【葉酸サプリの副作用】妊娠中におすすめの葉酸も取りすぎは注意

葉酸は、お腹のなかで赤ちゃんを育てるために欠かせない栄養素です。
妊娠中は食品だけではなく、サプリメントで葉酸を摂るのが厚生労働省から推奨されています。

とはいえ「とりあえず安い葉酸サプリを…」と安易に考えてしまうのは副作用が心配です。
そこで今回は葉酸の副作用と、トラブルを避ける葉酸サプリの選び方を紹介します。

葉酸の副作用・とりすぎのリスクってなに?

基本的に、葉酸を摂って副作用がおこる可能性はほとんどありません。
葉酸は水溶性ビタミンのため、体に蓄積されず尿として排出されてしまうためです。

とはいえ、葉酸を多く摂りすぎてしまうと副作用をおこす可能性があります。

葉酸でおこる副作用の症状

葉酸の過剰摂取に身体が過敏に反応してしまい(葉酸過敏症)、以下の諸症状が副作用としておこるケースが考えられます。

食欲不振、吐き気、発疹、不眠症、蕁麻疹、かゆみ、むくみ、呼吸障害、紅斑、亜鉛の吸収率低下

葉酸は造血作用があるため、過剰摂取をすると血管が拡張されて心拍数があがり副作用につながります。

葉酸のとりすぎで胎児がアレルギー体質になるリスクがある

葉酸の摂りすぎは胎児がアレルギー体質にあるリスクが上がります。
とくに妊娠後期にあたる30~34週目に葉酸を摂り過ぎると、胎児の小児喘息リスクが高まるというオーストラリアの研究報告があります。

とはいえ、葉酸は胎児の機能を生成するのに大切な栄養素です。
葉酸の重要性は母子手帳に記載されており、厚生労働省は1日400㎍の摂取を妊婦さんに推奨しています。

葉酸サプリと薬の飲み合わせで副作用がおこることも

サプリメントは「食品」ですが、薬と相性があります。
薬と葉酸サプリの関係性が悪いと葉酸が薬の効き目を弱めてしまったり、薬が葉酸の摂取を阻害してしまうケースがあります。

葉酸と飲み合わせの悪い薬一覧

常用している薬がある方は主治医に相談しましょう。

  • フェニトイン(抗てんかん薬)
  • バルプロ酸(抗てんかん薬)
  • ピル(経口避妊薬)
  • バルビツール(睡眠薬)
  • メトトレキサート(抗ガン剤)
  • フェノバルビタール(抗けいれん薬)
  • アスピリン(解熱鎮痛剤)
  • クロムフェニコール(抗生物質)

特にフェノバルビタールなどの抗けいれん薬は、葉酸の摂取を阻害する働きがあります。
抗てんかん薬のフェニトインは葉酸を摂取すると、薬自体の効きを悪くしてしまう効果がわかっています。

妊娠が発覚した際に、薬の継続などを主治医に確認をする方が多いようです。
その際に、葉酸サプリも一緒に飲んでいいか聞いてみるとよいでしょう。

副作用リスクがあがる葉酸の摂取量とは?

厚生労働省は妊娠中の葉酸必要摂取量を1日400㎍として、摂取上限量を1,000㎍以上と規定しています。

1日に1,000㎍を超える葉酸を摂取した場合は葉酸過敏症による副作用がおこりやすくなります。
また、葉酸を摂りすぎてしまうと妊婦さんのビタミンB12欠乏症の発見が遅れてしまうケースがあります。

葉酸は副作用がおこるほどの過剰摂取になりにくい

じつは葉酸は過剰摂取になりにくい栄養素です。
過剰摂取による副作用よりも、葉酸不足による母体の悪性貧血や胎児の先天異常のほうが可能性としておこるリスクは高いのです。

妊娠中はお腹のなかで赤ちゃんの体を作るために細胞分裂が繰り返されています。
葉酸は赤ちゃんが細胞分裂をおこなうために必要な栄養素です。

とくに妊娠0週~7週目は赤ちゃんの脳や脊髄、内臓を作っている大切な時期です。
妊娠初期に葉酸が不足すると、赤ちゃんへの影響で「神経管閉鎖障害」が心配されます。
葉酸不足が原因で先天異常がおこる可能性があり、無脳症や二分脊椎症をおこす危険性があります。

食事の葉酸で過剰摂取になる可能性はほとんどない

食事から摂れる葉酸は天然葉酸(プテロイルポリグルタミン酸型葉酸、Folate)といい、体内への吸収率が悪いという特徴があります。

葉酸は水溶性ビタミンの一種で水や熱に弱いため調理中に半分近く損なわれてしまいます。
食品に記載された葉酸含有量よりも、実際に体に吸収される天然葉酸は半分以下です。

葉酸は体内に蓄積されない栄養素なので、一度にたくさん摂取をしても尿として排出されてしまいます。
食事から葉酸を摂ろうとした場合は過剰摂取になりづらく、むしろ不足しやすいというわけです。

加工食品のとりすぎは注意

加工食品の食べ過ぎは、葉酸の過剰摂取になる可能性があります。
市販されている機能性食品やお菓子は葉酸が配合されているケースがあります。

加工食品に含まれる葉酸は野菜や果物などに含まれる葉酸よりも体内吸収率が高く、体に余分な葉酸を蓄積させてしまう恐れがあります。
神経質になり過ぎる必要はありませんが、サプリメントと加工食品の併用が葉酸過剰摂取につながる可能性があるため食生活を見直してみてください。

加工食品のとりすぎは塩分や糖分、乳製品の過剰摂取につながり、ママの乳腺炎リスクを高めます。
良い母乳を出すためにも、加工食品は食べ過ぎないようにしましょう。

サプリメントの飲み過ぎは葉酸過剰摂取の可能性がある

食品による葉酸摂取は体内への吸収率が悪いため、厚生労働省はサプリメントによる摂取を推奨しています。
サプリメントの葉酸は合成葉酸(プテロイルモノグルタミン酸型葉酸、Folic Acid)といい、天然葉酸にくらべて体への吸収率がよく適正量を摂取しやすいのです。

とはいえ、合成葉酸は食品に含まれる葉酸よりも吸収率が良いため体内に蓄積されやすく、肝臓や腎臓の機能を低下させてしまう可能性があります。
サプリメントを飲み過ぎてしまうと、葉酸の過剰摂取による副作用をおこしやすくなるわけです。

1日の葉酸サプリ摂取量を守れば副作用をおこす心配はありませんが、過剰摂取をすると母体や胎児に影響がおこる危険があります。
葉酸サプリの用法用量はしっかりと守りましょう。

副作用リスクを下げる葉酸サプリの選び方は?

葉酸の過剰摂取は副作用をおこす危険性がありますが、葉酸は赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素です。
数ある葉酸サプリの中から、安心して飲めるサプリを見極めるのが大切です。

サプリの品質は値段がすべてではありませんが、安心できる製品ほど高価になる傾向があります。
妊娠中は毎日の摂取が推奨される葉酸サプリですから、安心できる商品をきちんと選んで取り入れましょう。

信頼できる葉酸サプリを探すために必要なポイントと注意点を紹介します。

成分が天然由来である

体への負担が少ないものは天然由来になります。
天然由来は値段が高くなる傾向がありますが、安心には変えられません。

葉酸サプリには天然由来成分と合成成分がある

食品から取れる天然の葉酸を「ポリグルタミン酸型葉酸」と呼び、サプリに入っている葉酸は体内への吸収率を高めた「モノグルタミン酸型葉酸」と呼びます。

天然のポリグルタミン酸型は吸収率が悪く、50%程度しか吸収されません。
サプリに使われているモノグルタミン酸型は、吸収率を約85%まで高めた葉酸です。

さらにモノグルタミン酸型には「天然由来成分」と「合成成分」に分かれています。

天然由来は食品から抽出した葉酸ですが、合成成分は石油などが原料になります。

一般的に天然由来のサプリより合成サプリのほうが価格が安く、体内に溜まりやすいので過剰摂取の副作用を起こしやすくなります。

過剰摂取への配慮がある

葉酸や他の栄養素も含めて、過剰摂取の危険を明記してあるなど、きちんと安全に配慮がされている商品は安心です。

脂溶性ビタミンの配合率をチェックする

脂溶性ビタミンの配合率にも注目しましょう。

ビタミンは「水溶性」と「脂溶性」に分かれます。

「水溶性ビタミン」は水に溶けるので、尿から排泄されます。
食物の調理や保存方法によって破壊されやすい傾向があります。
葉酸は水溶性ビタミンです。

「脂溶性ビタミン」は脂質に溶けるので、肝臓や脂肪に蓄えられる傾向にあります。
脂溶性ビタミンはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどがあります。

脂溶性ビタミンは、体外に排出されにくいので過剰摂取になりやすく、量を配慮されていないサプリメントは副作用を起こす可能性が高まります。

なかでも、とくに注意しておきたいのはビタミンA過剰摂取です。
ビタミンAの1日あたりの推奨量は妊娠初期~中期が700μgRE、妊娠後期だと760μgRE、ビタミンA摂取の上限は2,700μgREといわれています。
過剰摂取による赤ちゃんへの影響は、水頭症や口蓋裂などのリスクがあり、流産の確率があがるケースがあります。

必ず成分表を確認して他の成分も含めて過剰摂取にならない製品なのかを見極めましょう。

添加物が少ない・無添加である

少しでも添加物が入っていないものを選びましょう。

葉酸サプリを選ぶときは、葉酸の量だけをチェックすればいいわけではありません。

見落としがちですがサプリメントには葉酸以外にもビタミンやミネラルなどが入っており、それらをまとめるために多くの添加物が使われています。

残念ながら安いサプリメントは価格を抑えるために合成添加物ばかりになる、ということが多いのです。

食品添加物のなかにはショ糖脂肪酸エステルといった流産や赤ちゃんの細胞分裂を妨げるもの、染色体異常によるダウン症、がん、脊椎癒着など、重大な影響を及ぼすものがあります。

せっかく赤ちゃんのために葉酸を摂るのであれば、添加物の少ないサプリを選びましょう。

販売元が明記されている

しっかり販売元が明記してあり、会社の住所や連絡先がわかるものを選びます。
もしもサプリを飲んで調子が悪くなったり、わからないことがあった場合に連絡し、サポート体制があるかも大切なポイントです。

以上のポイントを踏まえているサプリメントとして「はぐくみ葉酸」や「ベルタ葉酸サプリ」があります。

ほかにもどういったサプリメントがあるか知りたい人はこちらの記事がおすすめです。

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葉酸の副作用を避けるには摂取量が大切

葉酸は摂り過ぎると副作用をおこす可能性がありますが、適正量を飲むのは妊婦さんの健康や胎児の成長のために大切です。

日本で一般的に売られているサプリではがぶ飲みをしない限り、規定量であれば副作用の心配はありません。
ただしサプリ大国の海外製は1粒で葉酸1000μg取れる商品も出回っているようなので個人輸入の際は成分表に注意してください。

葉酸は貧血を抑えてくれる効果があるので妊活中から出産後まで継続して摂ることが望ましいです。
長期間飲むものですから品質に疑問を感じたら販売者に質問してみてください。
きちんと回答してもらえる会社なら大丈夫です。

食品からの葉酸では過剰摂取になりません。
サプリで毎日上限値を超えて飲まない限り、副作用の心配はないことを頭に入れておくと安心です。

きちんと見極めて安全な葉酸サプリを取り入れましょう。

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