たばこと授乳

たばこと授乳

妊娠中・授乳中の「たばこ」がよくないことは周知の事実。でも、妊娠中と授乳中では、少し事情が異なります。

妊娠中は羊水の中で育つので、ニコチンが羊水に入ったら24時間ずっとそのまま。おしっこやウンチで胎外に排出することができません。よって血液循環が悪くなり、低体重で生まれる子が多くなります。また早期破水や胎盤早期剥離や前期胎盤が増えます。つまり、大きく育つことができず、かつ自然な安産で生まれることが難しくなるということです。

また、妊娠中にママがたばこを吸っていた場合、赤ちゃんが生まれてから「乳児突然死症候群(SIDS)」のリスクが増えます。SIDSは、生後3カ月頃に何の前触れもなく赤ちゃんの呼吸が止まって死んでしまう病気。妊娠中にたばこを吸っていると、この病気のリスクが5倍以上に増えます。妊娠中のタバコによる赤ちゃんへの影響についてはこちらもご参考に

そして、妊娠中にたばこを吸っていたママの多くは、出産後は「たばこを吸うために母乳はやめた方がよい」と考えるようです。

実は、アメリカ小児科学会は「ニコチン(喫煙)は母乳育児に禁忌ではない」と発表しています。これはつまり「たばこを吸っていても母乳育児を続ける方が望ましい」ということ。調査の結果、「たばこを吸うから母乳をやめたケース」と「続けたケース」を比べると、「母乳をやめたケース」の方が、気管支炎や上気動炎のリスクが3~8倍に上昇する事がわかりました。

理由として、母乳の中には多種類の感染防御因子(赤ちゃんを感染症から守る細胞など)が含まれているから。母乳をやめてしまうと、赤ちゃんはこの免疫物質をもらうことができなくなります。この免疫物質は、ニコチンのリスクとは比べ物にならないくらい素晴らしいものなのです。

そして「おっぱいを吸う」ことは、赤ちゃんにとって幸せなスキンシップ。ママのおっぱいに触れて安心したい、温かくてやわらかいおっぱいを吸いたい、というのは赤ちゃんの本能的欲求です。

たばこを吸っているママの母乳は、吸っていない母乳に比べたら質は劣ります。さらには分泌量も低下します。たばこを吸わない方が赤ちゃんに良いのは当たり前。でも、たばこを吸っていても母乳育児を続ける方が望ましいのです。「禁煙できないならせめて母乳で…」と考え、赤ちゃんの大好きな母乳を飲ませ続けてあげてほしいと思います。

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この記事を書いた専門家

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