母乳育児中にインフルエンザにかかったら?

寒くなり、インフルエンザにかかっている人が少しずつ増えてきました。
大切な赤ちゃんを守るために、妊娠中や授乳中は、特に感染が心配です。
授乳中のインフルエンザについての情報がネットでも出回り、不安をあおる情報もあるようです。
安心して授乳を続けられるように正しい知識をまとめてみました。

インフルエンザにかかっても授乳をやめる必要がない理由。

①インフルエンザウイルスは気道粘膜で増殖するため、血液中にウイルスが出現しないために母乳中へウイルスが出ることはありません。これは、搾乳した母乳でも同じです。

②母乳の中には赤ちゃんを感染から守るために多くの感染防御因子が含まれています。もし母乳をやめてしまうと、赤ちゃんはこれらの免疫を受け取ることができなくなってしまいます。ママにインフルエンザの症状が出た時点で、すでに赤ちゃんは感染している可能性もあるため、母乳を飲ませ続けたほうが赤ちゃんは軽症で済むといわれています。

③坑インフルエンザ薬の「リレンザ」「イナビル」など吸入薬は体内に吸収される量は少なく、母乳中への移行はほとんどないため授乳中に適しているとされています。またタミフルを内服した場合の血中濃度は低く、母乳中に移行したとしても影響はほとんどないとされています。

※参考 妊娠・授乳 と薬 対応基本手引き(改訂2版)P692012年12月改訂 愛知県薬剤師会

もちろん、おむつ交換などの赤ちゃんのお世話による感染の可能性はあります。それはママだけではなく、他の家族が感染している時も同じです。手をよく洗う、ガーゼマスクではない不織布性マスクをつける、咳やくしゃみをするときは赤ちゃんのほうを向かない…といった基本的なことは必要です。

中には、家族が100%赤ちゃんのお世話をしてくれて、ママと赤ちゃんを隔離しているケースもあるようです。しかし、母乳を続けて育児するほうが、母乳中の免疫物質のおかげで感染しても軽症ですむことがわかっています。

ときに、ママ自身が重症で母乳を飲ませることがつらいときは、だれかに粉ミルクを飲ませてほしいと思うかもしれません。しかし一時的に母乳をやめて粉ミルクにすると、乳房が張ってしまいます。搾乳しなければいけないことや乳腺炎になる可能性もあります。そのようなときは写真のように寝たままで添い乳をお勧めします。コツをつかめば簡単で、そのまま眠ることもができます。

母乳育児中

母乳には、水分・栄養・免疫ともに赤ちゃんを守るためのものすごい成分が含まれています。もしママがインフルエンザにかかったら、必要であればお薬も使い、体を休めながら、安心して母乳育児を続けてくださいね。
もちろん、インフルエンザを予防することが一番なので、流行シーズン前に家族全員で予防接種を受けておくことをお勧めします。予防接種は、授乳中でも安心して受けていただけます。

インフルエンザと授乳については、「ラクテーションコンサルタント協会 母乳育児Q&A」にも詳しく書かれています。

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