【小児歯科医が教える】元気なお口を育てる離乳食

 
離乳食を開始したものの「自分で食べようとしない」「いつまでも飲みこめない」「かまずに丸飲みする」「すぐ遊び食べをする」など、子どもの食べ方について悩んでいるママがたくさんいます。

しっかりもぐもぐごっくん、自分でごはんをモリモリ食べられるお口を育てるためには、スタートである離乳食の時期がとても大切です。

元気なお口を育てるための離乳食について、これまで、「離乳食スタート前の準備」「離乳食開始のサイン」「離乳食でNGなこと」をお話ししてきました。
今回はいよいよ離乳食が始まってからのお話しです。



離乳食開始の合図


家族の食卓に参加して、「私も食べたい!」とヨダレが出てきたり手をのばしたりするようになったら、離乳食開始の合図です。

さて、今日から離乳食を始めてみましょう。

離乳食用の調理セットをそろえて、離乳食の本を見ながら離乳食を作って、小分けにして冷凍して、とがんばるのは、ときどきなら楽しいですが、毎日だと疲れてしまいがち。

そこで、離乳食をもっと簡単に、気楽にはじめてみませんか?

赤ちゃんの食事の基本は「手づかみ食べ」


ママやパパのお食事の中から、赤ちゃんが食べたそうに手をのばしてきたものを、手の届くところにおいてみましょう。

いきなり大人の食べ物?と驚くママもいるかもしれませんが、離乳食は「赤ちゃんのためだけの特別な食事」ではありません。
「家族の食事からのとりわけ」が基本です。

赤ちゃんが自分の手で食べ物をつかんで、お口にいれたとき、どんな顔をするでしょう?
「むむむ、おっぱいとちがうぞ」
舌やほっぺや唇、時には指や手もいっしょに使って、はじめての感触をじっくり味わってくれると思います。

根菜をさっと煮た物やたくあん、昆布、固ゆでしたキャベツの芯など、赤ちゃんがまだかんだり、ごっくんできないようなものを、どんどん手づかみさせましょう。

手でにぎってアグアグしゃぶって、たくさん出てきたヨダレをごっくんするだけでもいいのです。

まだうまくかめないうちは、そのまま飲みこんでしまわないように、大き目のものをにぎらせてあげてください。
離乳食の第一歩は、赤ちゃんの手の届くところに、ママやパパのお食事の中から、手づかみできそうなものを置いてあげることからはじめましょう。

食べたいと思ったものに手をのばして、にぎって、お口にいれる。これが「自分で食べる」ための大切なはじめの一歩です。

おもいっきり汚してもいいように、イスの下にレジャーシートや新聞紙を敷いたりするとよいでしょう。
固形のものは、お口の中でくずれたりしてのどをつまらせないように、食事中は必ずしっかり注意して見ていてあげてください。

くぼみの浅いスプーンでお手伝い


やわらかいものは、なかなか手づかみで食べるのが難しいこともあります。
手づかみで食べるのが難しそうなものは、ママがお手伝いしてあげましょう。

煮物、お味噌汁の具などのやわらかいものをスプーンや指で軽くつぶします。
ごはんをつぶしたものだと食べるのが難しいようでしたら、大人のご飯を炊くときに炊飯器の中にコップを入れると、赤ちゃんのおかゆを同時に炊くことができて便利です。

つぶした食べ物を、赤ちゃんのお口にちょっぴり入れてみましょう。
ママの指でもスプーンでもかまいません。

スプーンで食べさせる場合、最初はなるべくくぼみの浅いものを使います。
アイスクリームスプーンのようなものでもよいでしょう。

スプーンは口の奥まで入れないことが大切です。
下唇にそっと載せて、上唇が閉じて食べ物をお口の中にとりこむのを待ちます。
なかなか上唇がおりてこない場合には、そっと指で上唇を閉じてあげましょう。

上唇がスプーンに乗った食べ物をとりこんだら、ゆっくりとまっすぐにスプーンを引き抜きます。
指であげる場合でも、スプーンを使う場合でも、食べ物をうわあごになすりつけるような食べさせ方をしないように気をつけて下さい。

最初はごっくんしてくれずに、全部舌でべーっと出してしまうかもしれません。
でも、新しい感触をお口をいっぱいつかって味わうだけでも、赤ちゃんにとっては大きな挑戦です。
いろいろなものを試してみましょう。

味がちょっと濃いかな?と思ったら、お湯で少し洗ったりのばしたりしてからあげましょう。

赤ちゃんの分だけ特別に薄味に作る必要はありません。
赤ちゃんと一緒の食事になることを機会に、家族の食事の味も見直すよいきっかけになるでしょう。

アレルギー予防に、離乳食を遅らせたほうがいいの?


これまで、アレルギーを予防するためには、離乳食で新しい食べ物を取り入れるのを遅らせるのがよいと考えられてきました。
でも、最近の研究で、必ずしも遅らせた方が良いわけではないことがわかってきています。

ママやパパ、兄弟に食物アレルギーがあるなど、心配なことがある場合には、自己判断で離乳食を遅らせるのではなく、必ず小児科の先生に相談してください。

赤ちゃんと一緒の食卓を楽しみましょう


今日からは赤ちゃんも家族の食卓の一員です。
家族のメニューの中から、食べられそうなものを少しずつわけてあげましょう。

いつまでも口の中でカミカミしていたり、のみこめずにべーっと出してしまったり。
どんな食べ物なら上手にもぐもぐしてごっくんできるか、赤ちゃんも練習しながら少しずつ上手になっていきます。

ママやパパ、お兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に、同じ食卓でごはんを食べるのは、赤ちゃんにとって、とても楽しいことだと思います。
家族の食事からちょっととりわけてあげるだけなら、ママの離乳食作りの負担もだいぶ楽になります。
赤ちゃんだけの離乳食の時間に1人でベビーイスに座らせて、ひとりで特別メニューを食べさせるのではなく、家族みんなで一緒の食事の時間を楽しくすごしましょう。

気に入ったらシェア

 

この記事を書いた専門家

スポンサーリンク

スポンサーリンク

【本当におすすめしたい葉酸サプリベスト3】効果・値段で徹底比較!

葉酸の含有量や一緒にとれる栄養成分など、あらゆる角度から調べ、本当におすすめしたい葉酸サプリメント3つを選びました!

【妊娠線予防クリームおすすめ15選】効果トップ3はどれ?選び方のポイントは?

妊娠線予防の基本は、「保湿クリームやオイルでのマッサージ」。 たくさんのボディクリームやマッサージオイルが売られていますが、一番妊娠線予防によい商品は? 効果で選んだベスト3をご紹介します。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

赤ちゃんの部屋をフォロー