【妊娠の安定期まとめ】いつからいつまで?旅行や運動、セックスはあり?

妊娠すると、さまざまな行動を制限することになります。
安定期に入ると安心できると耳にしたり、安定期のタイミングで妊娠を公表するといったことがありますが、安定期とは妊娠ではどういった状態にあるのでしょうか。

妊娠の安定期でも、やって大丈夫なことと危険なことがあるのでしょうか。

今回は、妊娠の安定期はいつからいつまでなのか、安定期の安全な過ごし方や注意するべきことなどを、旅行や運動、セックスといったさまざまな場面でご紹介します。

妊娠の安定期ってどういう時期?

安定期とは、妊娠中の体調不良やつわり症状などが落ち着いて、妊婦生活が安定している時期をさします。

ママの身体の調子が良くなってきたばかりでなく、お腹の中の状態も比較的安定している時期なのです。

流産のリスクが大幅に減る

妊娠初期は流産が心配される時期ですが、安定期に入ると流産リスクが大幅に減ります。
流産は妊すべての妊娠の約15%に見られますが、そのうちの8割が妊娠12週までに起こり(早期流産)、残りの2割が妊娠12週~22週未満に起こる(後期流産)といわれています。

安定期は無事に流産というリスクを乗り越え、ママが精神的に安心できる時期です。

つわりが落ち着く

妊娠初期はつわり症状に悩まされる方が多いでしょう。
つわりは妊娠5週前後に始まり、16週くらいまで続きます。
症状には個人差があり、つわりが全くない方もいれば、入院するほどの辛い症状を訴える方もいます。

安定期に入る頃には胎盤が完成しホルモンバランスが整うことで、ほとんどの方がつわり症状から解放されます。
つわりがなくなり、心身ともに調子が良くなるのが安定期の特徴です。

胎盤が完成する

つわりの減少とともに胎盤が完成するのが妊娠16週頃です。

胎盤は出産まで胎児に必要な酸素と栄養分を送り続けるという、非常に重要な役割を果たします。
胎盤は完成した後も大きくなり、出産する頃には600gほどの大きさになります。

妊娠の安定期はいつからいつまで?

妊娠の安定期は一般的に妊娠5ヶ月~7ヶ月(妊娠16週~28週)の間を指しますが、明確な時期はなく、流産のリスクが減る妊娠4ヶ月から安定期と呼ぶ専門家もいます。

安定期が妊娠5ヶ月からといわれているのは、つわりの症状が落ち着き体調が良くなる時期が16週以降に多いことが理由です。

ただし、つわりが妊娠後期まで続く妊婦さんもいますし、つわりが全然ないという方もいますので、あくまで目安として知っておくといいでしょう。

安定期でも切迫流産などしばらく安静にする必要がある方もいます。
その場合は安定期だからと無理に行動することは危険です。


妊娠安定期の旅行

安定期に入ると、今まで安静にしていた状態から解放されるために旅行に出かける方がいます。

安定期とはいえ、もしものことを想定して行き先や滞在日数を決めることが大切です。

行き先

旅行先は近隣の街から飛行機で行く距離の国内、さらには海外と幅広い選択肢があります。

場所によっては産婦人科が少ないというところがありますので、いつでも戻って来れるような距離が理想的です。
国内の遠い地域や海外などは、事前に受け入れてくれる病院があるかをインターネットなどでリサーチしておきましょう。

ツアーはゆっくり行動できるものを

妊娠中であっても旅行のツアーを申し込むことが可能ですが、移動頻度や距離によっては妊婦さんには厳しいこともありますので、自分のペースで行動できるものを選ぶことをおすすめします。

最近では旅行会社が妊婦さん向けに企画したツアー「マタ旅」もあり、妊婦さんが無理のない範囲で楽しめるような旅行先や日程になっています。

海外旅行で気をつけるべき点

海外旅行は気候が異なるため、体調を崩すかもしれません。
渡航前には必ず行き先の気温や天気を調べて、それに見合った服装をしていきましょう。

食文化が違う国に行くと、食あたりに見舞われる可能性もあります。
なかには、水道水を飲み水にしてはいけないという国もあります。
食事はなるべく火を通したものにして、飲み水はお店で販売されているペットボトルを使用してください。

また、国によっては感染症が流行っているところもあります。
行き先にデング熱やマラリアなどの感染症が流行っているかは、厚生労働省検疫所のホームページで確認することが可能ですので、事前にチェックしておきましょう。

もし感染症が流行っている場合、旅行を取りやめることが最善です。
予防接種を必要とする場合は、かかりつけの医師に相談し問題ないか確認した上で受けるようにしましょう。

宿泊先

基本的に妊娠中であっても問題なく受け入れてくれる宿がほとんどですが、予約する際には必ず妊娠中であることを伝えると宿泊先も事前準備ができます。

最近ではマタニティプランと称したプランを用意している国内宿が増え、露天風呂貸し切りや栄養満点の食事つきといったものがあります。

妊娠中は急に体調不良になることがあるため、キャンセル料が発生する場合があることを承知しておく必要があります。

マタニティプランのある宿では、当日キャンセルでも料金が発生しないところもありますので、旅行先にそういった宿があるか調べてみるといいでしょう。

移動

血液量が多くなる妊娠中は、同じ体勢を長時間続けると血栓ができてしまう恐れがあります。

長時間座り続けなければならない移動はあまりお勧めできませんが、その場合はこまめに立ち上がったり足を動かしたりしましょう。
車での移動の場合、ところどころで休憩を取るといいです。

飛行機

飛行機は切迫流産や切迫早産といった異常がない限り、身体への影響は少ないといわれています。

しかし飛行機の場合、一度離陸するとしばらくは降りれませんので、妊娠後期での飛行機はなるべく避けることが賢明です。

安定期であっても心配があれば、飛行機での移動は避けるか、医師に相談するようにしましょう。

診断書や同意書の提出が求められる場合もあるので、事前に利用する航空会社の規定を確認しておくことが大切です。
また、座席指定をする際はなるべく非常口付近の席は避けるようにしましょう。

飛行中は気圧の影響で腸内でガスが膨張することがあります。
炭酸飲料水を飲むとガスが溜まりやすくなり、飛行中に気圧の影響でお腹が圧迫されることがあるようです。
飛行機に乗る前と乗っている最中は、炭酸飲料水の接種は控えたほうがいいでしょう。

また、飛行機内は非常に乾燥しています。
風邪を引かないように、飛行中はマスクを着用するよう心がけましょう。

電車

妊娠中に電車で移動するメリットとして、到着時刻の予想がしやすいことが挙げられます。
急行や特急といった時間短縮になる便もあるため、早めに目的地に着きたい方にもおすすめです。

しかし、混んでしまうと座れる席がなく、立ちっぱなしということも十分考えられるので注意が必要です。
また、混雑しているなか誰かとぶつかってお腹に衝撃を与えることもありますし、思い荷物を運んでお腹が張ってしまうということもあります。

バス

高速バスやリムジンバスなど、目的地にそのまま行ける長距離バスを利用すると、目的地までに移動時間の短縮になります。
休憩なしで移動することに心配がある方は、出発時刻に余裕を持ち、ところどころで休憩をはさむことをおすすめします。

予約制のバスは、予約する際にできれば妊娠中であるということを伝えると、当日配慮してくれるかもしれません。

バスで心配されるのが乗り物酔いです。
座席を選ぶ際には、揺れが大きい後部座席は避け、窓際の席を選ぶようにしましょう。

旅行中に注意すること

旅行中は観光地巡りをする方が多いと思いますが、歩く時間が長いとお腹が張ってしまうことがあります。
現地でも適度に休憩を入れることが大切です。

安定期だからとは言え、旅行中に危険を伴うレジャーなどをすることは控えましょう。
遊園地などは妊婦さんが入れないアトラクションがあることも。

1日のうちに色んなことをしたいと、わくわくする気持ちもあるかもしれませんが、身体を第一に考え、1日で行く先は少なくおすすめします。

旅行に持っていきたいもの

妊娠中の旅行では何が起きるかわかりません。
万が一のときに備えて、下記のアイテムは持っていくようにしましょう。

  • 健康保険証…病院を受診する際に必要。身分証にもなる
  • 緊急時の連絡先…実家の電話番号など、緊急時に連絡が取れる人の連絡先を明記
  • クレジットカードやキャッシュカード…病院を受診または入院して膨大な額を支払うことになった場合に備える
  • 母子手帳…胎児の様子を診る必要がある場合に備えて
  • 薬…お腹の張り止めなど、病院で処方された薬。市販の薬は医師の許可を得る必要あり
  • エチケット袋…乗り物酔いなどで嘔吐する場合に備える
  • 消毒液、マスク…感染予防のため

妊娠安定期の運動

安定期は体調が良くなることが多いため、運動を始める方も多いのではないでしょうか。
妊娠中の運動は体重の過度な増加を抑えるだけでなく、マイナートラブルの予防にもつながります。

妊娠中に運動をする4つのメリット

妊娠中に運動をするとどのような効果が見込めるのでしょうか。

1:血行がよくなる

妊娠中は血液量が増加するため、血流が悪くなるとむくみや腰痛の原因になってしまいます。
運動は血液の流れをよくし、これらの症状を軽減させてくれます

2:過度な体重増加を防ぐ

妊娠中の太り過ぎは、妊娠中毒症や妊娠糖尿病といった恐い病気を招く恐れがあります。
また脂肪が付きすぎることで産道にまで脂肪が付いてしまい、難産になる可能性もあるのです。

運動をすることで消費カロリーを増やし、体重の増えすぎを予防することができます。

3:自律神経を整える

妊娠中はホルモンの変化が多く、自律神経が不安定になる場合があります。
自律神経の乱れは鬱(うつ)や気分の悪さなどを引き起こし、精神的によくありません。

運動をするとセロトニンという物質が脳内に分泌され、前向きな気持ちにさせてくれるのです。
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンはリラックス効果も持っているので、ストレスの軽減にもつながります。

4:産後の体型が戻りやすくなる

産後の開いた骨盤をもとに戻すには、骨盤周辺の筋肉を回復することが求められます。
その筋肉を妊娠中から鍛えておくことで、産後は割とすぐにもとの体型に戻りやすくなるでしょう。
産後ダイエットをやろうと計画している方は、妊娠安定期から運動を始めると効果的です

妊娠安定期に最適な運動の仕方3選

安定期に入って運動を始める前に、どんな運動が最適なのかを知ることが大切です。

1:ウォーキング

ウォーキングは身体に負担をかけずに長期的に続けることができる運動のひとつです。

安定期に入るまでにあまり運動していなかった方は、最初は近所のあたりを軽く散歩することから始めましょう。
慣れてきたら少しずつ歩く距離を伸ばしていくと体力もつきます。
1回あたりのウォーキングの時間は最終的に30分程度が理想的です。

安定期で体調が良いとはいえ、お腹が大きくなっていく時期です。
ウォーキングの途中で息切れが起こったら、必ず休憩をいれましょう。

夏場は気温が高く、体力が奪われやすい時期です。
特に妊娠中の身体は水分が赤ちゃんに行きわたるようになっているため、ペットボトルに水を入れてこまめに水分補給をしましょう。

2:ヨガ

「マタニティヨガ」と呼ばれるヨガがあるように、ヨガは妊婦さんの間でも人気のある運動です。

ヨガでは出産時に必要とされる「インナーマッスル」を鍛える効果を持っています。
また、ヨガでは深呼吸をするため、赤ちゃんに新鮮な酸素を届けやすいというメリットがあります。

妊娠中のヨガは、安定期に入ってから行うようにしましょう。
ヨガの最中にお腹が張るなどの異常が現れたら、すぐに中止することが最善です。
服装は身体を締め付けず、ゆったりとしたものがおすすめです。

また、お腹が大きくなって体重が増加しているため、厚めのマットやタオルを敷いてお尻に負担をかけすぎないことが大切です。

ヨガのポーズの中には妊婦さんがやってはいけないものがあります。
初心者の場合は、最初はヨガ教室に通ってインストラクターの指導のもと行うことをおすすめします。

3:スイミング

妊娠中のスイミングによる効果は、体重増加や血行不良の予防、出産に向けての体力作りなどがあります。

有酸素運動でウォーキングと同様に長く続けられるため、妊婦さんに最適な運動方法です。
浮力で地上にいるときよりも身体が軽くなるため、基本的に出産直前まで続けることが可能です。

妊娠中のスイミングで注意すべきことは、身体を冷やさないことです。
身体が冷えるとお腹が張ったりむくみの原因になってしまいます。
また、冷えで筋肉が硬直し痛みに敏感になると陣痛が強まる可能性があるため、スイミング中は身体を温めるように心がけましょう。

プールの水温は29~31℃が理想的です。
一般のプールはこれよりも水温が低い場合がありますので、妊婦さんを対象にしたマタニティスイミングをやっている施設があればぜひ利用しましょう。

妊娠安定期のセックス

妊娠が発覚したと同時に胎児への配慮で性交渉をしなくなる方がいますが、妊娠中でも安全性を確保したうえでならセックスを行っても問題ありません。

妊娠初期の頃は流産の確率が高いためセックスは控えるべきですが、安定期にもなるとママの身体と胎児の状態が安定してきます。
安定期に入ってからセックスを行う場合は、下記の点に注意しましょう。

刺激の強いセックスは避ける

激しいセックスをするとお腹が張ることがあります。
お腹が張るということは子宮が収縮している状態であるため、切迫早産の危険性が高くなります。
また、膣や乳首が強く刺激されるとオキシトシンと呼ばれるホルモンが多く分泌され、子宮収縮を招くことがあるので注意しましょう。

セックスの途中でお腹が張ったり痛くなったりした場合は、すぐに中止して横になって休むことをおすすめします。

コンドームを使用する

妊娠中は避妊する必要はないと思っている方もいるでしょう。
確かにまた妊娠することはありませんが、感染症から母体を守る必要があるのです。
妊娠中に感染症にかかってしまうと、出産の際に赤ちゃんに感染してしまう恐れがあります。

感染症だけではなく、妊娠中に精子が膣内に入ると腹痛を覚えることがあります。
これは精子にプロスタグランジンと呼ばれる物質が生理痛と同じ作用を起こすためです。

母体と胎児の安全を確保するためにも、妊娠中のセックスでは必ずコンドームを装着しましょう。

安定期で他に気を付けることは?

旅行や運動、セックスの場面で安定期中に気を付けることを述べましたが、日常生活で他に気を付けることはあるのでしょうか。

安定期中に歯医者に行く

流産の可能性が高い妊娠初期や、出産が近い臨月頃の歯の治療は、応急処置程度に済ませることが多いようです。
妊娠中に虫歯や歯周病になった場合は、安定期中に治療しておくことをおすすめします。
産後は育児で忙しくなるため、歯の治療に専念できないことが考えられるからです。

また、妊娠中に歯周病を患っている妊婦さんは早産の可能性が高まるという研究結果があります。
赤ちゃんを早産から守るためにも、安定期中に歯の検査・治療を行っておきましょう。

腹帯を着ける頻度

安定期である妊娠5か月に入ると、安産祈願のために戌の日に腹帯を始める方もいるでしょう。

腹帯は、大きいお腹を支えたり身体の冷えを防ぐというメリットがありますが、頻繁に着けていると逆効果です。
子宮の血行が悪くなり、胎児に必要な栄養素が送りにくくなってしまうため、腹帯を勧めない産婦人科医もいます。

着けていた方が楽という方もいますが、毎日着けていることはおすすめできません。
横になる時は外すなどして、頻繁に装着することは控えるようにしましょう。

温泉

2014年に環境省は温泉法で定められていた妊娠中(とくに初期と末期)の温泉禁止の項目を削除し、32年ぶりに妊婦さんの温泉が解禁されました。
これまでに禁止とされていましたが、具体的な根拠はなく医学的にも妊娠中の温泉は問題ないといわれています。

安定期に入って旅行中に温泉につかる方もいるでしょうが、無理は禁物です。
温泉に長く入りすぎて、のぼせてしまうことがあります。
のぼせると最悪の場合、意識を失って倒れてしまい大変危険です。

カラオケやコンサートなど

カラオケやコンサートは妊娠中のストレス発散になり、友人や家族などと一緒に楽しめる良い機会です。
大きな音量が続くことで胎児に悪影響がないか心配になるかもしれませんが、外界の音はそこまで胎児に届かないので過度な心配は必要ないとい言えます。

カラオケやコンサートでは激しい動きをしないことを心がけましょう。

コンサートでは長時間立ちっぱなしということもあるので、なるべく席を確保することをお勧めします。
場所によっては喫煙OKなところがありますが、一緒に行く人には近くでたばこを吸わないように配慮してもらうことが大切です。

妊娠安定期を快適に過ごすためにも安全確保を

安定期は母子ともに安定してママは色んなことができるようになる時期です。
これまでにできなかった旅行や運動などを始められる一方で、張り切りすぎて無理をすることは身体に良くありません。

今回ご紹介した安定期中にできることと注意点を理解して、残りのマタニティライフを充実したものにしてくださいね。

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