妊娠初期の貧血症状の原因・対策方法とは?赤ちゃんの影響は?

女性にとって貧血は身近に聞くトラブルではないでしょうか?
普段から貧血がある人は、貧血が進みやすく、かなり悪化してからでないと気づかなかったり、知らず知らずのうちに貧血を起こしたりします

妊娠中の貧血はお腹の中の赤ちゃんにとっていい状況ではありません
そこで、貧血が起こる理由やその症状、改善方法をまとめていきます。

妊娠初期に貧血が起こりやすい理由


そもそも貧血とは、血液中に含まれるヘモグロビンの値によって推し量られます。
ヘモグロビン値が、妊娠前の女性で12〜15g/dlが正常値ですが、11g/dl未満で貧血とされます。
貧血は女性に多いものですが、妊娠中には様々な理由から貧血が起こりやすくなっています。

妊娠期は胎児に優先的に栄養を送っている

お腹の中の赤ちゃんの成長は著しく、日々外の世界に出る準備をしています。
その赤ちゃんの成長に必要な鉄分を優先的に使っていくため、ママの血液は鉄分不足になります。

血液が薄まった状態になる

妊娠中は様々な身体の変化が見られますが、血液までも変化があります。
妊娠初期から徐々に血液量が増え、最大で1.5倍にまで増加します。
赤ちゃんに十分な栄養や酸素を送ったり、分娩時の出血に備えるために血液量が増えていきます。

しかし、血液成分が全て同じように増えるわけではありません。
酸素を運ぶ赤血球などの血液成分より液体成分である血漿が増えやすく、血液が薄まった状態になります。
血液が薄くなったことによって、貧血状態になります。

自律神経の乱れ

妊娠中はどんどん身体が変化し、妊娠前と比べて動きづらく、自分のやりたいことがででず、身体的にも心理的にもストレスを感じる場面が多くあります。
ストレスを感じることによって、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経がうまく機能しないと血液循環がうまくいかず血行不良となり、それが原因で貧血へと繋がります。

つわりによる栄養不足

妊娠初期には、特につわりがひどく、バランスの取れた食事ができないという人は少なくありません。
お腹の赤ちゃんはママが食事できなくても卵黄嚢があるため、そこから栄養を受け取ることができるので心配ありません。

しかし、ママがそういうわけにはいきません。
食事を満足に取ることができず、栄養が行き届かないとそれが原因で貧血を引き起こします。

妊娠初期に起こり得る貧血の種類


貧血といっても、実はいくつかの種類があります。
特に妊娠中になりやすいものとして、鉄欠乏性貧血や巨赤芽球性貧血があります。

鉄欠乏性貧血

貧血と言われる症状の中で一番多く言われるものがこれに当たります。
身体の鉄分が不足しヘモグロビンが作られなくなってしまったり、血液中の血漿だけが増えたりするために起こる貧血です。

妊娠中だけでなく、授乳期間中にも鉄分不足になりがちなため、鉄欠乏性貧血になることがあります。

巨赤芽球性貧血

赤血球を作るためにはビタミンB12葉酸が必要になりますが、これらが不足したことにより起こる貧血です。

通常の食生活を通して葉酸は摂取することができますが、妊娠中は、栄養が赤ちゃんに優先していくため不足してしまうことがあります。

妊娠初期の貧血の症状


妊娠すると貧血になりやすい状態にあることは上記しましたが、実際どのような症状がでるのでしょうか?

妊娠すると疲れやすくなったり、息切れしやすくなったりしますが、実はそれも貧血が原因の一つとなります。

また、ヘモグロビン値が10g/dl以下になると貧血の症状が強く出てきます。
例えば、以下のような症状があらわれます。

  • 動悸、息切れ
  • 頭痛
  • めまい
  • 疲労感
  • 立ちくらみ(脳貧血)

しかし、軽度であればほとんどのママが自覚症状がありません
病院で血液検査をして、やっと気づく場合もあります。

急な失神に要注意!脳貧血とは

急に立ち上がったときなどに自分の身体をコントロールできず、めまいや視野狭窄、失神を引き起こすことを脳貧血といいます。
貧血という言葉が付いていますが、これは栄養不足などによる一般的な貧血とは異なります。

妊娠期の脳貧血の多くは、血液の循環が滞りやすいことや、胎盤に血液が集中し脳に送られる血液量が減るために起こります。
実際に失神してしまったら、どのような状況で倒れるか分かりません
倒れた時にお腹が下になったり、ぶつけてしまう可能性があります。

脳貧血を起こしやすい場合はゆっくり動くことを心がけ、症状が出た場合は座ったり横になったりして、可能な限り安静に過ごすようにしましょう。

妊娠初期の貧血における赤ちゃんへの影響


お腹の中の赤ちゃんの栄養と酸素の源は、ママの血液のため、貧血気味だと十分に栄養が行き渡りません。
そのため、貧血が強いママだと赤ちゃんにも影響が出てしまう可能性があります。

早産、胎児発育不全のリスクが上がる

妊娠初期~中期に貧血状態にあった場合、早産や低出生体重児が生まれるリスクが1.2倍にもなるといわれています。
また、ヘモグロビン値が8g/dl未満だった場合、胎児発育不全になるリスクが正常時より53%上がるという研究結果も出ています。

通常、ヘモグロビンの値が正常値に戻るには6~8週間を要するため、赤ちゃんに万が一のことがないようになるべく早く貧血対策をしておくことが大切です。

しかし、前述の通り鉄分は優先的に赤ちゃんに使われるため、軽度の貧血であれば影響について心配する必要はありません。
ただし、たかが貧血と軽くとらえずしっかり改善していきましょう。

妊娠初期の貧血の予防・治療方法


それでは貧血を改善するにはどのような対策があるでしょうか?
妊娠初期の貧血は食事で改善されることが多いため、食事で多く鉄分を摂取するように心がけていきましょう。

貧血にいい食事

鉄分には、ヘム鉄と非ヘム鉄があります。
ヘム鉄の方が身体に吸収されやすく、非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂取することで吸収がよくなります。
それぞれ特徴が異なるので、バランスよく摂取することが大切です。

ヘム鉄が多い食品 赤身の肉や魚、カキ、卵黄、しじみ、あさりなどの動物性食品
非ヘム鉄の多い食品 ほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜やひじきなどの海藻類

これらを意識的に摂取するよう心がけることで貧血は改善されていきますが、集中しすぎて偏った食事にならないように注意してください。
貧血には肉魚がいいですが、赤ちゃんの成長には、その他の栄養も必要となってきます。
五大栄養素をバランスよく食事に取り入れていきましょう。

タンニンには注意が必要

タンニンはせっかく摂取した鉄分の吸収の妨げになる働きをするため注意が必要です。
お茶の渋みの成分の一種で、コーヒーや紅茶、緑茶などの含まれており、食前食後1時間くらいは摂取を控えましょう。

鉄剤を処方してもらう

産婦人科での血液検査の結果、貧血と診断されると鉄剤が処方されます。
食事によって改善されるのが一番ですが、妊娠初期ではつわりがある人が多く栄養バランスの取れた食事をすることが困難な場合もあります。
医師と相談し、鉄剤を処方してもらうのがよいでしょう。

鉄剤の副作用としては、便秘や下痢、便が黒くなるといったものがあります。
薬によっては身体に合わないこともありますので、摂取したあとはいつもより少し自分の身体の変化に気を配り観察するようにしましょう。

サプリメントを活用する

鉄分を補うサプリメントもあります。
妊娠中によく飲まれるサプリメントの一つに葉酸を補うものがあります。
それと一緒に鉄分も摂取できるものもあるため、自分にあったものを探すとよいでしょう。

貧血を甘くみないこと


妊娠初期になんともなかった人でも、貧血は起こりやすいです。
さらに、後期になるほど悪化しやすいため、その兆候がある人ははやめに鉄や葉酸を必要摂取量摂る習慣をつけるようにしてください。。
また、貧血の症状が出たときはこまめに休憩を取り、無理をしないようにしましょう。

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