産後の身体に起こるトラブルを知っておこう!

ママのおなかの中でどんどん大きくなっていく、赤ちゃん。ママの子宮や体のあちこちを押し広げながら、ぎゅうぎゅうと大きくなっていくためにママの身体には負担がかかってしまいます。そのため、妊娠中にはさまざまなトラブルが起こりうるものです。妊娠中に起こりやすいマイナートラブル項目別にチェック!妊娠中に起こるトラブルについてはこちらをご覧ください

そして、やっとのことで赤ちゃんを出産しておなかが空っぽに…。ようやく身軽になって育児をスタート!となるのですが、意外にも多いのが産後の身体のトラブルです。妊娠中にもトラブルが、そして出産を乗り越えて、また産後にもトラブルが起こりうる…ママとしては「もう勘弁してよ~!」と思ってしまうかもしれません。産後にどんな体のトラブルが起こるのかを知っておくことで、そのトラブルを避けることができるかもしれませんね。

産後の身体に起こるトラブルあれこれ

産後の身体はさまざまな変化が起こるものです。特に出産直後は汗をかきやすくなる・熱が出る(産褥熱)・精神的に落ち込む(マタニティブルー)・子宮や膣の痛みなどなど…やっとの思いで出産を終えたのに、「聞いてないよ!」と言いたくなるようなトラブルが続出することもあります。出産直後は汗をかきやすくなる産褥熱マタニティブルー誰にでも育児ノイローゼになってしまう危険がある!?

後陣痛

後陣痛というのは、出産が終わったあとに広がっていた子宮が収縮するときの痛みです。後陣痛について

赤ちゃんとママとをつなぐへその緒は、その根元に「胎盤」という器官をもっています。胎盤は赤ちゃんとママとの栄養や老廃物を交換するところで、赤ちゃんが成長していくのにもっとも重要な器官といっても良いくらいのところです。出産で赤ちゃんが出ていくとその後胎盤も自然と剥がれていきますが、そこから出血が起こります。後陣痛によって子宮を収縮させて、この出血を止めるとともに子宮を妊娠前の大きさに戻していきます。人によってその痛みを感じる度合いは違ってくるのですが、あまりに痛いという場合には産院で痛み止めを処方してもらうこともできますので、我慢しないようにしてくださいね。

ちなみに、後陣痛は経産婦さんになるほど痛みが強くなると言われています。一度出産をしているために子宮が大きくなりやすく、逆に収縮しにくくなるからです。また、胎盤などがうまく剥がれきらずに子宮に残っている状態だと、うまく子宮が収縮できないためにさらに後陣痛がひどくなります。

出産後、1~2日陣痛よりも強い痛みがずっと続き、後陣痛はこんなものなんだ…と思って我慢していると、立ち上がった瞬間にどろっと何かが出たような感覚…ナプキンには両手のてのひらに乗るような大きな血の塊が・・・そこで初めて子宮復古不全だったと気付く方も多くいらっしゃいます。あまりに痛むようなら我慢せずに医師に相談するようにしましょう。子宮復古不全について

腱鞘炎(けんしょうえん)

私たちの手や足には「腱(けん)」という組織があり、たとえばアキレス腱のように強く、弾力のあるコラーゲンでできた組織のことをいいます。この腱をトンネルのように包んでいる部分があって、それを「腱鞘(けんしょう)」といいます。

私たちの手や足の関節はこの腱鞘があることでスムーズに動かすことができるのですが、さまざまな理由で腱と腱鞘がこすれることで「腱鞘炎」を引き起こすことがあります。ホルモンバランスの乱れで腱がむくむことで腱鞘炎になったり、決まった指や手首をずっと使い続けていることで腱鞘炎が起こりやすくなると言われています。手首をよく使う作家・ピアニスト・漫画家の方などに多いと言われていますが、赤ちゃんを出産した「お母さん」にも腱鞘炎の方が多いんです。

出産して育児が始まると、常に赤ちゃんを抱っこしっぱなしという状況はよくあるものです。さらに、新生児はふにゃふにゃとしていて首もしっかり支えなくてはなりませんから、緊張したり慣れない抱き方をすることで、手首に必要以上に力が加わってしまうことも。そうすると手首の疲労があっという間に溜まってしまいますから、腱鞘炎になりやすくなる…ということですね。

また、ずっと抱っこしながらの授乳や、だんだんと重くなっていく赤ちゃんを抱っこし続けることは思っている以上に力や筋肉が必要になります。もし腱鞘炎になってしまったり、手首の痛みなどで「腱鞘炎かも?」と思ったら、できるだけ手首を休ませるようにしましょう。

  • 箸よりもフォークやスプーンを使う
  • 痛みのない方の手を使う
  • 授乳クッションを使う
  • 抱っこではなくおんぶ紐や抱っこ紐を使う

また、パパや家族にも手伝ってもらって手首を痛めないように注意していきましょう。産後に起こる手首の痛み予防とセルフケア

膣の痛み

子宮、そして膣を通って赤ちゃんは外の世界に出て来ます。そのとき、膣(産道)をぐいぐいと押し広げて出てくるため、ママの膣は細かな傷がたくさんつきやすくなります。産後トイレに行くとヒリヒリとしみてしまったり、痛むことが。

また、産後1か月検診で何も問題がなければ、普段通りの生活や性行為を再開させることができますが、膣の痛みに合わせて性交痛が起こることも。あまり長期間、強い痛みが続くという場合には医師に相談しましょう。

傷の痛み

分娩時、会陰切開(えいんせっかい)をすることがあります。会陰切開の方法

赤ちゃんをスムーズに分娩させるための処置なのですが、出産後に切開した部分を縫合すると、その後は当然傷口が痛みます。特にトイレに行った際には「しみる!!!」と悶絶してしまうことも…。

退院する前に抜糸を行いますが、溶ける糸を使う場合にはもちろん抜糸はありません。抜糸する前は痛みがひどく、また歩きづらい・座るときに痛むなどの症状がありますが、抜糸をすると痛みや違和感が激減することがほとんどです。

出産をきっかけに痔になってしまう方は多いもの。
もともと痔があったという方は悪化しやすく、新たに痔ができてしまう場合も。出産のときには全身の力を込めていきみますから、痔になりやすいんですね。産後の痔について

乳首の痛み

多くのママが経験する授乳時のトラブル。出産すると産院で授乳の指導が行われますが、このときびっくりするのが赤ちゃんの吸いつきの強さ。小さな赤ちゃんが生きていくためにママのおっぱいをぐいぐいと吸いますが、この刺激によって乳首がひび割れてしまったり、先が切れて出血してしまったり…。そんな状態でおっぱいを吸われたら、悲鳴をあげたくなるような痛さとなってしまいます。

また、産後2~3日すると母乳が作られることでおっぱいが急にカチカチに張ることも。寝返りもうつことができないくらい硬くなったり、おっぱいについてはさまざまなトラブルが起こりうるものです。乳腺炎について

乳首の保護のためにグッズもたくさんありますので、痛みでおっぱいをあげられないというときには使ってみてくださいね。

乳頭保護器

乳首保護クリーム

尿漏れ

出産のときに広がった骨盤は、内臓や筋肉をうまく支えきれなくなってしまいます。妊娠中はもちろん、産後の尿漏れもよくあるトラブルのひとつです。産後の尿漏れ

この場合、1か月検診までなど体が落ち着くまでは尿漏れ専用ナプキンなどを使って乗り切りましょう。1か月検診で体の調子が戻ったら、少しずつ骨盤を調整するためのエクササイズを行うことで尿漏れを改善していくことが可能です。産後ダイエットや尿漏れに効果的なエクササイズ

腰痛

出産でバキバキの体、特に体を支える腰は痛みが強くなるものです。産後に赤ちゃんを抱っこするのも一苦労になることもあれば、寝返りをするさいにピキピキッと痛むことも。これも産後体が落ち着いてから骨盤の調子を整えてあげることで、改善していくことができます。それまでの家事や赤ちゃんの抱っこなどの家事は、腰痛がひどい場合にはパパにもお願いするようにしましょう。家事や育児・反り腰などによる腰痛改善ストレッチ

産後の身体のつらさ、我慢しないで!

出産という大仕事を終えたママですが、このように想像以上のトラブルが待ち受けています。やっと出産を終えたと思ったら次から次へと体の不調や痛みが起こり、精神的にもまいってしまう、育児がうまくいかない…ということも考えられます。心身ともに調子を整えて、かわいい我が子との生活を楽しんでいきたいもの。多くのママが経験している産後の身体に起こるトラブル。辛いな…と思ったときには遠慮せず、産婦人科の医師に相談してみるようにしてくださいね。

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