復職してからも母乳を続けるメリット

復職してからも母乳を続けるメリット

「復職するなら母乳をやめなくてはいけない」「仕事をするか母乳を続けるか、どちらかを選択しなくてはいけない」と考えていらっしゃるママも多いのではないでしょうか。

私は、「早期に復職するからこそ母乳を続けてほしい」「ママと一緒にいる時間が少なくなるなら、濃いスキンシップを続けてほしい」と、思っています。そして、ワーキングママの母乳育児の継続には、子供・ママ・企業側のすべてにたくさんのメリットがあるのです。

復職することでママは疲れます。赤ちゃんも、ママと離れた保育園生活の始まりは不安を感じます。でも授乳を続けることで、母子のコミュニケーションと子供の心を満たすことが同時にできる。これが最大のメリット。

企業サイドにもメリットがあります。まず「復職後にミルク育児をしているママに比べて、母乳育児を継続しているママの方が欠勤数が少ない」ということ(図1)。

母乳育児 欠勤数

引用元:ぺリネイタルケア 2015 メディカ出版「母乳育児力アップ 入院中に行う産後支援」

また、「育児支援の充実を図ることで離職率が低下し、求人や新人教育のコストが削減できる」「育児と両立のしやすさを優先して会社を選ぶ人も多く、優秀な人材が集まりやすい」「雇用主の社会的イメージがアップする」…など、雇用サイドのコストパフォーマンスもよくなると考えられています。

ただ、復職する前の授乳回数やお子さんの月齢によっては、復職2か月くらい前から授乳をコントロールするためのおっぱいケアを受けたほうがよいこともあります。特に乳腺炎になりやすい方は事前に助産師へのご相談をお勧めします。以下も参考に。断乳と卒乳その3~ママの職場復帰~

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授乳しながら復職したママの体験記から

「ついに仕事復帰を致しました。保育園で7時半~17時半まで過ごしました。平日の昼間はミルクなのに、祝日は完全母乳という形も可能であることに、驚いています。

卒乳前に預けるならミルクにした方がいいと様々な情報や先輩ママの声がありました。さらに、授乳間隔があかず、寝不足になる日々の中、ミルクだったら寝てくれたのかな?と思うこともしばしばありました。

けれど、復職し、子どもと離れる時間が延びたことで、母乳の存在に本当に感謝しました。帰宅するなり、子どもを待たせることなく、授乳ができること。

会いたくて触れたくて仕方なかったわが子に、授乳しながらスキンシップがとれること。夜泣きがひどくなる中で、ミルクのように間隔を気にせず、欲しがったらすぐにくわえさせられること。一生懸命吸うわが子が汗びっしょりになることを、自分の肌で感じられること。ああ、母乳諦めなくてよかった…と心底思えたのです。

添い乳だから眠りが浅くなるという考え方もあるようですが、添い乳だから、私も息子とつながっていられると今は思えます。

仕事復帰のタイミングが早かったのではないかと、正直今も悩んではいます。けれど、自分で主人と話し合った末に出した答え。久々の仕事は、緊張しましたが、楽しかったのもまた事実です。

息子との時間は短くなったけれど、離れている時間があるからこそ、濃密に過ごせるような気がします。母乳育児は子どもだけではなく、母親である私にも欠かせない形だと思っています?」(7か月の男の子のママ)

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