母乳育児で体重増加が少ないと、赤ちゃんの脳の発達に影響するってホント?

母乳育児で体重増加が少ないと、赤ちゃんの脳の発達に影響するってホント?

「母乳が足りないと低血糖で脳が育たないよ」「ミルクを足さないと、将来知的レベルの低い子になるよ」「発展途上国のような子になっちゃうよ」「ママが母乳にこだわると頭が悪い子になってしまうよ。かわいそうに」…。これらはすべて、母乳育児で体重の増え方がゆっくりしているお子さんに対して、実際に小児科医が放った言葉…。

「え~っ!頭の悪い子になるの?」「私のせいでかわいそうなことをしているの?」と、びっくりして、ショックで眠れなくなった…と、涙ながらに心配するママさんの相談を受けることがあります。

これらの医師の発言は、全て事実ではありません。とっても残酷なことを平気で言う小児科医に対して、私は怒りを覚えるとともに、「脳が育たないという根拠は?」「データや資料を見せてください」と追及したい気持ちでいっぱいになります。これは残念ながら、母乳育児に無理解な小児科医から聞かれる言葉です。

赤ちゃんの体重の増加が脳の発育に影響することは、普通はありえません。(普通ではない場合とは、たとえばママが極端な食事制限をしていてガリガリに痩せ細り、健康状態に影響が出ているような場合をさします)。母乳育児で体重増加が少ないからといって、赤ちゃんの脳の発達に影響するという根拠もデータもありません。

母乳育児をしている赤ちゃんの体重増加を日割りにしたときに、1日当たり「20g増加の子」と「50g増加の子」では脳や体の発達に差があるかというと、それに対する具体的な証拠もありません。

実際に体重の増え方が少ない赤ちゃんはいます。そのような赤ちゃんは、発育が悪いのではなく、「発達がゆっくりしている子」なのです。いいかえれば「自分のペースをしっかり持っている子」だと思います。生後1か月で体重の増え方が少なくても、くびすわりやお座りが早い子はたくさんいます。以前に相談を受けたことがある女の子は、4か月健診で「体重曲線をはずれている」と指摘されていました。しかし、だれに対してもキャッキャッとよく笑い、10か月で歩き始めました。今では、誰が見ても発育が遅い子には見えない聡明な少女に育っています。母乳育児で体重の増え方が少ない子は、「成長のペース配分を自分でしている子」なのだと私は思っています。

赤ちゃんの体重「だけ」を増やせばいいのであれば、とっても簡単です。ミルクをドンドン飲ませたら、体重はすぐに増えていきます。しかし体重「だけ」を増やせばいいのであれば、それは「育児」ではなく「飼育」(笑)。

母乳育児の場合は、パパとママのDNAに合わせた成長をするため、「パパもママも中肉中背なのに赤ちゃんだけが大きく育つ」ことはありえません。それはとても不自然です。私は体重の増え方が少ない赤ちゃんに出会うと、いつもママの体型や、パパの身長や体重をお聞きするようにしています。

小児科医から体重が少ないと指摘されることがあったとしても、長期スパンで見て体重が増えていて(1日単位ではなく、週単位で)、おしっこもうんちもよく出て、機嫌もよく、筋肉の張りがあり、元気良くおっぱいを飲んでいたなら、そのお子さんは「元気な子」です。「成長のペース配分をしている子」です。決して体重の増え方が少ないからといって「頭の悪い子」にはなりません。安心して体重以外の成長発達を見守ってあげてほしいな、と思っています。

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