子どもへの働きかけで気を付けたいこと

子どもへの働きかけで気を付けたいこと

これまでのコラムで親子のコミュニケーションにおいて、大人がお子さんに寄り添うことの大切さをお伝えしてきました。また、お子さんから発信された行動や言葉にどう返していくとよいかという視点から、言葉が育つような関わり方についてもご紹介してきました。子どもとのコミュニケーションにおける大人の姿勢子どもとのコミュニケーションに大切な大人の言葉かけこれらは、発達障がいのあるお子さんとのコミュニケーションで役立ってきましたが、障がいの有無に関わらずどのようなお子さんとの間でも役立つものだと考えています。

今回は、さらに、大人からお子さんに働きかける際に、気を付けたいことをお伝えします。

ずばりポイントはこの2つです。

ポイント1

「ダメ!」と言わない(否定語を使わない)

ポイント2

お子さんがわかるように話す、伝える

では、詳しく見ていきましょう。

ポイント①「ダメ!」と言わない(否定語を使わない)

日常生活でつい言ってしまいがちなのが、「ダメ!」という言葉。言わないように心がけているつもりでも、とっさに出やすい一言です(反省...)。大人からすると、" 今しているその行動が望ましくないことだよ" 、" 危ないことだからすぐに止めようね" という意図であることが大半でしょうか。

しかし、「ダメ!」と言われたお子さんはどのように感じているでしょうか?

お子さんの年齢によって違うと思いますが、" 大きな声でびっくりした" 、" 怖かった" 、" 怒られたけど何がダメなのかわからない" 、" 私の存在がダメ?" 、" いつもダメばっかり..." 等々。

「ダメ」という言葉は、自分の存在を全否定されたような気持ちにさせてしまいます。ですから、できるだけ使いたくないものです。では、どうしたらよいでしょう?

答えは意外と簡単で、して欲しいことを伝える、です。ただ、いきなりそれを実践しようとすると難しいかもしれません。まずは「ダメ」という言葉を使わないようにしてみましょう。そして「〇〇しないで」という言い方をします(このような否定語も、何かしようと試みているお子さんの気持ちを尊重していないことになりますが...次への段階として許容してもよいと思っています)。また、" ダメ" と思う状況や理由をいうということもよいでしょう。うまくできるようになったら、「△△して欲しいな」という言い方に置き換えます。

例:食べ物を投げようとしている時...「ダメ!」ではなく、「投げないで」と言う。または「もったいないよ」「食べ物は投げないよ」と言う。年齢によっては、「食べたくないなら『いや』と言ってね/お皿に残してね」と言う。

※ここで注意していただきたいのは、「ダメ」と言ってもらうことで構ってもらえて嬉しくてやっている場合には、どんな声かけでもお子さんにとっては" 私のことを見てもらえた~!" になるので、声をかけないほうがよいことがあります。(前回のコラム【子どもの行動を理解するための考え方】参照)

意識していても思わず言ってしまうこともあるのも事実です。そのような場合には、すぐに言葉を付け加えて、否定的な感情をフォローできるとよいと思います。

ポイント②お子さんがわかるように話す、伝える

発達障がいがある場合、目で見て記憶することや理解することのほうが、聞く場合よりも得意なお子さんが多くいます。そのようなお子さんに何か指示する際には短い文で話しましょう、視覚的な手がかりを併用して伝えましょう、ということをアドバイスします。何かして欲しい場合には、そ の子にとってわかる伝え方をする(基本的にはシンプルに!)ということが大事なのです。ポイントは3つ。

  • 単語のみで/二語文で話す
  • 指さし/身振りをしながら話す
  • 写真や絵を見 せながら話す

 ※複数のことを伝える場合は、「ご飯をたべてから、お風呂に 入って、絵本を読むんだよ」といった文章で話さず、「1ご飯を食べる、2お風呂に入る、3絵本を読む」のように、数字を使って内容がいくつあるのか、また順番がわかるように伝えながら話すようにします。文字や数字が読めるお子さんなら、上記のことを数字・文字で書いて見せながら話すとさらに効果的です。

いかがでしたか?親子のやりとりは、時として" ママ・パパはダメダメ言ってばかり、子どもはなかなか行動してくれない" というような悪循環に陥りやすいもの。大人の働きかけを少し気を付けて、お子さんがわかって行動をするようになると、大人も嬉しいですし、お子さんにとっても自信になりますよね。ぜひ意識していただきたいです。

斑目雅美先生

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