布を使わない対策方法

湿布や塗り薬などお薬に頼らずに妊娠中の腰痛を解消するためにはどうすればよいでしょうか。
その対策方法をご紹介します。

運動

運動をすることで腰痛を解消することができます。また、太りすぎてしまうと腰痛が悪化する可能性もあり、肥満を予防するためにも運動は大切です。

ウォーキング以外にもマタニティヨガやマタニティスイミングなど運動の方法はさまざまあるため、自分のやりやすいものを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、医師から運動を制限、禁止されている場合は医師の指示に従いましょう。


温める

妊娠中期から後期に入ると大きくなったお腹とのバランスを取るため、背中を反らせたり骨盤にゆがみが出てくることによって腰痛が出現します。
また子宮が大きくなることで坐骨神経が圧迫されて腰が痛むこともあります。
これらのことから温めることで腰痛を軽減する効果が期待できます。

ストレッチ

ストレッチをすることで血流が改善され、筋肉の痛みや神経の痛みを和らげることができます。
体調に合わせて無理なく行うようにしましょう。

マッサージ・整骨院・カイロプラクティック

マッサージや整骨院、カイロプラクティックなどでプロから直接痛みのある部分をほぐしてもらうという方法です。
妊婦さんでなくてもマッサージ後は身体がほぐれて気持ちよくなりますので、妊婦さんにも同等の効果が得られるでしょう。

ただし、妊娠中はマッサージで腹部の圧迫すると赤ちゃんに影響が出る可能性があるので注意が必要です。
また禁忌や押してはいけないツボがあるため、産婦人科と提携あるいは妊婦さんへの施術に精通しているところで施術を受けることをお勧めします。

骨盤ベルトの使用

妊娠によって骨盤が開いてしまうことで腰痛となってしまうこともあります。
骨盤ベルトを使用して骨盤が開いてしまうことを防ぐことで腰痛の改善効果も期待できます。

腰痛ベルトは産前から産後まで使えるものや産前しか使えないもの、ベルトタイプなど種類もさまざまあるため、かかりつけの病院やお店で相談してみも良いでしょう。

自己判断せず医師へ相談を

妊娠中の腰痛に対するお薬は使用していいもの、使用してはいけないものが細かく分かれており、中には一昔前までは使用可能だったのに現在は使用不可能な薬剤もあります。

腰痛や肩こりがひどいからといって自己判断せずに必ずかかりつけの医師へ相談しましょう。
また、お薬に頼りたくないという方は薬を使わない対処法をぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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