授乳タイプはどっち?「差し乳」と「溜まり乳」の量や割合、特徴をひとまとめ!

授乳タイプはママのおっぱいの出方によって異なり、差し乳タイプ溜まり乳タイプがあります。
差し乳タイプと溜まり乳タイプの特徴や母乳の量、おっぱいが出にくいときの対策などをご紹介します。

母乳の仕組み


出産するとママの身体では「プロラクチン」というホルモンが分泌され、血液から母乳が作られます。

作られた母乳は腺房から乳腺を通り、乳頭から出てきます。
オキシトシン」というホルモンが乳腺から乳頭へ、母乳を送る役割をしています。

厚生労働省によりますと、平成27年の調査結果では「母乳栄養」の授乳割合が、10年前より増加しています
また、授乳で困った内容として「母乳が足りているかどうかわからない」と回答したひとが40.7%いるとのことです。

差し乳と溜まり乳って何が違うの?

差し乳、溜まり乳とは、ママのおっぱいがどのように出るのか、という授乳タイプをあらわします。
どちらが多いか割合ははっきりしていないようです。

差し乳タイプの特徴

差し乳タイプの特徴は次になります。

  • 授乳の間隔があいても張らない
  • 赤ちゃんに吸われたときに張る感じがする
  • 搾乳器であまり搾れない

差し乳タイプは、ママのおっぱいがあまり張らないので、普段のおっぱいのようにやわらかく感じることが多いようです。

溜まり乳タイプの特徴

溜まり乳タイプの特徴は次になります。

  • 常に乳房内に母乳がたまっている
  • 授乳の間隔があくとパンパンに張ってしまう
  • たくさん搾乳できる

溜まり乳タイプはおっぱいが常に張って母乳が溜まっているので、搾乳しやすいのが特徴です。

差し乳のメリット・デメリット

差し乳のメリットとデメリットをみていきましょう。

差し乳のメリット

差し乳タイプのメリットはおっぱいが張ることがあまりなく、母乳が詰まりにくいことです。
「乳腺炎」や「しこりができる」といった、おっぱいのトラブルになりにくい傾向にあります。

おっぱいが溜まらないので、乳房から母乳があふれる心配がほとんどありません

差し乳のデメリット

差し乳タイプは、赤ちゃんがおっぱいを吸うことによりママのオキシトシンの分泌が増え、母乳が押し出されます。
そのため、母乳が出てくるまでに時間がかかることがあります

母乳が出にくいときは、最初に乳首を指で開くように刺激するとよいでしょう。
片方のおっぱいを赤ちゃんに吸ったら、母乳が出てくるまでにもう片方のおっぱいを吸わせて、左右のおっぱいを往復する方法もあります。

また、差し乳タイプのママは、母乳がたまりにくいので搾乳することが難しいようです。

差し乳タイプのママはおっぱいが張ることがあまりなく、赤ちゃんに母乳の量が足りているかわかりにくいようです。
母乳不足を心配するママもいることでしょう。

そんな時は、授乳の回数や赤ちゃんの体重、おしっこの量を確認しましょう

新生児の授乳のめやすは、1日に8~10回と一般的にいわれています。
1回の授乳は10~20分、次の授乳までの間隔は1~3時間おきがよいようです。

赤ちゃんの体重を量って、授乳量を確認する方法もあります。
自宅でおこなうは先にママの体重を計り、そのあとに赤ちゃんを抱いた状態で体重計に乗り、その差で授乳量を計ります

赤ちゃんの成長には個人差がありますので、生後1ヶ月で体重が増えていなくても、おしっこが出ていれば心配いりません。


溜まり乳のメリット・デメリット

溜まり乳のメリット・デメリットをみていきましょう。

溜まり乳のメリット

溜まり乳タイプのメリットは、常におっぱいが溜まっていることが多く、搾乳しやすいことです。

母乳がたくさん出るため、1回の授乳で赤ちゃんがたくさん母乳を飲むことができ、授乳回数が少なくい傾向があります。

突然赤ちゃんが欲しがったときに、すぐにおっぱいを与えられます。

溜まり乳のデメリット

溜まり乳タイプはいつも母乳が溜まっているため、母乳パットが欠かせないママもいます。

母乳が溜まってしまうと洋服の上にじんわりと染み出ることがあるようです。
とくに溜まりやすいママは、洋服がびっしょりになってしまうことも。
母乳パッドを使うと母乳の漏れを防ぐとよいでしょう。

差し乳タイプのおっぱいに比べて、乳腺炎になる確率が高くなります。

また、いつも母乳が溜まっているので、時間が経過すると味や鮮度が落ちることもあります。

左右の授乳タイプが違う場合

両方とも同じ授乳タイプのママもいれば、左右のおっぱいで授乳タイプが違うママもいます。

左のおっぱいの方がよく出る利きおっぱいの場合は、右のおっぱいからあげてみるといいようです。
始めに吸われた方のおっぱいの方が刺激が強いので、そちらを飲ませたあとに利きおっぱいじゃない方をあげることで、少しずつその差がなくなっていきます。

おっぱいがトラブルを起こしている場合は、利きおっぱいは関係なく、そちらを先に飲ませてあげてください。

授乳中に妊娠したら

授乳期間中に妊娠して、子育てと妊娠を同時進行するママもいます。
授乳を続ける場合は、お腹に痛みを感じないか、体重が増え方に注意してください

オキシトシンは産後の子宮を収縮させる働きがあるため、早産を引き起こす可能性があります
妊娠中に授乳することは基本的に問題ありませんが、妊婦検診を毎回受けてママと胎児の状態を確認することが大切です。

搾乳のやり方ふたつと保存方法

おっぱいを赤ちゃんにあげていると、さまざまな場面で搾乳が必要になることがあります。
赤ちゃんが入院したときやおっぱいがたくさん出すぎてしまったとき、誰かに赤ちゃんを預けたいときなどです。

搾乳しておくことで、母乳をストックしておけます
搾乳の方法をみていきましょう。

1.おっぱいを手で押して搾乳する

おっぱいを押して搾乳する方法です。
ママが自分でやることで、力を加減できます。

まず、蒸しタオルなどでおっぱいを温めてゆっくりマッサージします。
血流がよくなり、母乳が出やすくなります。

片方のおっぱいを揉むように掴み、乳輪の外側から乳首の方へとゆっくり押していきます
このとき、ひとつの方向からだけではなく、さまざまな方向から絞るようにします。
15~20分ほどおこないます。

左右を交互に絞ると搾乳しやすいようです。
母乳の出が悪いときは、乳首をねじるようにつまんだり、もみほぐしたりしましょう。

2.搾乳機を使って絞る

搾乳機で搾乳するときは、まず搾乳口を乳首にフィットさせます。
前後に動かせるか確認をして、吸引圧をかけます。
左右を往復して搾乳し、おっぱいの張りがなくなったと感じたら終了です。

搾乳機を使うと手軽に搾乳できます。
しかし搾乳中に乳頭が引っ張られて、痛みを感じることもあるようです。
力を加減して乳頭を傷つけないようにしましょう。

搾乳したお乳の保存期間・解凍の仕方

ピジョン株式会社は母乳フリーザーパックを使用した場合、搾乳した母乳の保存期間を冷凍(約マイナス18度)で6ヶ月まで可能、3ヶ月までに使い切ることをおすすめする、としています。

また、同社の母乳保存用哺乳びんキャップ 授乳期では、冷蔵(4℃以下)で24時間の保存ができます。

保存するときに日付を書いておき、使うときにはチェックするようにしましょう。

冷凍した母乳は、流水解凍または40度程度のぬるま湯で湯せんして解凍します。
解凍した母乳は容器をお湯に入れ、37度程度にします。冷蔵保存した母乳も同じように、37度程度に温めます。

搾乳がなかなか出来ない時の対処方


普段はたくさん母乳が出ているのに、搾乳では出にくいことがあるようです。
それはオキシトシンが原因の場合があります。

赤ちゃんがおっぱいを吸うと、オキシトシンが分泌され母乳が出ますが、搾乳の場合にはその働きがうまくいかないケースがみられます。

そんな時は、乳頭に刺激をあたえてみましょう。

赤ちゃんが母乳を飲む時は、あごと舌を使いっておっぱいを刺激しています。
搾乳機では、単調な吸引動作なので、おっぱいが反応しづらいことがあるようです。

差し乳のおっぱいのママは、搾乳が難しいこともあります。
朝目覚めたときが、比較的おっぱいが張りやすいので、朝に搾乳したり、量が少なくても少しずつ母乳を保存して1回分にまとめる方法もあります。

おっぱいと乳腺炎

母乳が乳腺に溜まると炎症を起こして乳腺炎になります。
乳腺炎になるとおっぱいに腫れや痛みがあらわれ、しこりや高熱が出る場合もあります。

乳腺炎の原因と対策をみていきましょう。

乳腺炎の原因

授乳をしているママのうち、およそ20~30%の割合で乳腺炎の症状がみられます
差し乳タイプよりも溜まり乳タイプのほうがなりやすい傾向にあります。

乳腺炎の原因は、以下があげられます。

  • 授乳時にいつも同じ抱っこの仕方をしている、しめつけの強いブラジャーなどによる胸部圧迫
  • 片方だけのおっぱいばかりあげている
  • 飲み切れず、母乳が乳腺に残っている

また、ママにストレスや疲れがたまったり、偏った食生活でコレステロールや脂質、糖質を摂りすぎている場合も乳腺炎になりやすいといわれますが、はっきりしたことはわかっていません。

乳腺炎の症状とは

乳腺炎の症状は、以下があります。

  • 母乳が溜まると通常よりおっぱいが熱をおびる
  • おっぱいがパンパンに張って硬くなる
  • おっぱいを押すと痛む感覚がある
  • 身体の関節が痛む、熱が出る、寒気がするなど風邪に似た症状
  • 母乳が黄味がかった色になる

乳腺炎の対処法

乳腺炎になってしまったら、まずは助産院や産婦人科に相談しましょう。
ほかにも対処法をみていきましょう。

おっぱいを圧迫しない

いつも同じ抱っこで授乳している場合は、違う抱き方を取り入れましょう。

横抱きが多ければ、縦抱きをやフットボール抱きで授乳します。
乳腺は放射状になっていますので、胸部圧迫が解消されて母乳の出がよくなり、乳腺炎が軽くなることが期待できます。

サイズが小さめのブラジャーや洋服を避け、胸部を締め付けないようにしましょう。
授乳用ブラジャーやトップスも活用するとよいでしょう。

左右両方のおっぱいで授乳

片方だけのおっぱいばかりの場合は、左右のおっぱいを往復して授乳してください。
どちらかが出にくい場合は、出やすいおっぱいから子どもにあげるとよいでしょう。

バランスの良い食事

乳腺炎になってしまったら、和食やローカロリーの食事にしましょう。
因果関係ははっきりしていませんが、塩分や脂質の摂りすぎは気をつけたほうがよいようです。
また、母乳育児のママは脱水症状になりやすいので、意識して水分を摂りましょう。

まとめ


差し乳タイプと溜まり乳タイプのおっぱいの特徴をご紹介しました。
もしも、授乳量が心配だったとしても、あまり悩みすぎず、ミルクを上手に活用しましょう。

 

 

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