出生率増加の理由?100%返金されるフランスの妊娠・出産費用

昨今、先進国では少子化が問題となっています。
フランスは先進国の中で出生率が高くなっており、子どもを出産しやすいといわれています。

その理由のひとつには出産の援助政策が手厚いことがあげられます。

フランスの検診代や出産費用は基本的に無料。
フランスで出産した筆者の経験から妊娠、出産費用のシステムについてお話したいと思います。

フランスの妊娠・出産費用について

まずはフランスと日本の妊娠・出産費用の根本的な違いを見ていきましょう。

日本では妊娠は病気ではないので国民健康保険の対象外です。
しかし、妊娠が確定すると自治体が妊婦健診補助券を発行してくれるので、それによって自己負担がかなり軽減されるという仕組みですね。

フランスでは妊娠・出産費用は国民健康保険でカバーされるのです。

妊娠の確定

まず具体的にどのような手続きが行われるのか、お話しします。

日本だと妊娠12週未満でも、婦人科で胎嚢・胎芽・心拍が確認されると「妊娠が確定」します。
診療費は基本的に自己負担ですが、妊娠が確定したタイミングで妊娠届を提出できます。

しかし、フランスでは12週頃までは、検診もエコーもありません。
もしそれまでに検診を受けたり、エコーで診てもらう際に診療所にかかる費用は、保険適応外となり基本的に自己負担となります。
12週頃からのエコーは保険適応され、妊娠が確定すると、医療保険事務所に妊娠届けを送ります。

定期検診、エコグラフィー、ダウン症検査も無料 ?

フランスでは妊婦検診に健康保険が適用されるだけではありません。
妊娠5ヶ月まで、検診費用とエコグラフィーは一部負担となり、6ヶ月目からの検診費用は全額返金されます。

また、フランスでは健康保険の他に、「ミチュエル(Mutuelle)」と呼ばれる互助保険にほとんどの人が加入しています。
日本と同じようにフランスの健康保険は100%補償されるのではなく、一部は自己負担する仕組みですが、ミチュエルは健康保険で還付されない部分が補われるための保険です。

ミチュエルに加入している人は、妊婦検診費用の一部負担も返金されることが多く、結果、定期検診が無料になるというわけ。
フランスではダウン症検査も無料。
こちらは任意の検査ですが、大半の人が検査を受けます。

出産準備金

日本では出産育児一時金は、妊娠中に申請し、出産する医療期間に直接支払われる方法か、産後に申請して受け取るかを選べます。

フランスでは出産準備金が国から出産の2ヶ月前に支給されます。
こちらは全ての人が受給できるという訳ではなく、所得や子どもの人数によって支給されるか否かが決まります。

フランス政府のサイトservice-public.frによりますと、2017年度の支給額は923.08ユーロ(約11万円)と発表されていました。
また互助保険のミチュエルでも、出産手当金のようなものが支給されることもあります。
中には1,000ユーロ(12万)もの金額が支給される人もいるようですよ。

退院の時の支払いは?

筆者は公立の病院で出産したので、出産時の入院費用の支払いは清算なしで退院しました。

私立の病院ですと、一部負担の場合もあるようですが、こちらも先ほどお話したように、ミチュエルによって返金されることがほとんどです。

またフランスで驚いたのは、無痛分娩が無料であったこと。
日本だとかなりの費用がかかると聞きます。
このように、フランスでは出産がスムーズに行われるよう金銭的に負担がかからないような制度が整っているのです。

ママの産後の骨盤ケアも無料

出産後、フランスでは骨盤底筋のリハビリが大切なこととされています。
助産婦さんや「キネ」と呼ばれる理学療法士のもとでリハビリを行います。
こちらは10回までは無料でした。

産後のケアも無料でおこなわれるフランスは援助政策が本当に手厚いという印象です。

最後に

筆者はフランスで、費用の心配をすることなく妊娠期間を過ごし出産を終えることができました。

今回お話ししたような、妊娠・出産費用を補助するシステムだけでなく、フランスでは妊娠での有給休暇制度が充実しており、妊娠前後4ヶ月の有給もらう義務があります。

産休中は給与の80%を上限にもらえ、育児休暇中は国からの補償として5~600ユーロ(2017年1月16日現在で6~7万円)を受け取れます。

育休明けに復帰したときは、休暇前と同等の給与やポジションで復帰できます。
このようなシステムで妻だけでなく、夫も産休を取り、子育てに専念できます。

また、保育園のような託児施設も充実させる政策がとられており、キャリアが途切れることや託児、生活の不安が解消されました。

いっときフランス国内で深刻だった出生率の低下問題は、金銭的な自己負担が減ることによって、物理的にも精神的にも助かり、子どもを出産しやすい環境が整ったおかげで出生率が回復されてきたように思います。

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この記事を書いたライター

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