初期流産に手術は必要?費用は?入院するの?

妊娠12週未満に起こる初期流産は、妊娠中にもっとも高い確率で起こる流産といわれています。

悲しいけれど、初期流産と診断されたら、どのような処置が必要になるのでしょうか?

手術の流れや、かかる費用など、初期流産に関する疑問を解決しましょう。

初期流産で手術をする目的って?


初期流産になってしまったからといって、必ず手術が必要とは限りません

子宮の内容物がすべて流れ出てしまう完全流産であれば、手術の必要はなく、経過観察となります。

そのいっぽうで、子宮の内容物がそのまま残っている状態の稽留流産や、一部が残っている不全流産では、そのままにしておくと感染症を引き起こす可能性があるのです。

また、稽留流産から、胎嚢や血液が流れ出ている状態の進行流産に移行した時に、激しい腹痛や大量出血が起こるケースもあります。

胎児と母体をつなぐ絨毛組織が体内に残っていることで、身体が妊娠継続中であると判断することもあります。
すると胎児を育てるために必要なHCGホルモンが分泌され、排卵もされないので、月経もきません。

心拍が停止していても、子宮に赤ちゃんがいることでつわりがあったり、基礎体温も高温期のままだったり、妊娠検査薬も陽性を示すこともあります。

妊娠反応が続き、流産した実感が無い場合もありますが、次の妊娠のためにも、手術で絨毛組織をきれいに取り除く必要があるのです。

手術の流れ


それでは、初期流産の手術の流れを確認しましょう。

手術は全身麻酔を使用するので、誤嚥防止のため絶飲食となります。

前日の夜から絶食、そして当日の朝から絶飲となるケースが多いようですが、医師の指示にしたがって準備を進めてください。

子宮頸管を拡張する

子宮頸管が開いていない場合は、子宮頸管を開くための前処置が必要です。

海藻を原料とする天然繊維のラミナリアや、高分子材料でできているラミセルやラミケンなどの棒状の器具を膣内に挿入します。

※ラミナリアは、周囲の水分を使い膨張して、子宮頸部を拡張し、ラミセル・ラミケンは含まれる薬剤が子宮頸部を柔らかくして拡張するものです。

子宮頸管が拡張するまでに、数時間~半日ほどかかるので、前日に一度来院し、子宮頸管の拡張処置を行わなくてはいけません。

※分娩経験のある経産婦など、すでに子宮頚部が開いている場合は、子宮頸管の拡張処置が必要ない場合もあります。

子宮内容除去術

子宮に残っている絨毛組織などを取り除く手術を子宮内容除去術(掻爬手術)といい、
局部麻酔や、静脈麻酔(全身麻酔)で行ないます。

静脈麻酔は、点滴で鎮静剤と鎮痛剤を投与し、局所麻酔は子宮の付け根部分に注射をします。

手術方法は、吸引器で内容物を吸い出す吸引法と、匙状の器具で内容物を掻きだす掻爬法、2種類のどちらかで行います。

手術で取り除いた絨毛組織は、一般的に病理検査で、流産の原因となる病気の有無を調べます。

胞状奇胎のような異常妊娠や、絨毛癌などの病気が見つかれば、適切な治療が必要です。

希望があれば胎児の染色体検査も選択することができますが、検査費用が数万円と高額になるので、検査の必要性があるのか産婦人科の先生ともよく相談してから決めましょう。

手術に痛みはない?


初期流産で手術を行うときに気になるのは「痛み」についてではないでしょうか?

子宮内容除去術の時は麻酔を使用しているので、痛みは感じません。
麻酔で眠っている間に手術は終わってしまいます。

それよりも、子宮頸管を拡張する前処置の方が、痛みを感じる人が多いようです。

ただ、「まったく痛くなかった」という人もいて、痛みに関しては個人差が大きいのです。

手術後は、少し違和感があったり、鈍い痛みを感じることもあります。

手術にかかる期間は?


流産であることがわかってから、約一週間後、医師が必要であると判断した場合、手術を行うのが一般的です。

子宮頸管の拡張が必要な場合は、子宮頸管拡張の処置を行ってから、子宮頸管が開くまでに、数時間から半日ほどかかるので、前日に一度来院して前処置を行います。

当日の子宮内容除去術は、10分程度で終了します。

手術後1時間から2時間体を休め、経過の観察を行い、抗生剤や子宮収縮剤が必要な場合は処方してもらってから、帰宅できます。

入院は必要ないの?


子宮内容除去術は10分くらいで終わりますが、子宮頸管の拡張が必要な場合は、前処置が必要になります。

このときに、1度帰宅するか入院になるのかは、自宅から病院までの距離や、手術の開始時間、その他主治医の判断によっても変わります。

入院になるか日帰りになるかは、事前に確認しておきましょう。

日帰りになる場合は、麻酔がまだ残っている可能性もあるので、自分で車の運転をするのは避けてください。

公共機関を使う場合も、急に体調が悪くなることも考えられるので、ムリをしないように計画を立てましょう。

当日の持ち物は?


手術当日は、診察券や現金のほかに、生理用ナプキン、生理用ショーツを持参しましょう。

ナプキンは出血の量が多くなることも考えて夜用を持っていくといいでしょう。

入院になる場合はさらに、次のようなものが必要になります。

  • 前開きのパジャマ
  • スリッパ
  • 歯ブラシ
  • ボックスティッシュ
  • フェイスタオル

当日の入浴はできないので、シャンプーなどの入浴用品は必要ありません。

忘れ物がないように準備しましょう。

手術費用はいくらかかる?保険は使える?


子宮内容除去術の費用は、健康保険が適用されます。

入院の有無や、病院によっても違いがありますが、自己負担するのは2万円~10万円ほどです。

日帰りで、とくに問題が無ければ、2万円前後で済むケースが多く、入院になると10万円ほどの費用がかかるようです。

加入している生命保険や医療保険の内容によっては、保険金が請求できることもありますので、事前に保険会社に確認しておきましょう。

保険金請求に必要となる、担当医の診断書の作成に、日数がかかることもあるので、
手術日には病院側に診断書を渡せるように準備しておくことをオススメします。

手術後はどう過ごす?


手術で麻酔を使いますので、当日の車の運転はやめましょう

感染症を防ぐために、手術当日は入浴もシャワーも控えます。

翌日からシャワーが許可されるケースが多いですが、担当医に確認しておくといいでしょう。

術後一週間は、ムリをせずできるだけ安静に過ごすことが大切です。

一週間後の検診で問題が無ければ、通常の生活に戻っても大丈夫でしょう。

手術後の仕事復帰はどうするべき?

手術後の仕事復帰ですが、休めるのであれば、1週間は体を休めたいというのが本音です。
ただ、「1週間も休むのは難しい」という人もいるでしょう。

医師によっては「3日ほどで復帰しても大丈夫」といわれることもありますので、まずは確認するといいですね。

仕事の内容や、体調の良しあしもあるので一概にはいえませんが、上司にだけでも事情を話したうえで、休みをもらえるように相談してみましょう。

術後こんなトラブルがあれば病院に!


手術後に次のようなトラブルがある場合は、再度病院を受診してください。

  • つわり時のように吐いてしまう
  • 体調不良で動くことができない
  • 大量の出血があった

上記のような症状がみられるのは、感染症や、癒着を引き起こしている可能性もあります。

我慢をせずに病院を受診して、診てもらいましょう。

次の妊娠に向けて気持ちを新たに準備を!


初期流産は、胎児の染色体異常などが原因になるので、お母さんがどんなに気を付けても防ぐのが難しいものです。

ですから、自分を責める必要はありません

流産は悲しいことですが、次の妊娠・出産にむけて気持ちを切り替え、準備を始めましょう。

赤ちゃんが、お腹の中で心地よく成長できるような身体作りをするために、生活習慣を見直したり、バランスのいい食生活を心がけましょう。
葉酸サプリを摂って体調を整えるのもオススメです。

参考になれば幸いです。

注目記事

【おすすめしたい葉酸サプリランキング】効果・成分・値段で徹底比較!

葉酸の含有量や一緒にとれる栄養成分など、あらゆる角度から調べ、本当におすすめしたい葉酸サプリメント3つを選びました!

      

【2017年版!妊娠線予防クリームランキング】効果トップ3はどれ?選び方のポイントは?

妊娠線クリーム選びで大事にしたいポイントと、先輩ママから支持された評判の妊娠線クリームをランキングでご紹介します。

気に入ったらシェア

スポンサーリンク

スポンサーリンク