子どもがパニックを起こさないための方法

子どもがパニックを起こさないための方法

前回は、「子どもがパニックを起こした時の対応」について紹介しました。今回は、お子さんがパニックを起こさないよう事前にできる対応についてご紹介します。発達障がいのあるお子さんへの関わり方としてよく行われていますが、全てのお子さんに通じる部分がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

お子さんがパニックを起こす理由はそれぞれ異なっています。パニックにつながりやすいよくある理由とその対応方法をご説明します。

状況がわからないためにパニックとなる場合は見通しを持てるように先の予定を伝える

お子さんにとって、今起きている状況やこれから起こる状況がわかならい時、驚いたり、怒ったり、泣いたり、混乱したり、とパニックにつながります(大人も焦ったり、プチパニックになりますよね...)。例えば、大人で言うと車に乗っていていつもの交差点で右に曲がるはずが間違って左に曲がった時と同等の状況を子どもの例であげると、自分のリュックを背負って家を出発したものの連れて行かれたのは公園ではなくスーパーだった時、等です。また、家や集団の場(子育て支援センター・幼稚園・保育園等)で初めての活動が始まった時にも起こりやすいことがあります。

そのような場合、これから何が起きるのか=予定、を伝えておきます。効果的なのは、言葉を用いた耳からの伝達手段ではなく、視覚的な情報伝達手段です。聴覚情報は自分自身で記憶に留めておく必要がありますが、視覚情報はそこにあれば思い出しやすいのです。もちろん、お子さんによって個性がありますから、視覚的に伝えるだけでなく、様々な手段を工夫して、お子さんの理解に合わせて伝えることが大切です。では、具体的な例を次に示します。

行き先の伝え方

  • 外出先に持参する小物の種類を変える(例:公園→ママリュックサック/買い物→ママ小さなポーチとエコバック)
  • 以前行った時の写真やパンフレットを見せる
  • 行った先で使うものを見せる(例:病院→診察券)
  • 簡単なイラストや文字で書いて見せる

活動の伝え方

  • これまで経験したことがあるものは、活動をイメージさせるものを見せる/聞かせる(例:公園→シャボン玉。リトミック→毎回使用する曲)
  • 初めての活動では、何をするのか、どういう手順で行うのかを実際に行って見せる(特に、幼稚園・保育園で先生に依頼するとよいでしょう)
  • 簡単なイラストや文字で書いて見せる

パニックが減る(なくなる)までに、時間がかかるかもしれませんが、普段からわかりやすく予定を伝える工夫をしましょう。

不快な刺激によってパニックになる場合は不快な刺激を予め取り除く

不快な刺激が直接的な原因となってパニックとなったり、不快な刺激にさらされていて他の状況が引き金となってパニックとなったりすることがあります。音の大きさや種類、気温、皮膚への接触、臭い等がありますが、“感覚”は人それぞれ異なるため、気付きにくいものです。その視点を持ってお子さんを観察して苦手な刺激を探り、それを取り除いて不快な状態を減らせるようにしましょう。また、睡眠不足や疲れ、空腹といった生理的状況も影響することを覚えておきましょう。

大人の働きかけによってパニックとなる場合は大人の働きかけを変える

大きな声や甲高い声が苦手、急に体を触られることが苦手、等があります。前述した不快な刺激と同じ意味合いのものであったり、以前働きかけられた嫌な事を思い出すものであったり、理由も一つではありません。しかし、お子さんが度々パニックを起こせば、大人の働きかけが原因になっているかもしれないと気付くでしょう。その場合には、ぜひ働きかけ方を変えて様子を見ましょう。

自分の気持ちが伝えられずにパニックとなる場合はコミュニケーション手段を育てる

お子さんは様々な理由からパニックになりますが、大人から見て激しい行動になっているのは、自分の気持ちを言葉でうまく伝えられないため、という側面があります。パニックを起こさないための事前の対応という点では少し時間がかかることですが、長い目で見てお子さんのコミュニケーション手段を育てることも大事です。「〇〇がしたい!」「△△が嫌!」「わかりません」「困っています」「助けて下さい」「どこ行くの?」「何するの?」「次は?」のような気持ちや言葉を、お子さんの代わりにその場で言うことを意識しましょう。

いかがでしたか?『見通しを持てるように予定を伝える』はスムーズに行動するようになるために、どのお子さんにも効果的な方法です。パパにとっても、ママにとっても、予定がわかっていることは安心につながりますから、お子さんと同じですよね。我が家でも実践していますので、その方法については、また改めてご紹介する機会を設けたいと思います。

斑目雅美先生

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