妊娠初期でも安心な温泉とは?感染症のリスクや旅行先の選び方を解説

妊娠中でも温泉に入りたい!旅行に行きたい!と思いますよね。

でも、妊娠中に温泉に入ったら感染症になったりしないか、赤ちゃんへ影響がないかという心配もあります。

妊娠中に温泉に入っていいのか、妊娠中も入ることができる温泉とは、どんなことに気をつけたらいいのか、禁忌とは何かなど、妊娠中の温泉旅行について注意したいことや温泉を選ぶポイント、妊娠と温泉の関係についてご紹介していきます。

妊娠中は温泉に入れる?禁忌って本当?

妊娠中は温泉が禁忌だときいたことはありませんか?

温泉の禁忌とはどういう意味なのか、妊娠と温泉の関係について調べてみました。

温泉の禁忌とは?

温泉に行った際に「妊娠中の温泉は禁忌である(=妊婦さんは温泉にはいってはいけない)」といった内容が記載された掲示物を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。

妊娠中の温泉が禁止されているのは、温泉法第18条によって、禁忌症を掲示しなければならないと定められているからです。

禁忌症とは、心臓病皮膚病など、温泉に入ることで症状が悪化する可能性がある病気などを指します。

妊娠中(特に初期と末期)が禁忌症とされたのは1982年のことです。

現在は、2014年に行われた法改正により、禁忌症の中から妊娠中(特に初期と末期)という文言は削除されました。

妊娠中に温泉に入ってもいいの?

妊婦が温泉を禁忌とされていた理由はわかっておらず、現在では温泉に入ることは問題ないとされています。

温泉の効能が何か悪影響を及ぼすということはなく、過去そのような例もないそうです。

特に妊娠初期と末期は禁忌とされていましたが、これらの時期に温泉に入ることも問題ありません。

温泉以外は?サウナや岩盤浴は要注意!

温泉に入ることが大丈夫であれば、サウナや岩盤浴も同様に大丈夫だ!というわけではありません。

温泉に比べ、サウナや岩盤浴は温度が高いため、肌への刺激が強すぎたり、血圧を急激に変動させたり、脱水症状や貧血を引き起こしやすいのです。

妊娠中は、肌が敏感になっている場合、貧血を起こしやすい場合が多いので、サウナや岩盤浴はおすすめできません。

特に、サウナについては、その高温から胎児への悪影響が懸念されており、妊娠中は禁止としている国もあります。

温泉に入るときに気をつけたいこと

過去、温泉法において妊婦が禁忌とされていた根拠は「わからない」とされていますが、妊娠前に比べて身体が脆弱になること、つわり等の体調不良、出血、破水等のトラブルが予想できたからだと推測できます。

温泉に入っても大丈夫だと言われているとはいえ、妊娠中は特別注意が必要です。
どのような点に気をつけるのか確認しましょう。

普段より慎重に、万全の体制を整えて

妊娠中は普段とは違う、心身ともに特別な状態です。
特に、妊娠初期は、マイナートラブルが少ないと普段と変わらないような気持ちになってしまいますが、油断は禁物です。

滑りやすい床、転倒に注意!

浴場の床はとても滑りやすく、普段のときでも転ばないように注意が必要です。

妊娠中ともなれば言うまでもなく、転倒は絶対に避けたいですし、何よりも細心の注意を払うべきです。

手すりがあれば手すりにつかまる、ゆっくり歩くなど、ちょっとした移動でも意識してくださいね。

特に、浴槽内の段差は滑ったり、踏み外したりしやすいポイントです。
焦らずにゆっくりと温泉に入るようにしましょう。

もしもに備えて!一人にならないように

もしもに備えて極力一人にならないように、誰かに一緒に入ってもらった方が安心して温泉を楽しむことができます。

転んでしまった、急に体調が悪くなったなど、何かトラブルがあった際、すぐに助けてくれる誰かがいること、「妊娠中であることを知っている人がいる」という状況がその後の対応に大きな影響を与えます。

意外と知られていない感染症について

妊娠中、赤ちゃんへの影響が気になることといえば、感染症ですよね。
不特定多数の人が出入りする温泉に入ったら、感染症がうつってしまうのではないかと心配になる方も多いでしょう。

実は、温泉に入ること自体が感染症につながるという事例は少ないのです。
また、同様の施設であるプールや銭湯でも同じことがいえます。

多くの感染症は、「温泉に入ること」ではなく、その付帯施設(共用の椅子やトイレ、タオル、脱衣所、足拭きマットなど)を利用することで感染する可能性があります。

もちろん、施設側は、そういった点に基準が設けられていますし、感染症を防ぐための配慮をしています。

気になるようでしたら、源泉掛け流しの温泉を選ぶタオルは持参する、椅子に直接座らない、除菌するなど、できる限りの自衛策を講じましょう。

体調面で気をつけること

妊娠中は、体調を崩しやすかったり、妊娠前は平気だったことが急にだめになったり、自身の体の変化(妊娠)に慣れていなかったりと、思っているより負担がかかりやすくなっています。

心臓への負担増!?温泉の温度に注意

せっかく温泉に入るのであれば、熱いお湯に浸かりたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、熱いお湯は血圧の急な上昇の原因になります。

妊娠中は、心臓から送られる血液の量が通常時の1.3倍から1.5倍に増加します。
増加した分、心臓はたくさん動かなければいけないので、心拍数も増加します。

血液量と心拍数は妊娠6週頃から増えはじめるため、妊娠が分かった段階ですでに増え始めているということです。

このような状況で、熱いお湯に浸かってしまうと、妊娠によって普段よりも負担の大きい心臓にさらに負担がかかることになります。

お湯の温度は38度から40度が適温とされています。
温泉が湧き出ている近くよりも遠くで、足からゆっくりと入りましょう。

気持ちよくても長風呂は禁物

長風呂は「のぼせ」の原因になります。
さらに、妊娠によってホルモンバランスが急激に変化しており、妊娠前よりものぼせやすくなっています。

のぼせると頭痛やめまいといった症状が出て、一歩間違えれば転倒につながります。
いつも大丈夫だから、と油断することがないようにしましょう。

「のぼせ」の原因は、長風呂だけでなく空腹や水分不足などもあります。

温泉は気持ちが良くてついつい長い時間入っていたくなってしまいますが、妊娠中であることを意識して、いつもより早めに出るように心がけてください。

普段より敏感、肌トラブルに注意

妊娠してから肌がカサカサになった、ニキビができやすくなったなどの肌トラブルに悩まされている方もいらっしゃるでしょう。

妊娠中は、妊娠前に比べて肌が敏感になっていることが多くあります。

温泉に入った際に、少しでもあれ?と感じたらすぐに出て、温泉成分を流してください。温泉の成分には、少し刺激があるものもありますが、妊娠中は特にそういった刺激に敏感になっていますので注意してください。

もしも、肌荒れやかぶれなどの症状が出た場合は、すぐにお医者さんへ相談するようにしてくださいね。

食べ物で気をつけること

妊娠中は、アルコールやカフェイン、なまもの、マグロなど、食べる際に気をつけなければいけない食品や成分があります。

妊娠中に温泉に来たら気をつけて食べていただきたいのが「温泉卵」です。

温泉卵は、おおよそ60度前後のお湯で30分程度、生卵を茹でることで、あの独特な半熟卵にして出来上がります。

温泉卵は温泉によって加熱され、殺菌されているから問題ないと言えるのでしょうか。

生卵で心配される菌は「サルモネラ菌」です。
サルモネラ菌に感染すると食中毒を起こし、吐き気や下痢などの症状が出ます。
平常時に感染し、薬を飲んでも辛いのに、免疫力の下がる妊娠中に薬も飲まずに治すことの大変さは言うまでもありません。

「サルモネラ菌」は、60度以上のお湯で20分以上の加熱、または熱湯で数秒消毒することによって死滅します。

温泉卵の作り方は60度前後のお湯で30分程度ですので、サルモネラ菌が完全に死滅している(=食中毒にならない)とは断言しにくいのです。

食べてはいけない!というわけではありませんが、妊娠中は覚えておきたい注意事項です。

妊娠初期に温泉に入るメリット

安定期に入る前に、妊娠初期に温泉に入っても大丈夫なのか気になりますよね。
妊娠初期に温泉に入ることのメリットはあるのでしょうか。

心身ともにリラックスしてストレス解消

妊娠初期は、ホルモンバランスの変化で精神的に不安定になっていたり、体の変化に戸惑ったり、なにかとストレスを感じることが多い時期です。

温泉にはいることでリラックス効果が期待できます。
妊娠中のストレスはお母さんにも赤ちゃんにも良いものではありません。

リラックスしてストレス解消することは、温泉に入ることで得られる最も大きなメリットだといえるでしょう。

体の芯からぽかぽか!冷え性を改善

昔から、女の子はお腹(腰回り)を冷やしてはいけないよと言われていますし、特に、妊娠中の冷えは禁物です。

妊娠初期は妊娠期間の中でもとても大事な時期です。
体を芯から温め体を冷えから守りましょう。

温泉地を選ぶときに確認したいポイント

じゃあ温泉に行こう!といっても、全国各地にさまざまな温泉がありますよね。
妊娠中に温泉地はどのように選べばよいのでしょうか。

温泉成分は単純温泉をチョイス

温泉成分にはいくつか種類がありますが、その中でも刺激が強くなく、においも少ない「単純温泉」を選ぶことをおすすめします。

妊娠中はにおいに敏感になっていたり、肌が刺激に弱くなっていたりします。
(硫黄温泉は一度入ると流した後もしばらくにおいが取れないので、妊娠初期には要注意!)

単純温泉は刺激の少ない弱アルカリ性の温泉なので、妊娠中の方や子どもでも安心して入ることができます。

マタニティプランの活用で旅行を満喫

妊娠中ゆったりと温泉に入りたい時に活用したいのが、旅行会社が用意するマタニティプランです。

マタニティプランは利用する側が妊娠中であることを前提にプランを組んであるので、妊娠中でも安心して利用しやすい内容になっています。
中にはマタニティフォトがプランに組み込まれているものもあるみたいですよ。

せっかくの機会ですから、活用してみるのもいいですね。

近場の温泉でリフレッシュしましょう

妊娠中は何かと行動が制限されたり、精神的に不安定になったりと、ストレスが溜まってしまいがちです。

温泉に入ってお母さんがリフレッシュすることができれば、赤ちゃんもきっと嬉しいはずです。

温泉に入ることが目的であれば近場でも十分リフレッシュできますよ。

体調に気を付けながら、もし不安であればかかりつけのお医者さんと相談しながら、近場でプチ旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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