「ミルク育児」「母乳育児」の両方を知っているママたちの体験記後編

「ミルク育児」「母乳育児」の両方を知っているママたちの体験記後編

「ミルク育児」「母乳育児」の両方を知っているママたちの体験記の後編です。

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では、「第1子はミルク育児だったけれど、第2子は母乳育児」を体験しているママはどのように感じているのでしょうか。それぞれのママたちの背景と感想をご紹介します。

ケース4

34歳のママ。第1子男の子・第2子女の子。第1子の時は、産院で教わる通りにミルクを追加し、1か月ごろには母乳をほとんど飲まなくなりミルク中心になった。母乳で育てているママ友を見るたび「何で私はできなかったんだろう」と自信をなくすこともあった。ふたりめが生まれ、ママ友の紹介を受けて「今度こそ母乳で育てたい」と助産院へ相談。授乳クッションを使わない方法や添い乳を教わり、何度も母乳を飲ませるようにした。母乳が足りないような気がしてミルクを飲ませたいときもあったが、『ママ友にできて自分にできないはずがない』と信じて母乳を飲ませ続けた。すると3週間後には「ミルクを追加したい」と母乳不足を感じることがなくなり、母乳だけでもよく眠るようになった。

「母乳育児は本当にラクです。どう表現したらいいかわからないけれど、とにかくラクすぎてびっくり。母乳が軌道に乗ってきたときには『え?これだけでいいの?』って思っていた。特に夜中の授乳がラクチン。だって、夜中に起こされても添い乳してそのまま眠れるから。ミルクの場合はいちいち作るために起きなくてはいけなかったし、もしミルクを残して眠ったら足の裏をくすぐって起こして飲ませていたんです。だって、ミルクだと次の授乳まで3時間あけなくちゃいけないから、飲み残していると3時間もつか心配だったから。ミルクの時は飲ませ終わってからもゲップが出るまで眠れないし、飲ませている間は哺乳瓶を持っているから腕が疲れるし。母乳の場合は、添い乳で飲ませたらそれで終わり。腕も疲れないし起き上がる必要もない。

きっと、ひとりめの時も母乳は出ていたのだろうと思います。どうして1人目の時に母乳が出ないと思っていたかというと、母乳を勘違いしていたから。当時は、出産したらすぐに母乳が出るって勘違いしていたんです。『ビュ~ッ』って(笑)。でも実際は、産んですぐにたくさん出るわけはない。今になればそれがわかるんだけれど、当時は『ああ、私は母乳が出にくい体質だったんだ』と思っちゃったんです。きっと私みたいに『ビュ~ッ』って出ないから母乳が出ていないと勘違いしているママって多いと思う。だってそれまで母乳が出るところなんて見たことないから。

それから、『ミルクはラクで母乳は大変』だと思っている人もいるけれど、それは『飲ませ方』だと思います。母乳を飲ませるときに、片手でおっぱい、片手で赤ちゃんを支えて、前かがみの姿勢で飲ませるのは大変だと思う。他のことが何もできないし。でも私の場合は添い乳とかラクな飲ませ方や、ゲップしないままで安全に寝かせる方法を教わったから、体がとってもラクなんです。

ミルクも母乳も両方やってきて思うのは『ミルクか母乳か』じゃなくて、つまりは『やり方』なんだってこと。ミルクの場合は誰が飲ませても同じやり方だけれど、母乳はラクな飲ませ方を知らない人がたくさんいるんじゃないかな。ラクな飲ませ方を知っていたら母乳はとってもラクチンだけれど、知らない人は母乳育児を大変だと感じてしまうんだと思う」


このママさんにとって一番ラクチンな飲ませ方が以下の写真。自然にうたたねしそうな、ゆったりした添い乳です。

(※赤ちゃんの背中にクッションを当てておくと安心です。これがあることで、ママが寝ぼけて覆いかぶさっても圧迫することが物理的に不可能になり安全です。もし赤ちゃんが吐き戻したとしても、誤飲し窒息する心配がありません。背中に当てるクッションは柔らかいものだと不安定なので、写真のようにタオルケットを丸めたくらいの硬さがあると安定します)。

授乳

母乳育児は、哺乳動物の本能です。泣いている赤ちゃんに「母乳を吸わせるべき」だから飲ませるわけではなく、「だっこしたいから」「おっぱいを吸わせたいと思うから」飲ませる…。私は、母乳育児は「本来心地よくて気持ちよいこと」だと思っています。

そして私は、育児において「〇〇しなくてはいけない」「〇〇するべき」という考え方が好きではありません。ママが「愛するわが子のために」していることに、「間違い」や「失敗」があるわけがない。だから、「母乳育児にしなくてはいけない」とは思っていません。しかし現状として、手首が腱鞘炎になり、肩こりに悩み、夜中に何度も起き上がり、母乳量をはかりながら、「必死に」「母乳育児をしなくてはいけないから」「母乳育児は大変だけれど」…と思いながら頑張っているママがとても多いのです。そして、必死に頑張ろうとしたママたちが「母乳は大変で、ミルクはラク」と感じるようになるのは当然の気持ちだろう思うのです。

母乳をうまく飲んでくれないなら「その子にとって得意な飲み方」を探し、ママの乳首が痛いなら「痛みを感じにくくなる方法」を考え、そしてそれぞれのママにとって体がラクチンな授乳方法を教えてくれる…。そんな専門職のアドバイスを受け、心地いい母乳育児を体験してほしいと願います。どこに相談していいかわからないときは、お住まいの地域の保健所に問い合わせるか、助産師会ホームページで検索してみてくださいね。

助産師会ホームページ(外部サイト)

コラム【おっぱいのトラブル「乳腺炎の症状・原因・対処法」】はこちら

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この記事を書いた専門家

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