【漢方薬剤師が教える】生理、妊娠をコントロールする「肝」とは?

皆さんこんにちは。
タクヤ先生こと杉山卓也です。

人間の体は漢方の考えでは「肝心脾肺腎」の5つに大別されます。

そしてその中でスムーズな生理や妊娠を起こすための血液コントロールを担う「肝」という部位があります。

今日はその大切さについてお話したいと思います。

血液の大切さ


漢方の考えで「血(けつ)」とは「血管中を流れる赤色の液体で、人体を構成し、生命活動を維持するうえで基本的な物質」と定義されています。

血の主な働きは、西洋学的に考えられているのと同じく「臓腑・組織・器官に栄養を与え生命活動を維持する」と考えられています。

血は脾胃(胃腸系+消化器系)で、飲食から作られたエネルギーである「気」と体液(津液:しんえき:体内のすべての正常な水分)が混ざり合い、血管に入ることで、赤く変化し造られると考えられています。

つまり胃腸系が弱っていたり、もともと虚弱である人は血がうまく生成できないということになり、「脾胃(ひいきょ)」の虚弱は血が不足する「血虚(けっきょ)」という体質に直結します。

体を滋養するという意味で、血は子宝にも大変に大きな影響を与えるといえます。

肝の働きとは


漢方での肝の定義というのは、西洋医学で捉えている肝臓の働きだけではなく、自律神経系や新陳代謝が正常に働くための役割を担っており、全身の「気(心身を動かすエネルギー)」の流れを調整、コントロールすることによって精神を安定させたり臓器の働きを滞りなくさせる役割をしています。

また、肝は血液を貯蔵し、必要に応じて供給するという「血液コントロール機能」も担っています。

そのため、ストレスや疲労により肝の機能が低下すると消化器系(内臓全般)の不調や疲労感、イライラ、憂鬱といったさまざまな失調が表れるようになります。

肝が影響を受けやすい季節は「春」とされ、これは生活環境が変わることも多いことからストレスや不安を感じやすい時期というのが大きな原因であるといえるでしょう。

肝を良くする漢方薬って?


体中にうまく血液が運ばれれば体は温まり、栄養が満ち、精神も安定しますのでしっかりとした子宝への力となることは間違いありません。

この肝を養う漢方薬としては四逆散(しぎゃくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)などが有名ですが、田七人参(でんしちにんじん)という肝を丈夫にする漢方生薬も私のお勧めです。

もちろん服用される人によりその内容は変わりますので、自己判断ではなく、知識がしっかりあって、相談できる取扱機関で選んでもらうようにしてくださいね。

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