子どもの多動(傾向)への関わり方

子どもの多動(傾向)への関わり方

多動の傾向

赤ちゃんがハイハイをし、つかまり立ちや伝い歩きをし、そして一人で歩くようになり、と、その世界はどんどん広がっていきます。その成長は親としてはとても喜ばしいものです。しかし、“スーパーに連れて行くと、走って行ってしまい買い物ができない”、“道路で車道へ向かって走って行ってしまう”といったお子さんの行動に困るというママ・パパもいるでしょう。今回は、動き回っていることが多い=多動のお子さんへの関わり方についてお伝えします。

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多動とは?

多動とはどの程度のことを指すのでしょうか?発達障がいの一つである注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断基準では、“不適応を起こすほどの状態の多動性もしくは衝動性が6ヶ月以上続く”とあります。診断がつくのは4歳以降ということもあり、多動性の診断基準の項目には、着席中にそわそわ動く、離席する、不適切な状況で走り回ったりよじ登る、しゃべりすぎる等があります。

しかし、筆者が相談の場でお会いする保護者の方は、小さい頃からお子さんの多動の傾向に大変さを感じていることが多いです。迷子になることが多い、よく怪我をする、道路に飛び出すため外を歩けない、走り回るため子どもを連れて買い物ができない、ということが続いている場合は、多動の傾向があるかもしれないと気に留めておく必要があるかもしれません。

相談をする際のポイント

子どものことが心配で周囲の人と話をすると、祖父母から「あなたも小さい頃そうだったから大丈夫よ」と言われた、ママ友から「うちの子も同じよ」「男の子だもんね」と言われたという話をよく聞きます。逆に、ママも活発かつ行動的でお子さんの動きについていくことが大変だと感じていない場合に、他の人から「元気だね、大変そうだね」と言われて初めて気が付くということもあります。いずれにしても、気になる場合には相談機関を尋ねてみましょう。客観的に見て年齢相応なのかどうかを知る、対応を知る機会になる、といったメリットが少なからず得られると思います。その際、相談機関から確認されると想定される次の点について、様子を見ておくとよいでしょう。

①多動に関する状況について

  • 広い場所で?狭い場所でも?屋外だと特に?屋内でも?
  • 走り回る時間の長さは?
  • 大人が追いかけることでさらに走っていくか?大人の関わりは関係がないか?
  • どのくらいの期間続いているか?変化はあるか?

②他に気になることや困っていることについて

  • 言葉の育ちはどうか?
  • 突発的は行動はあるか?
  • 気が散りやすいか?
  • 対人関係はどうか?

初めは親御さんがお子さんの多動傾向に大変さを感じることが多く、お子さんの年齢が上がるにつれ徐々に落ち着いてくるのですが、本人に困り感が出てくることもあります。その場合にも、相談機関や医療機関に行くタイミングと考えたほうがよいでしょう。

どのように対応するか?

日常生活における対応について大まかにまとめてみました。

①危険を回避する

小さいお子さんの場合、「止まって」という言葉で止まれないことが大半です。よってまずは、危ない時には抱いて体を止める!ということが何より優先すべきことだと覚えておきましょう。手をつないで歩くことが難しいお子さんの場合、賛否両論があるでしょうが、ハーネス付きのリュックサックを使用することも一案です。「子供の命を守るハーネス・迷子紐」についての詳しい記事はこちら

②動ける環境を保障する

止まれないわけですから、安全に思いっきり動ける環境を用意し、お子さんの欲求を満たすことが必要です。また、お子さんが自由に動けない状況にいて我慢が続いた後には、動ける環境を用意することも忘れないようにしたいですね。その際、「〇〇(動けない状況)が終わったら、△△(動ける環境)に行って遊ぼうね」のように見通しを持たせる言葉かけが大事です。

年齢が上がったお子さんの場合、幼稚園や学校等の集団の場でも動かずにはいられないことがあります。担任の先生と相談して、配布係になる、活動に必要な物を取りに行く、といった機会を設けてもらうという方法があります。そうすれば、立って動くことがクラス全体から認められることになります。

③動き回らずに過ごせる環境で活動する機会を設ける

どのような状況だと動き回らずにいられるのかを日常生活の中から探し出し、同じような環境を用意します。例えば、椅子とテーブルがあれば座っていられる、狭い部屋であれば走り回らない、等の様子があれば、椅子とテーブルでおもちゃ遊びをしたり、狭い部屋で遊んだり、エリアを区切って遊んだりすることが考えられます。落ち着いて取り組む経験を重ねることでお子さんにとっても自信になります。

④協力体制を整える

どのようなお子さんであっても、ママ一人が頑張る子育ては辛いものです。まして、多動のお子さんが相手では体力的に辛くなる可能性があります。お子さんとママの協力者となってくれる人を探しておくことも大切です。

最後に、お伝えしたい大事なことは、“動きたいんだよね、動くのを止められないんだよね”と周囲の人が理解すること!だと思います。

斑目雅美先生

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