ロタウィルス予防接種の効果と副作用(副反応)は?大人も必要?接種期限は意外と短い

乳幼児は免疫をつけるためさまざまな予防接種を受けることになっています。
その中で任意の予防接種は受けさせるべきなのか、受けなくてもいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。

今回は任意であるロタウィルスの予防接種について詳しく調べてみました。
メリットやデメリットを知って、接種するか否か判断するようにしましょう。

ロタウィルスってどんな病気?


ロタウィルスというのは、感染すると「ロタウィルス胃腸炎」という感染症を起こす細菌です。

ロタウィルスには冬場に感染しやすく、感染するとノロウィルスのように激しい嘔吐や下痢症状が起こり、発熱をともなう症状が見られます。

下痢症状が起きた際、便の色が白っぽくなるという特徴があります。

これらの症状が原因で、さらに脱水症状に陥ってしまうケースもあります。

また、ロタウィルスには多種多様の型が存在するために、一度感染したからといって二度目は感染しにくいと安心できるものではありません。
他の型のウィルスに感染すれば、その後も胃腸炎を繰り返してしまう可能性があるのです。

乳児や幼児は重症化しやすい

あまり聞きなれないロタウィルスですが、とてもありふれたウィルスで、感染しやすい病気です。

まだ、免疫力が高くない乳幼児は、5歳までに少なくとも1度は感染するといわれています

乳幼児は重症化しやすく、ウィルスで感染した乳幼児の1割は重症になっているというのが現状です。

重症化するのはなぜでしょうか。
小さい体で激しい嘔吐や下痢を繰り返せば、簡単に脱水症状に陥ってしまいます。

嘔吐の症状がでているときに、母乳やミルクを飲むとさらに嘔吐をしてしまい、水分補給が困難になるため、点滴や入院をするケースが多く見られます。

さらには合併症をともなうケースもあり、そのひとつの例として、けいれん、肝機能異常、急性腎不全、脳症などがあげられます。

感染力が高く重症化しやすい一方で、ほとんどの場合は命に関わるような重篤な病気でないのも事実です

治療法がないので予防が肝心!

ロタウィルスによって引き起こされる胃腸炎には、効果的な治療法がありません
便や嘔吐を通して細菌を体外に出しきるしか方法はなく、ひとりひとりの自然治癒力で治すしかないのです。

治療方法がない病気に関しては、予防が大切であるといえます。
ロタウィルスは、アルコール消毒や石鹸などでは殺菌効果がありません。
ただ、しっかりとウィルスを洗い流すという意味で、手洗いを徹底することが大切です。

また、ロタウィルスに対しては予防接種を受けるというのもひとつの予防法になります。
それでは、その予防接種について紹介していきます。

ロタウィルスの予防接種のいろは


ロタウィルスの予防接種は日本では任意の予防接種として設けられていますが、WHO(世界保健機構)では接種が推奨されています。

ロタウイルスは、世界中で、最も多く子どもに重篤な下痢症を起こす原因疾患です。
ロタ・ウイルス ワクチンは、2015年末までに81ヶ国で導入され、世界での接種率は推定で23%となっています。

予防接種の効果は?

予防接種をすれば絶対感染しないのかというと、そうではありません。
一般的な予防接種と同じように、体内に抗体を作ることでウィルスへの免疫をつける効果があります。

つまり、予防接種を受けた人は、受けていない人に比べると、感染する確率が低くなります。
また、もしも感染した場合でも、重症化しにくいというメリットもあります。

定められた通りに接種した場合には、3年間は効果が持続するので、重症化しやすい時期を予防接種によって乗り越えることができます。

予防接種ワクチンにはロタリックスという1価ワクチンと、ロタテックの5価ワクチンの2種類があります。

5価ワクチンの方が多種にわたるロタウィルスのうち、主流な5種類のウィルスに対して免疫を作ることができるので、予防効果としては5価の方がより多くのウィルスに対応しているという点で優秀といえるでしょう。

予防接種の時期やタイミング

生後6週から接種できますが、新生児はロタウィルス以外に受けなければならないワクチンがあるので、その他のワクチンとの同時接種を考えると、生後2ヶ月からが最適です。

ロタリックス(1価ワクチン×2回接種)の場合

4週間隔で2回接種することになっています。

初回接種を生後3ヶ月半頃までにおこない、生後24週までに2回目のワクチンを接種しなければなりません。
生後24週を過ぎると接種できません。

ロタテック(5価ワクチン×3回接種)の場合

4週間隔で3回接種することになっています。

こちらも初回接種は生後3ヶ月半頃までにおこないます。
間隔を開けて2回目、3回目の接種をおこない、生後32週までに3回目の接種を完了しなければいけません。
生後32週を過ぎると接種できません。

予防接種にかかる費用

任意の予防接種は、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

1回ずつの接種費用はワクチンの種類によって多少金額は異なります。

地域やお医者さんによっても多少の誤差はありますが、接種回数に関わらず、合計すると30,000円程度が相場となっています。

ワクチンの種類 1回当りの費用 必要接種回数 合計費用
ロタリックス 12,000~15,000円 2回 24,000~30,000円
ロタテック 8,000~10,000円 3回 24,000~30,000円

防接種には健康保険が適用されないため、自己負担で費用を支払う必要があります。

しかし、各地域によっては、ロタウィルスワクチンやその他の任意接種に対して、助成金制度を設けている自治体もあります。
少しでも経済的負担を減らせるよう、お住まいの自治体のホームページや配布物で確認してみましょう。

意外と知らない注意点

予防接種と聞くと注射をイメージしがちですが、ロタウィルスワクチンは経口ワクチンなので、口からワクチンの入ったシロップを飲むタイプの予防接種です。

ワクチンを飲むときは、授乳やミルクを予防接種の30分前には済ませておかなければなりません。
経口ワクチンの接種直前に授乳してしまうと、せっかく接種したワクチンを吐き戻してしまう可能性があるためです。

予防接種に関して知っておきたいこと


ここからは、予防接種を受けるにあたって、世のママたちが心配していることについて触れていきます。
予防接種を受けるか、受けないかの判断材料として知っておくといいでしょう。

副作用が心配

このロタウィルスのワクチンは、WHOが世界中の子どもに向けて推奨しているワクチンなので、ある一定以上の安全性は保たれているワクチンです。

とはいえ、稀に副作用が起こるケースも報告されています。

その症状の一例としては、ぐずり・下痢・咳・鼻水・嘔吐・食欲不振・発熱などで、そのほとんどが3日内に症状が消えていきます。

なかでも、とくによく見られる症状として下痢があります。
また、食欲不振などが原因で、便秘になってしまったという例も見受けれられます。
いずれにしても上記のものは軽度なものなのであまり心配はいりません。

しかし、重篤な副作用として腸重積(ちょうじゅうせき)が起こる場合があります。

これは、腸が腸の中に入り込んで重なってしまう病気です。
腸重積は、早期に適切な治療を受ければ完治することができる病気ですが、進行も早く短期間に重症化してしまう可能性があります。
接種後1ヶ月はこの病気になるリスクが高くなるため、接種後は子どもの様子をよく見ておきましょう。

ロタウィルスワクチンを製造しているグラミソ・スミスライン株式会社によると、日本国内でのロタウィルスワクチンに起因した腸重積症の発症率はロタリックスで10万回のうちの3.2回程度でした。
ロタテックを製造しているMSD株式会社によると10万回に4回程度です。
参考までに、腸重積の自然発症頻度は10万人に68人程度いるそうです。

これを多いと感じるか安全と感じるかはお母さん次第ですので、メリットとデメリットを考えてみて下さいね。

任意の予防接種は必要?

任意の予防接種を受けるか受けないか賛否両論ありますが、判断の決め手になった先輩ママたちの意見をまとめてみました。

反対意見(任意の予防接種を受けなかった)

  • 副作用が怖い
  • 免疫は自然につけさせたい
  • 流行る時期じゃないので別の予防接種を優先した
  • ロタは必ず全員かかるもので、危険な後遺症残るものじゃないから
  • 費用が高いから
  • スケジュール的に困難だったため

任意の予防接種を受けなかった先輩ママたちの意見は、安全性への疑問や費用、予防接種スケジュールなどさまざまな事情がありました。

賛成意見(任意の予防接種を受けた)

  • 予防接種を受けずに重症化したときに後悔しそうだから
  • 予防接種を受けずにロタウィルスに感染した子どもを目の当たりにして母子共にとても悲惨だったから
  • 保育園など菌を貰いやすい場所に預けるため
  • 腸重積症は、ワクチンを接種しなくてもなる子はなるから

予防接種を受けた先輩ママは、重症化を防ぎたい、感染する可能性が高いことから、予防接種を受けているようです。

どちらの意見も共感できる点が多いですが、子どもの状況に適した判断ができるよう、参考にしてみてください。

大人も予防接種をするべき?

大人の場合は、何度か感染した経験から免疫ができあがっているので、症状が軽く感染したことにすら気がつかないケースがあるほどです。

予防接種は、感染予防よりも、感染後の重症化を予防するというのが主な目的のため、予防接種を受けていてもロタウィルスに感染する可能性はあります。

大人に気をつけてもらいたい点は、知らず知らずのうちに大人を経由して子どもや家族に感染してしまうことです。

ロタウイルスから身を守るには、繰り返しになりますが、消毒などの殺菌方法ではロタウィルスは防げないので手洗いを念入りに徹底するように心がけましょう

おわりに


任意の予防接種は受けるも受けないも、親の自由です。
どちらを選ぶにしてもリスクを知ったうえで、子どもにとって最善の選択ができるようにしましょう。

【本当におすすめしたい葉酸サプリベスト3】効果・値段で徹底比較!

葉酸の含有量や一緒にとれる栄養成分など、あらゆる角度から調べ、本当におすすめしたい葉酸サプリメント3つを選びました!

【妊娠線予防クリームおすすめ15選】効果トップ3はどれ?選び方のポイントは?

妊娠線予防の基本は、「保湿クリームやオイルでのマッサージ」。 たくさんのボディクリームやマッサージオイルが売られていますが、一番妊娠線予防によい商品は? 効果で選んだベスト3をご紹介します。

気に入ったらシェア

スポンサーリンク

スポンサーリンク