卒乳後のママの生活

卒乳に必要なケアは赤ちゃんだけじゃなく「おっぱい」も!?

卒乳後のママの生活

ママのおっぱいを吸って生活していた赤ちゃんが、1~2歳を目安におっぱいを辞める・卒業することを「卒乳」といいます。断乳と卒乳その2~理想的なやめ方~粉ミルクで育てている子の卒乳について

赤ちゃんにとっては、ママのおっぱいは肌が触れ合う親子の貴重なスキンシップの機会。ただ、いつまでもおっぱいを吸うというわけにはいきませんから、卒乳するということはいわば赤ちゃんの最初の自立ということになります。そんな卒乳に関して、ママはたくさんのことを赤ちゃんとともに乗り越えなくてはなりません。

たとえば、赤ちゃんが精神安定剤であるおっぱいを辞めるということは、心のよりどころがひとつ減ってしまうということになります。卒乳や断乳をきっかけに夜泣きが始まってしまうということも少なくありませんから、赤ちゃんの心の穴を埋めてあげなくてはなりません。夜泣きに付き合うのはもちろんですが、よりいっそう話しかける、遊んであげる、抱っこして触れ合うなどのケアが必要になります。卒乳後の赤ちゃんの心のケアについてはこちら

そしてもうひとつ、ケアといえばママ自身のケアも必要になります。ママのケア…これはどういうことなのでしょうか?

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母乳が作られる仕組み、溜まると起こるトラブル

卒乳するということは、おっぱいを休ませてあげるということになります。母乳は赤ちゃんが吸うことで刺激され、どんどん作られていくのですが、卒乳して刺激がなくなった(吸われなくなった)おっぱいは、そのまま作られ続けてしまいます。差し乳・溜まり乳などおっぱいについての詳細はこちら

そうすると、吸われないのでどんどん母乳が溜まっていってしまい、乳管や乳腺が詰まって乳腺炎となってしまうことも。乳腺炎の詳しい症状などについてはこちら

卒乳する際には、乳腺炎などおっぱいのトラブルを起こさないよう徐々におっぱいを休ませていくようなケアをしましょう。では、どうやっておっぱいの分泌をストップさせていけば良いのでしょうか?

張りやすいおっぱい、卒乳時のケアは?

まず、いきなりおっぱい卒業!…というよりも、徐々に授乳の回数を減らしていくようにしましょう。突然おっぱいをストップさせてしまうと、母乳の分泌はこれまで通り変わらないほか、赤ちゃんも戸惑ってしまいます。日中や離乳食やおやつをあげるからおっぱいはなし、夜1度だけ…というふうに、少しずつ授乳する回数を減らしていくとスムーズにおっぱいを止められます。

また、このときにおっぱいが張ることもあると思います。中には石のように硬い!抱っこもできなければ寝返りもできない!というほど、おっぱいがカチカチになってしまうことも。そういったときにはまだまだ分泌量が多いということなので、まずは1日の授乳回数を減らしていくことからはじめましょう。授乳回数が減ってきて、おっぱいが張って痛いというときには搾乳(さくにゅう)をしましょう。

ですが、張るからといって何度も何度もしっかりと絞り切っていると、出ていった分、また新しく母乳が作られてしまいます。搾乳しすぎに注意しながら、詰まったり痛みがひどくならない程度に絞っていき、徐々に母乳の分泌量を減らしていきましょう。できれば1日1回程度に搾乳を、張りがなければどんどん搾乳の回数を減らしていくと、いつの間にか搾乳しなくても張らない!という状態になっていきます。

また、搾乳するタイミングとしては1日の中でもっとも血行が良くなり、母乳が出やすくなるお風呂上りが良いでしょう。乳腺炎はひどい場合には膿が溜まってしまい、切開して出さなくてはならないことも。スムーズに卒乳して、おっぱいのトラブルにならないようにするためにも、ママの体も準備が必要となるんですね。

おっぱいのケアを怠ると…?対策は!?

搾乳をはじめ、卒乳・断乳するときには少なくともおっぱいのケアをしなくてはなりません。乳腺炎になりやすいというだけでなく、以下のようなデメリットが考えられるからです。

  • 乳腺炎
  • 次の妊娠や出産時におっぱいが出にくくなる
  • しこりになる

もともと血液からできている母乳。乳管や乳頭に詰まった古い母乳は、搾乳しなくなると徐々にまた血液になっていきます。

しかし、しこりや塊(カス)になっている場合には放っておくのは良くありません。乳腺炎のもととなることはもちろん、次に妊娠をしたときに乳管が詰まっていることで母乳の出が悪くなってしまうことも考えられます。このカスや詰まりを取ろうと、無理に乳頭(乳首)に刺激を与えるとまた母乳が分泌されてしまうので、注意が必要です。

また、しこりが残っている状態だと日常的に痛みを感じてしまったり、熱を持って違和感が残るということも。おっぱいをストップさせるときには、できるだけ古い母乳を出し切ってスッキリと卒乳をしていきたいものですね。

また、しこりがどうしても取れないというときや卒乳後のおっぱいケアに関しては、産婦人科・婦人科の母乳外来や、助産師さんなどが行っている母乳相談室に行ってみると良いでしょう。自分では痛みがあってなかなかうまくマッサージや搾乳ができなくても、プロはしっかりとしこりを取り除いてくれますし、卒乳に関する相談やアドバイスを聞くこともできます。

筆者も非常に母乳の出が良く、授乳をしっかりしていても月1回は乳腺炎にかかっていました(泣)頭が割れそうと思うほどの頭痛とひどい寒気、発熱の3点セットが必ず起こるので、本当につらかったのを覚えています。卒乳の際にもすぐにおっぱいが張ってしまうので、離乳食が3回食になってかなり進んだころからスタートしました。それまではずっとおっぱいを求めてきていた我が子ですが、しっかりとごはんを食べさせるようになってからは午前中の授乳はなし、午後も張りがなければ夜までそのままにしておいて、夜寝る前に授乳というスタイルが定着しました。

そして、昼にわざとお昼寝の時間を少なくしてたっぷり遊び、たっぷり食べ、夜はおっぱいなしでも寝られるようにという習慣にしていくという方法で卒乳しました。
だいぶ母乳量が落ち着いてきたころにおっぱいの張り・しこりがあったので、自分では搾乳するのも限界だと思い、出産した産婦人科で助産師さんにおっぱいマッサージを行ってもらいました。乳腺炎になると赤ちゃんのお世話も家事も、とてもつらく難しいものになります。スムーズにおっぱいを卒業していくためにも、こんなふうに人の手を借りるのもひとつの方法ですよ。

もうひとつ、見落としがちなのがママの服装。産後の体を矯正するために、ぴちっとしたインナーを着ていませんか!?気持ちは痛いほどわかるのですが、母乳の分泌がある時期にはおっぱいの締め付けはNG。乳腺炎の原因にもなりかねませんし、とくに卒乳するときには刺激になっておっぱいがまた作られてしまうということもありますので、十分に注意してくださいね。

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