離乳食はいつからいつまで?アレルギー対策や時期別進め方

離乳食を始めるタイミングについて、情報が多すぎて、実際にいつから離乳食をスタートすればいいのか悩んでいるママが多いのではないでしょうか?

離乳食を開始するタイミングや進め方について様々な意見があるのは、離乳食に対する考え方が変化してきているためです。

離乳食のガイドラインは?


厚生労働省が出している離乳食のガイドラインは2007年に変更され、離乳食の開始時期は生後5〜6ヶ月頃となっています。
WHO(世界保健機構)は、離乳食の開始時期として生後6ヶ月を推奨しています。

ここでは、現在日本で離乳食をスタートする時期がもっとも多いとされている生後6ヶ月を開始時期として説明していきます。

赤ちゃんの発達によって、5ヶ月頃から離乳食をスタートしようと考えているママは、6ヶ月を5ヶ月、7ヶ月を6ヶ月というふうに1ヶ月ずつ読み替えてください。

離乳食の開始時期が遅くなった理由


もっとも大きな理由は、アレルギーです。
離乳食とアレルギーとの関係が解明されてきて、早い時期に離乳食を開始するとアレルギー反応がおこるという学説が出てきたからです。

赤ちゃんの腸管の発達は未熟なため、あまり早くに離乳食を開始すると、身体に入ってきた食材を異物と認識してアレルギー反応をおこすとされています。

赤ちゃんの首がすわるころになると、自分の母親や義理のお母さんから、「まだ果汁やスープをあげていないの?」とか「離乳食を始めた方がいいんじゃないの?」と言われることがあるかもしれませんが、あわてて離乳食を開始する必要はありません。

離乳食を開始するタイミングの見極め方


離乳食を開始するのは生後6ヶ月からといっても、赤ちゃんの成長には個人差があります。

生後6ヶ月頃を目安に、赤ちゃんに離乳食を食べる準備ができているかどうか、以下のことを確認してください。

  1. 首がしっかりとすわっていて、支えるとお座りができる
  2. きちんと座れない状態で離乳食を与えると、食べ物が器官に入ってしまうことがあります。
    身体を支えてもまだお座りが不安定な場合は、離乳食の開始を少し待ったほうが安全です。

  3. 口に入れたスプーンを押し出さない
  4. 赤ちゃんには生まれつき哺乳反射というものがあります。
    産まれてすぐの赤ちゃんがママのおっぱいや哺乳瓶の乳首を吸うことができるのは、この哺乳反射のおかげです。乳首と形が似ている指にも吸い付きますが、スプーンは赤ちゃんの脳が「吸えない」と認識して口から押し出してしまいます。

    生後5〜6ヶ月頃には哺乳反射は弱まってくるので、口にスプーンを入れても押し出さなくなります
    離乳食を開始する前に、試しにスプーンを口に入れてみましょう。

  5. 大人が食べている物に興味がでてきたり、大人が食べているのを見てよだれを出す
  6. 歯が生えてきた
  7. 生後6ヶ月頃に歯が生え始める赤ちゃんが多いです。
    もう食べる準備ができているというサインだと考えてもよいでしょう。

  8. 生活リズムが整っている
  9. 母乳もしくはミルクが足りなさそうである

早産もしくは低出生体重児の場合

予定よりも早く産まれた赤ちゃんの場合は、修正月齢(出産予定日だった日を誕生日と仮定して今が何ヶ月にあたるか数える方法)で数えて、離乳食を開始するタイミングを決めてください。

また、早産児や低出生体重児は、内臓の発達が未熟なことがあるので、離乳食の開始時期は医師に相談するとよいでしょう。


生後6〜7ヶ月 離乳食初期の進め方

離乳食初期は、赤ちゃんが母乳やミルク以外の食べ物があることを知るとともに、ドロっとした食材を飲み込む練習をする時期です。

硬さのイメージとしては、ヨーグルトのような感じになるまで、じゅうぶんにすり潰してなめらかにしてあげてください。

まずは、10倍粥(米:水=1:10)をすり潰してドロドロにした物から始めます。
理由は、アレルギーが出にくい食材であることと、日本人が主食としていく食材であるからです。

最初は、1日1回ひとさじさら始めます。
ひとさじとは小さじ1杯のことです。

ひとさじ分をベビースプーンで食べさせてあげてください。

赤ちゃんの体調に変わりがなく、嫌がらなければ、3日目くらいからふたさじに増やします。
はじめの1週間は10倍粥だけです。

1週間経ったら、野菜を柔らかく煮てすり潰した物を食べさせてください。
最初はやはり、ひとさじから始めます。
初めて食べさせる食材は全てひとさじから始めて、赤ちゃんの様子をみましょう。

2週間経ったら、豆腐、白身魚などのタンパク質を与えても大丈夫です。
粥や野菜と同じようにすり潰します。

もし、赤ちゃんにアレルギー症状が出たり、体調が悪くなった場合に、すみやかに医療機関を受診しやすくするため、離乳食は必ず午前中に食べさせてください。

2回食を始める時期

離乳食を開始して1ヶ月が経った頃から、1日2回食にしていきます。

離乳食と離乳食の間は4時間ほど開けた方がよいので、午前10時頃と午後2時頃がおすすめです。

初めて食べさせる食材は、必ず午前中にひとさじから始めましょう。
また、新しい食材は1日ひとつずつ増やします。

同じ日に新しい食材をふたつ与えると、アレルギー症状が出た場合、どちらの食材が原因かわからなくなってしまうからです。

2回目の離乳食は1回目の量の1/3から始めて、赤ちゃんの様子をみながら少しずつ増やします。

最終的に1回ずつの離乳食の量は、粥と野菜など全部合わせて10さじ程度になるようにします。

ただし、あくまでも目安ですので、赤ちゃんが嫌がったり、体調の悪いときは無理に食べさせる必要はありません。

離乳食がうまく進まなくても、落ち込んだり、イライラしたりせず赤ちゃんのペースに合わせてあげることが大切です。

また、この時期の栄養の中心はまだ母乳やミルクなので、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませて問題はありません。

離乳食初期の果物

いちごやバナナはアレルギーがおこりにくく、離乳食初期から与えれます。

生でも大丈夫ですが、最初は果物と同量の水で煮てから潰して食べさせるほうが安心です。

甘みは果物の甘さだけでじゅうぶんなので、砂糖などは加えないでください。
赤ちゃんが甘みを覚えてしまうと、野菜などの味気のない食品を食べなくなることがあります。

ママの負担を少なくする調理のコツ

1回の食事量が少ないので、粥を1合分作っても余ってしまいます。
野菜のすり潰しなども同様です。
作った物を製氷皿に入れて冷凍しておくと、少量ずつ使えて便利です。

生後8〜9ヶ月 離乳食中期の進め方


離乳食中期に移る目安は、離乳食を開始してから2ヶ月が経った頃ですが、あくまでも目安です。

赤ちゃんが離乳食を嫌がらず機嫌よく食べているか、口の中に入れた食べ物をうまく飲み込むことができるようになっているかどうかが、中期に移行できるかどうかの判断基準です。

中期の硬さの目安は、赤ちゃんが舌で潰せるくらいです。
大人が指でつまんで簡単に潰すことができる程度の硬さです。

粥は7倍粥(米:水=1:7)にします。
すり潰しますが、初期の頃のようにドロドロにするのではなく、少し米粒が残るようにします。

うどんやそうめんも柔らかく茹でて、細かく切れば食べさせることができますが、麺に塩分が多く含まれているので、茹でたあとは水でよく洗ってください。
ただし、小麦アレルギーの心配がある場合は、控えた方が無難です。

野菜は、柔らかく茹でてみじん切りにしましょう。
味付けする場合は、昆布だしなどのダシだけでじゅうぶんです。

タンパク質は、鶏ささみやサーモン、大豆を与えることができます。
サーモンは塩味がついていない生のサーモンを調理しましょう。

大豆は柔らかく水煮にしてから潰してください。
豆類はそのままだと、誤いんの危険があります。

卵も食べさせることができますが、卵白はアレルギーが出やすいので、硬ゆでの卵黄だけをひとさじから始めてください。

離乳食中期は、まだ2回食のままです。
1回分の量は、粥は子ども茶碗に半分〜7分目くらい、野菜とタンパク質はそれぞれ2〜3さじ程度が目安です。

2回食中期のミルクの回数は、離乳食の直後以外に、1日3回程度、母乳の場合は欲しがるだけ飲ませてください。

離乳食中期の果物

離乳食初期と同じですが、潰して生で食べさせます。
キウイはアレルギーがおこりやすいので、離乳食後期まで与えないでください。

生後10〜11ヶ月 離乳食後期の進め方


離乳食後期に進む目安は、1回の食事で主食とおかずを合わせて子ども茶碗1杯分くらいを食べることができているか、丸飲みせずに舌で潰してから飲み込んでいるかどうかです。

また、赤ちゃんが離乳食を喜んで食べていることが大切で、月齢はあくまで目安です。

後期では、1日3回食にしていきます。
時間帯は午前10時、午後2時、午後6時頃がおすすめです。

硬さの目安は、赤ちゃんが歯茎で潰せるくらい、熟したバナナくらいの硬さです。

粥は5倍粥(米:水=1:5)にします。
野菜は火を通していれば、ほとんどの食品にチャレンジできます。
タンパク質は、脂肪分の少ない牛肉や卵の白身も与えることができますが、じゅうぶんに加熱してください。

1回の食事量は、粥が子ども茶碗に1杯くらいと、おかずが2〜3品くらいです。
しかし、食べる量には個人差があるので、無理に食べさせる必要はありません。

後期のミルクの回数は、離乳食の直後以外に、1日2回程度、母乳の場合は欲しがるだけ飲ませてください。

離乳食後期の果物

キウイを食べさせる場合は、最初は茹でた方が安心です。
舌や唇がかゆくなるというアレルギー症状がでなければ、生で食べさせてください。

生後1歳〜1歳半 離乳食完了期

1日3回、後期の離乳食を歯茎で潰して食べられるようになっていれば、離乳食完了期に移ることができます。

主食は柔らかく炊いたご飯で大丈夫です。
おかずもほとんど大人と同じ食品で大丈夫ですが、作る途中で小鍋に取り分けて、更に柔らかく煮る、薄味の味付けにするなどの工夫をすると、ママの料理の手間が省けます。

1歳を過ぎた頃から、自分で食べる練習をさせるとよいでしょう。
子どもがスプーンですくって食べやすい大きさに切ったり、手づかみで食べられるように小さめのハンバーグを作ったりするのもおすすめです。

納豆は離乳食中期から与えることができる食品ですが、ネバネバして食べにくいので、ハンバーグの中に入れて焼くと食べやすくなります。

なるべくママ、パパと一緒に食べて、食べることの楽しさを教えてあげましょう。

まだ1回でたくさん食べることができないので、1日3回の食事だけではじゅうぶんな栄養素をとることができません。
1日2回、午前と午後におやつの時間を作って、足りない栄養素を補ってあげましょう。

必要であれば、母乳やミルクを飲ませてください。

離乳食完了期の果物

ほとんどの果物を食べさせることができますが、パイナップルやマンゴーなどの南国系の果物は食物繊維が多すぎることと、アレルギーがおこりやすいことから幼児食になるまで待った方がよいとされています。

離乳食完了後に気をつけること

離乳食が完了しても、まだ大人と同じ食事を食べることができるわけではありません。
このあとは幼児食に移っていきます。

生物や油物、刺激物は与えないでください。
味付けは大人の1/3くらいにして塩分を控えてください。

生野菜も食べさせることができますが、消化に時間がかかることと、食べ慣れていない食感になじめない子どももいるので、それほど積極的に食べさせる必要はないでしょう。
きゅうりの薄切りやトマトなどから始めて、好んで食べるようなら食べさせてあげましょう。

おわりに

わかりやすいように離乳食初期〜完了期に分けて説明しましたが、あくまでも目安です。

最初はよろこんで食べていた赤ちゃんが途中から離乳食が進まなくなることもありますし、その逆もあります。

パターン通りにいく赤ちゃんの方が少ないかもしれません。
あせらず、赤ちゃんにあったペースで離乳食を進めていってあげてください。

また、ママが離乳食を作るのが大変なときは、市販の物を利用するのも決して悪いことではありません。
ストレスなく離乳食を進めていきましょう。



注目記事

まだ無添加が良いと思ってる?【本当におすすめしたい葉酸サプリベスト3】効果・値段で徹底比較!

葉酸の含有量や一緒にとれる栄養成分など、あらゆる角度から調べ、本当におすすめしたい葉酸サプリメント3つを選びました!

賢いママは知っている?妊活中から産後までにやっておきたいお金の準備まとめ

妊活・妊娠・出産…いったいお金はいくらかかってどう準備したらいいの?そんなお金の話をチェック!

気に入ったらシェア

スポンサーリンク

スポンサーリンク