専門家が教える抱っこ紐「リング・スリング」の選び方

街中では腰ベルトタイプの抱っこ紐が一番人気のようですが、スリングも人気のきざしが感じられます。
ところで「スリング」といわれるだっこ紐は種類がいくつかあり、それぞれ使い心地などは随分異なります。

リング・スリングとは

スリングとは、片方の肩にたすき掛けをするような形で使うものを総称し、紹介されることが多いようです。

私、ベビーウェアリングコンシェルジュとしては、使う人とお子様に合わせてぴったりとサイズ調整ができる「リング・スリング」をお勧めする事が多いです。

リングをふたつ縫付けた一枚布と言うシンプルな作りで、体格の違うご夫婦、家族でも共有できます。

また、お洗濯後の乾きも早く、たたむとかなりコンパクトになります。
写真では、A4ファイルより小さくなっています。

ちなみに、リング・スリング以外のスリングでは「パウチタイプ(大きな輪になって金具などが一切ついていないもの)」「バックルタイプ(留め金がバックル式)」などが代表的です。

「ベビーウェアリング」という通り、赤ちゃんを身にまとうように心地よくぴったりと抱っこができるのが「リング・スリング」なのです。

ところが、「難しくて使いこなせなかった」というご意見を聞くことがあるので、使う際に練習が必要な点はデメリットといえるかもしれません。

リング・スリングの使い方

  1. リングがついている布の部分を肩にあてます。
  2. 布をリングに通して輪を作りたすき掛けに装着します。
  3. 身体の前面で袋状になる部分が「ポーチ」といい子どもを入れる部分です。このとき、横抱きでも縦抱きでも使えるのがスリングの特徴です。
  4. ポーチからリングを通して垂れる布を「テール」といい、テールを引いてサイズ調整をします。

スリングは横抱き、縦抱きどちらでも使用できますが、横抱きをする際は股関節脱臼や窒息を予防するために姿勢の注意が必要です。

首すわり前に縦抱きをする場合は、首枕になるような支えが必要になります。

リングスリングを選ぶポイント

さて、リングスリング自体も「つくり」によって、使い勝手が変わってきます。

シンプルな作りの中に抱き心地を左右する違いがあるって、意外ではないでしょうか!?

これからスリングを使いたい方に参考にして頂けるよう、箇条書きでご案内します。

リング部分のチェックポイント

リングの取り付け部分

  • リング部分に大きな負荷がかかるのでリングが安全にとりつけられていることが大切です。
  • リングを留めている布の縫い目がしっかりしていること。
  • ぬいしろが深い方が丈夫。
リングの素材

  • 負荷によって割れる危険がないか要注意(木製リングやアクリル製は割れることがあります)
  • 使用するのはアルミ製、ステンレス製など金属で溶接部分がない物や、強度の強いプラスチック製が望ましいです。
リングの径(サイズ)と布のボリュームのバランス

「リング・スリング」は、リングに通っている布を引き、お身体のサイズに合わせた調節をするため、リングと布のバランスが重要です。

  • リングの大きさに対して、布幅が広かったり厚すぎると、摩擦が大きくなり調整が難しくなります。
  • 逆にリングの方が布に対して大きい場合、摩擦が足りず緩みやすくなります。

布の素材はどんなものがいい?

お子様の肌に直接触れる面積が多いので、お手入れをしやすい綿や、綿麻などの素材が多く使われているものが一般的です。
その他、使いやすさや、安全にかかわる条件としては以下のような点も大切です。

伸縮しないこと

ストレッチ素材など伸縮性があると、赤ちゃんを抱き入れたあとに、重さで赤ちゃんが下がったり、袋に赤ちゃんが沈みこむなど不安定になりやすいため、伸縮しない布がおすすめです。
これはリング・スリングだけでなく、他のタイプのスリングでも同様です。

厚すぎない

布が厚いとリングから布がすべらず、テールが思ったように引き出せなくなりがちです。
こうなると、サイズに合わせた調整がむずかしくなります。
調整ができないと使用者のお身体に合わせた心地よさを感じることができず、使いにくさの原因になります。

薄すぎない

例えば、レースのように、目の粗い布、薄い布地は赤ちゃんを支えるポーチ、リング部分の布にかかる負荷への強度が十分かどうか、注意が必要ですね。

試着してフィット感を確かめる

使いやすい「つくり」かをチェックしましょう。
リングと繋がっている肩部分の「つくり」は、背中で布が広がりやすくなっているかがポイントです。

ギャザータイプ

広く肩を覆うので抱っこしている赤ちゃんの体重分散がしやすいという特徴があります。
いっぽう、肩全体に布がかかるため、リング側の動きが制限されます。

プリーツタイプ

ギャザータイプより肩にかかる幅が狭くできるので、リング側の動きが制限されにくいという特徴があります。

蛇腹折(じゃばらおり)

肩から背にかけての布の広がりが限られ、重さの分散がギャザータイプより少なくなります。

リングの付き方を並べてみても、布の広がり具合がわかります。

右からギャザータイプ、プリーツタイプ、蛇腹折

使う人のお好みによって、使いやすさの感覚は異なりますが、背中の布が広い方が子の重さが分散されるので、負担は少なくなります。

装着時、テールの長さもポイント

テール(リングを通した先の部分)の長さ

テールはリングから布が抜けないようある程度長さが必要です。
ひとつの目安としてテールの長さが30cmあると安心です。

逆に、テールが長すぎると、移動時などに、色々なところへ引っかかるなどの危険が考えられます。

テールが長い場合には、リングにかけたり、お子様の首元に折り返して枕様に整える方法など工夫すると良いでしょう。

おわりに

いかがでしょうか。
市販のリングスリングもそれぞれの特徴がありますので、デザインだけでなく、安全面、使いやすさの面でも確認できると良いですね。

また、リングスリングは手作りされる方も多い抱っこ紐ですが、手作りする際に上記のことに気を付けると失敗が少なくなるでしょう。

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この記事を書いた専門家

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