産後の骨盤矯正はいつからいつまで?【整体・ベルト・ガードル別】

妊娠中からの「リラキシン」という女性ホルモンの影響や出産により、産後の女性の骨盤はもっともゆるんだ状態になりがちです。

また、骨盤周囲の筋肉にも負担がかかっていたため、とても疲れた状態になっており、産後は骨盤がゆがみやすい状態でもあります。

骨盤がゆがんだ状態が続くと、腰痛や恥骨痛などのさまざまな身体の症状を引きおこす可能性があります。

自覚症状がない方も、出産を終えた身体は妊娠前とは全く違っていると捉え、骨盤が妊娠前の状態に戻るまでしっかりとケアすることが大切です。

産後ぽっこりお腹の原因は?産後の骨盤はどうなっているのでしょう?

産後のママに多い悩みに、「産後のぽっこりお腹がなかなか治らない」があります。

この産後の下腹のふくらみは、大きくなった子宮が原因だと思っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、原因は子宮だけではありません。

約10ヶ月間かけて少しずつ大きくなっていった子宮は、出産後、急激に元の位置に戻っていきます。

出産後約1週間では、子宮底(子宮の一番上の淵)はだいたい恥骨と同じ高さにまで収縮しているといわれています。

それなのに、お腹のふくらみが何ヶ月も治らない…。
そんなときは、「骨盤のゆがみ」が発生している可能性があるのです。

骨盤がゆがんでいると、内臓の位置も元の位置に戻りにく、産後いつまでたっても下腹がぽっこりとふくらんだ状態が改善しない状態が続きます。

さらに、骨盤内の血行が悪く冷えており、脂肪がつきやすい状態になっているようです。

このままでは、下半身太りにつながりかねません。

とくに冷え性の方は、身体を冷やさないように配慮が必要です。

自分の体型が気になる方は、無理にダイエットをする前に、まずは骨盤矯正をやってみることをオススメします。

骨盤矯正は、いつからいつまですると効果があるの?

正常分娩の場合は産後1ヶ月頃から、帝王切開の場合は、産後2ヶ月頃からが目安です。

出産直後から産後1ヶ月頃までは、子宮も急激に収縮し、子宮に押されていた内臓も元の位置に戻っていこうとする変化が著しい時期といわれています。

出産直後から、ガードルや骨盤ベルトを使用したりして「骨盤を締めること」に意識しすぎると、悪露(産後約1ヶ月間子宮から排出される血液など)の正常な排出を妨げるなど母体の回復を遅らせてしまう可能性があります。

ただし、悪露が1ヶ月以上続いている場合は、悪露の終わりが見られるまでは、身体の休養を優先するとよいでしょう。

昔から「産後の肥立ち」(妊娠前の状態まで回復させること)、「産後に針仕事・水仕事はするな」「床上げ3週間」という言葉があるように、産後1ヶ月は身体を休めることを優先させることが大切だといわれてきました。

これは、産後1ヶ月の間に、無理をすると、尿漏れ、腰痛、痔、股関節痛、産後うつ、性器下垂、更年期・老年期への影響といったトラブルが起きやすいためであるようです。

産後1ヶ月は、赤ちゃんのお世話、食事、シャワーなどの最低限の生活動作以外は、身体を動かさずにゆったりと過ごすようにしましょう。

また、産後6ヶ月頃までが骨盤矯正を行う目安になります。

産後6ヶ月を過ぎると、骨盤周辺の靭帯や関節も固くなっていくので、それ以降に骨盤矯正を行っても、期待する効果を得るには。より一層時間がかかるようになります。

つまり、産後約1ヶ月は身体全体の安静を優先し、それ以降から骨盤が閉じていく産後6ヶ月頃までが、骨盤矯正の効果がもっとも得られやすい期間ということになります。

帝王切開の骨盤矯正は必要?


帝王切開では、赤ちゃんが骨盤内を通っていないため、骨盤矯正は必要ないと思っていませんか?

帝王切開の場合でも、骨盤は、妊娠中約10ヶ月ものあいだ骨盤をゆるませるホルモン「リラキシン」のの影響を受けており、骨盤の緩くなった状態は同じであるようです。

よって、骨盤矯正は必要ないわけではありません。

ただし、産後の回復状況によって、骨盤矯正を始める時期は、普通分娩のママより遅めになります。

傷口の痛みから身体に力が入り筋肉がこわばった状態が続いていると考えられます。

この状態で、無理に骨盤ベルトやガードルを使用して締めることに意識を向けすぎなくてもよいといえるでしょう。

また、身体の痛みから無理な姿勢をとってしまうこともあります。

まずは、身体をよくリラックスさせて安静を優先し、傷口や全身状態の回復を待ち、少しずつ骨盤矯正を取り入れていくことをおすすめします。

また、回復の経過は個人差が大きいので、自己判断せずに医師や助産師からの助言を受けて、体調をみながらおこなうようにしましょう。

簡単にできる!骨盤矯正のための方法4選

骨盤矯正というとなんだか難しそうに感じるかもしれませんが、自分でできることもたくさんあります。

無理のない程度に、自分なりの対処法を見つけて日常生活に取り入れてみましょう。

1.骨盤ベルトで骨盤を安定させよう!オススメの骨盤ベルト5選

骨盤ベルトは、不安定になった骨盤を支え、筋肉の負担を軽減するという役割をします。
必ずしも使う必要はありません。

産後身体を休めておきたいけど家事に育児に忙しく動かざるを得ない、腰痛や恥骨痛や膝痛など身体のいたるところが痛い、などという場合に、重宝します。

しかしながら、骨盤ベルトに頼り切ってしまうと、骨盤を支える筋力がなかなか回復しないということも。
身体の状態を見ながら使うとよいでしょう。

女性の骨盤に特化しよく研究されてつくられており、産院によっては骨盤ベルトを推奨しているところもありますが、筋力の回復を考えて、骨盤ベルトを推奨しない産院もあります。

骨盤ベルトはメーカーや商品によってサイズの規格があります。
自分の骨盤周りのサイズを計測しておくと、サイズ選びに役立ちます。

青葉 産前産後 トコちゃんベルトⅡ

とくに、頻尿や尿漏れ・O脚・腰痛・尾骨痛・産後の大尻・子宮脱・切迫早産の方におすすめされています。

犬印 なが~く使えるマタニティベルト

サイズ調整が簡単にできるという「クロス構造」と座ったときも足の付け根に食い込みにくいという「カーブ設」が特徴です。

オオサキメディカル ダッコ 産後用骨盤ベルト キュッとベルト

ワンタッチテープで着脱が簡単なつくりになっているところが特徴です。

コナミスポーツライフ産前産後骨盤ベルト fоrマタニティ&ママ パワフルギアF

はがれを防ぐ面ファスナーとズレ防止加工が特徴で運動好きママさんやどうしても動くことが多くなる子育て中ママに人気です。

ワコール 産前&産後 骨盤ベルト МGY-620

ワコールの人間科学研究所と日本助産師会による共同開発の骨盤ベルトです。


2.産後ガードルで骨盤プラスお腹回りのサポートも!おすすめの産後ガードル4選

骨盤ベルトと違い下着感覚で着用できるのでアウターに響きにくかったり、骨盤から腹部にかけての密着性が高いことがメリットです。

骨盤を矯正するような強い力は働きませんが、適度な締め付けによって歪みがちな産後の下半身を安定させてくれます。
また、体を温める機能を持った商品もあり、基礎代謝を高め余分な脂肪が落ちやすいようにサポートします。

妊娠の体重増加が8kg未満の場合は妊娠前のサイズ、8㎏以上の場合は妊娠前より少し大きめのサイズで選ぶのが目安です。

アイマーク トピナガードル

「締め付けすぎない」「身体を痩せやすい温度に温める」「肌にやさしい素材」この3つの特徴で、30年のロングセラーです。
ママ達の口コミ評価も高い商品です。

≫トピナガードルの公式サイトはこちら

犬印本舗 産後ママのオールインワンガードル

ウエスト・おなか・骨盤の3枚のベルトがついた構造になっており、これ1枚で腰回り全体をサポートしてくれます。

ワコール シェイプマミーガードル (4種類)

MGR378(面ファスナーで締め具合を自由に調整できるハードタイプ)


MGR331(骨盤部分の3段階構造パワーリボンで骨盤をしっかりサポート)

MGR320(ウエストとおなかのシェイプに効くハードタイプ)

MGR527(機能性に加えデザイン性の高い限定商品)

ローズマダム産後シェイプガードル

レースが付いていたりアウターに響きにくい薄手に作られていたりして、オシャレに気を配るママ達から話題の1枚です。

3.自宅で10分!自分でできる骨盤体操

妊娠中から分泌が増えるリラキシンという女性ホルモンの影響で、骨盤内の靭帯や関節もゆるんだ状態になっています。

ゆるんだ骨盤を元の位置に戻すためには、骨盤体操が効果的です。

整体などに比べ費用がかからず、自分の好きな時間に行えることがメリットです。

簡単に覚えられるエクササイズを紹介します。

「腰まわし」で骨盤のゆがみを正そう!

  1. 両足のつま先をまっすぐにして、肩幅に開いて立つ。
  2. 両手は腰に当て、重心を真ん中に置く(頭が大きくぶれないよう意識して)
  3. 腰をゆっくりとまわします。

(左まわり、右まわりと疲れない程度の回数行います)

「腰押し」で骨盤の広がりを抑えよう!

  1. 両足のつま先をまっすぐにして、肩幅に開いて立つ。
  2. 両手を腰の横(腸骨の出っ張り部分)に当てる。
  3. そのまま、右にぎゅーっと押す。
  4. そのまま、左にぎゅーっと押す。

(左右交互に疲れない程度の回数行います)

骨盤底筋を鍛えよう(尿漏れ予防に効く)!

  1. 背筋を伸ばして、椅子に座る。
  2. 膣と尿道を意識して、キュッとしめて5秒キープする。
  3. 10秒休む。

(疲れない程度に数回繰り返します)

 

骨盤体操は必ず、自分の身体の調子をみながら行ってください。

過度に負荷がかかると産後の身体にとって負担になります。

また、骨盤に痛みがでてきたり、違和感がある場合は、整形外科を受診しましょう。

4.整体・整骨院で専門家の施術を受けよう

自分では、骨盤にゆるみやゆがみが起きていても、なかなか自覚できない場合もあるようです。

また、「自分なりの方法を試してはいるけれど改善しているかわからない」と不安になることもでてくるでしょう。

プロの施術を受けることで、「自分の身体の状態を知る」ことをはじめ、自分に合った改善方法などのアドバイスも個別で受けることができるのでオススメです。

整体・整骨院に行く際は、事前に予約し、産後何ヶ月かということや症状の有無などを伝えるようにしましょう。

開始時期は、産後1ヶ月頃が目安ですが、事前に確認をとることをオススメします。   

監修:マタニティ整体と産後の整体専門家 佐藤雅子先生

「助産院るのん」院長。 助産師・看護師・ママズケア認定ベビーマッサージ講師・アラウンドバースセラピスト・受胎調節実施指導員

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